『ハイアット セントリック 金沢』の『RoofTerrace Bar』で最高の一杯を
ホテル最上階の14階に位置する『RoofTerrace Bar』。
カウンターを中央に構え、両側にはオープンテラスも構えます。
金沢駅の西口上空からの眺めは、金沢では初めて。晴れている日は、白山も臨めます。まるで金沢の街に浮かんでいるかのような浮遊感をぜひ楽しんで♪
バー内には、金沢を感じられる提灯をイメージしたランプや、存在感抜群な大きなアート作品も。
コロナ対策として、QRコードをスキャンしてオーダーします。
『RoofTerrace Bar』でいただいたのは、乙女心くすぐる面白いカクテルたち。どちらも泉鏡花の作品からインスピレーションを得ています。
こちらのカクテル「Firefly in the dark」は、焼酎と葡萄を使用しており、味わいは比較的さっぱりめ。
泉鏡花の「髪長き蛍もあらぬ夜はふけぬ」という句からインスパイアを受けて創作しているのだそう。
「髪の長い蛍」というと、なんとも難しい表現ですが……。泉鏡花は、蛍が舞う夜道を歩く女性を表現したのでしょう。そんな闇の中に吸い込まれる蛍をイメージしたこちらのカクテル。
黒い羽がとても特徴的でもあります。黒い羽を飾っている理由は、黒い羽自体で髪の長い蛍を演出したかったからなのだとか。また、泉鏡花が物書きということもあり、羽ペンを連想させたことも理由のようです。
背景を知ると、なんだか深い1杯ですよね。
ピンク色をしたかわいらしい「Hana-Ayame」は、ジンベースにブルーベリーと生姜と柚子サイダーをブレンド。柚子の味がふわっと口に残り、刺激と爽やかを味わえる一杯です。
こちらも泉鏡花の作品である『我が恋は人とる沼の花菖蒲』という句の内容をイメージしたカクテル。
この句の考え方は読み手によってかわると思いますが……。
ある方の解釈では「自分の恋は、底のない泥沼に入らないと成せない恋なのだ」と。泥沼に咲く花菖蒲とは過ちを起こさせる危険な恋。おそらく人妻に恋をしたのでしょう。花菖蒲もあやめも、見た目はそっくり同士。泉鏡花は間違いを起こさせる花菖蒲を、はなあやめと読ませているのだとか。
かわいらしい見た目ですが、意味を解釈すると、ちょっと刺激的な1杯です。そんなギャップを、見た目と味で楽しんでくださいね。
北陸のおやつの定番「ビーバー」を、ケイジャンスパイスでアレンジしたものを、お通しとしていただきました。
「ビーバー」はテレビでも話題を呼び、今では全国から注目されるようになった揚げあられです。
『RoofTerrace Bar』には、ガッツリ系のフードはなく、簡単なおつまみが揃います。
石川らしさを味わいたい方は、「能登ポークのリエット」がおすすめ♪
「Hana-Ayame」1,300円(税抜)
「能登ポークのリエット」1,200円(税抜)
営業時間:17:00-22:00
(L.O.フード21:00/ドリンク21:30)
※現在は、新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み、短縮営業中です
(通常は17:00-24:00 (L.O.フード23:00/ドリンク23:30))
場所:ハイアット セントリック 金沢 14階
席数:47席 テラス席12席
TEL:076-256-1559
(予約・問い合わせ ※受付時間 10:00-21:30)
美術館のように楽しむ『ハイアット セントリック 金沢』
『ハイアット セントリック』は、ハイアットブランドの中では比較的、親しみやすくカジュアルより。
ですが、『ハイアット セントリック 金沢』へ実際に訪れて感じたのは、カジュアルというよりも、ラグジュアリーといったものでした。
そう感じるのはきっと、街全体が美術館のような「金沢」の伝統と文化を、ホテル全体で味わえるが故なのかもしれません。
大人な金沢に気軽に触れられる『ハイアット セントリック 金沢』で、いつもよりちょっと特別な日常を。金沢のアートに触れながら、美術館に宿泊するように過ごしてみませんか?
金沢駅徒歩圏内という好立地さもありますので、ホテルステイを楽しみながら、金沢はもちろん、能登や加賀にも足を伸ばしてみてくださいね♪
KANA @ISHIKAWA