Mugi

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主なテーマ:美容旅、リトリート、ウェルネスステイ、フォトジェニック、ホテルスパ

美術館のような『東京ステーションホテル』内を探検

重要文化財の中にある『東京ステーションホテル』には、随所に歴史とストーリーが散りばめられ、中を見てまわるだけでも楽しい時間が過ごせます。

ひとしきりお部屋を満喫したら、チェックイン時にいただいた「館内ツアーガイド」を手に、ホテルを探検しに出かけましょう。

ストーリーの始まるロビー

ホテルに入って最初に足を踏み入れるロビー。その大理石の床には、クレマチスをイメージしたデザインが施されています。

南北ドームのレリーフにも彫られているクレマチス、花言葉は“旅人の喜び”。

 

一歩足を踏み入れた瞬間から、素敵なホテルステイのストーリーが始まるこの場所にぴったりですね。

絶え間なく人の集うロビーラウンジ

朝から夜まで、美しいお料理やスイーツが頂けるロビーラウンジ。早い時間は運よく誰もいませんでしたが、絶え間なく人の集う人気スポットです。

ラウンジを囲む駅舎の縦長窓は、晴れた日の朝には日の光にキラキラと輝いてきれいなんだそう。

気分は女優!螺旋階段

クラシックホテルに期待する階段と言ったら、華麗な螺旋階段ですね!

 

ホテルの南と北にそれぞれ1ヵ所ずつあって、片方は乳白色の明るい床の階段、もう片方はクラシックな緑の絨毯がひかれた階段があります。

どちらもとてもフォトジェニック。駆け下りれば気分は女優です♡

ドームレリーフを間近に見られる「アーカイブバルコニー」

ドームサイドのお部屋に泊まっていなくとも、そのレリーフを間近に見られる場所がこちら。

 

バルコニーは南北のドームそれぞれにあるのですが、南側のドームには創建当時のオリジナルレリーフの一部が残されているので、ぜひ南側から見てみてください。

灰色の部分が当時のレリーフ。

戦火をくぐり抜けた貴重な歴史の遺産と、5年もの歳月をかけて当時の姿を蘇らせた日本の職人技の結晶です。

点在するアートワークでタイムトリップ

『東京ステーションホテル』の客室廊下は全長330m以上。

 

その壁には、創設当時の写真をはじめとする、​東京駅や鉄道、ホテルにまつわる100点を超えるアートワーク​が年代順に飾られています。

長い廊下も、100年の歴史にトリップしながら楽しく歩くことができますね。

歴史を感じる『東京ステーションホテル』のレストラン

広い館内を歩き回った後は、お待ちかねのお食事タイム。

 

『東京ステーションホテル』には、約10ものレストラン&バーがあります。今回の滞在では、夕食はバー&カフェ「カメリア」で、朝食はゲストラウンジ「アトリウム」で頂きました。

和牛ローストビーフを好きなだけ! バー&カフェ「カメリア」のディナー

ホテルのバーと聞くと少し敷居が高く気後れしてしまいがちですが、「カメリア」は気軽に入れるのが魅力。

 

入り口には細長い窓がついているので、入る前にここからこそっと偵察できますよ。気取らない雰囲気に安心して入りましょう!

今回頂いたのは、カメリアで人気No.1のコース「プレジャー オブ カメリア」。和牛ローストビーフを好きなグラム数頂ける、とてもお得なコースです。 

 

まずはハイボールテイストのドリンク、その名も「微アルハイボール」で乾杯!

コーン茶をベースに、ウイスキー特有の風味や余韻を引き立たせる為の香料を組み合わせて作り上げた、ホテルオリジナルのアルコール度数1%未満のドリンク。

 

ナチュラルとスモーキーの2種類のテイストがあり、私はナチュラルを頼みました。

コーン茶の香ばしさと共に、ふわっと広がるハイボールの風味と香り。すっきりとした口当たりで、料理を迎える準備は完了です!

アミューズ・ブーシュ

1品目は、アミューズ・ブーシュ。優しい味わいの豆腐のムースにそら豆のチップス、クリームチーズです。

夏野菜のラタトゥイユ バジル風味 赤海老のソテ

岩手産みちろくの清流鶏の炙り焼き スパイスの香りとともに

どれもおいしく、そしてボリュームたっぷり。

 

ドリンクのおかわりには、ホテルをモチーフにしたモクテル「赤レンガ」と「T. S. H 」を。

カメリアスペシャル〈TOKYOブーレット〉ビーフシチュー入りオムライスたこ焼きスタイル

次に運ばれてきたのがこちら、どう見てもタコ焼きです。ですがこれはオムライスなんですよ!ソースのようにかかっているのはビーフシチュー。

 

美しいホテルのバーで、きっと子供のころからみんな大好きであろう洋食メニューを、こんな風にたこ焼きスタイルにして出してしまうとは。

 

思わずくすっと笑ってしまうような、温かい気持ちになる一品です。

黒毛和牛ステーキ(80g)とローストビーフ 和牛入りピラフ添え

そしていよいよお待ちかね、メインのローストビーフ登場♪

 

すでにおなかが膨れ気味のため私は100gでお願いしました。それでもこの1品だけで1食分あるのではないかというボリュームです(笑)

お肉は柔らかく、噛むと肉のうまみが口の中に広がってとてもおいしいです。

 

とにかくおいしいものをいっぱい食べて楽しんでいって欲しい、という思いがひしひしと感じられるレストラン。

季節のシャーベット

おなかいっぱいのはずが、甘酸っぱくさっぱりとしたフランボワーズのソルベ、気が付けばペロッと完食。

カウンター​上部に飾られている可愛い“STATION HOTEL”のロゴは、カメリアの前身となるバーができた頃から使われているものだそう。

 

女性同士でも、そして一人で来ても温かく迎えてくれそうな居心地のよいバー。仕事帰りにフラッと一人で寄ってみたくなりました。

駅舎の屋根裏「アトリウム」での朝食ブッフェ

翌朝は、駅舎中央最上階に位置するゲストラウンジ「アトリウム」で朝食ブッフェを。 

 

明るい朝の光が降ぐ天井は、高いところで9mあります。実は東京駅舎の屋根裏部屋なんですよ。

写真に納まりきらない程ずらりと並んだ料理たち。手前には洋食、奥には和食が。アイテム数は100種類を超えます。

 

「“本当に美味しい朝食”をお届けしたい」という総料理長の想いから、シェフ自ら全ての素材を選び抜き、その味わいを活かした料理を提供しているそう。

小皿に盛られカバーをかけられ、すべてトング無しで取れるようになっているため、ビュッフェでも安心して頂けます。

シェフが目の前で卵料理やしらすバタートーストを作ってくれる、ライブステーションもありました。

さらには和食と洋食、選べるプレートまで。

テーブルに乗り切らないほどのおいしいそうな朝食に囲まれて、思わずニンマリ♪

奥に見えるのは、大正3年、創建当時の構造レンガです。

100年前の風景に思いをはせながら、光あふれる東京駅舎の屋根裏で、おいしい朝食を頂く。ちょっとだけ現実がずれ込んでしまったかのような、非日常的で贅沢な朝の時間です。

次ページ:『東京ステーションホテル』に泊まったら朝の散歩がおすすめ

 




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