2日目モデルプラン：新上五島町の教会巡りと五島うどん、生マグロを堪能

出典：Google Map

2日目は、福江港から奈良尾港までジェットフォイルで渡り、新上五島町をドライブで周遊します。

十字架の形をしている中通島を中心とした新上五島町は人口約1万8000人の約1/4がカトリックで、禁教時代の名残ある歴史的な教会が29も残っています。

 

10年前まではリゾートホテルがありませんでしたが、最近ではホテルも続々とできて人気の旅先に。

せっかく五島に行くなら、五島市だけじゃなく新上五島も一緒に巡りましょう！

【上五島観光】天然記念物、奈良尾のあこう樹

奈良尾港の近くにある奈良尾神社。

まるで鳥居のように参道をまたぐ形でそびえている大木は「奈良尾のあこう樹」と呼ばれています。

国天然記念物であるあこう樹の中でも推定年齢約670年と言われるこの大樹は、幹回り約12m、高さ約25mと日本一の大きさです。

息を止めてその大樹をくぐると長生きできると言われる、パワースポットです。

 

【上五島ランチ】「五島列島リゾートホテル　マルゲリータ奈良尾」

奈良尾港を見下ろす高台にあるリゾートホテル「五島列島リゾートホテル　マルゲリータ奈良尾」。

新上五島町の教会の数と同じ29の客室の他、日帰りで利用できる天然温泉やレストランがあります。

 

ホテルのレストラン「海ト空○ト星」（うみとそらまるとほし）では、島の食材をふんだんに使った食事を楽しめます。

煮込んでも伸びにくい「五島手延うどん」を、鍋でゆでながらあごだしと溶き卵のつけ汁で食べる「地獄炊き」を。

そして新五島町名物、生マグロもいただけます。

マグロの最高ランク、クロマグロ（本マグロ）を水揚げ後一度も冷凍処理をしていない本物の”生”で一年中いただけるのは、現地だけ！

こちらでは海・空・太陽・月・星をテーマに和洋様々な味付けで生マグロの食べ比べができます。

 

【上五島観光】世界遺産の教会巡り

新上五島町には29の教会があり、世界遺産の構成資産「頭ヶ島の集落」にある教会「頭ヶ島天主堂」を始め、現在もカトリック信者の方々にとって大切な祈りの場となっています。

それぞれの教会で建築様式も様々で、弾圧に耐えながら信仰を守り続けてきた人々の祈りのあかしを見ることができます。

 

また、五島の豊かな自然と調和した教会を巡るのも楽しみ方のひとつです。

こちらは奈良尾の桐教会から眺めた海。透明度が高い海の美しさには息を呑むものがあります。

 

【上五島体験】五島名物、船崎の手延うどん作り

遣唐使の時代に五島に伝わってきたと言われる「五島手延うどん」。

五島うどん発祥の地と言われる船崎地区では、昔ながらの伝統的な手延製法で今もうどんが作られています。

「船崎饂飩伝承館」では、伝統製法でうどん作りを体験し、後日お手元に届けていただけるプログラムがあります。

時間をかけてできるうどん作りの”かけば”・”こびき”・”はたかけ”の作業をひとつひとつ教わりながら体験できます。

【上五島スイーツ】矢堅目の塩ソフトとサンセット

サンセットスポットに向かう途中、小腹がすいたら塩製造所の特製塩ソフトクリームはいかがでしょう？

 

五島近海の海水を焚き上げ、旨味が凝縮された海水塩はほんのり甘みがあり種類も豊富。

塩の粗さも用途に合わせて様々で、全国の料理人から注文が来るほど。

お土産にもぴったりです。

 

矢堅目といえばサンセットでも有名。

穏やかな海に、円錐形の岩陰と夕焼けが織りなす幻想的なサンセットは必見です。

 

【上五島夕食】「和処　よかよ」で海鮮とお酒を堪能

閑静な場所に佇む和食店「よかよ」。大漁旗が掲げられる店内では、上五島出身の寿司職人の料理長が作る五島の幸を存分に堪能できます。

五島の焼酎と上五島名物「生マグロ」を食べるのをお忘れなく！

【上五島ホテル】HOTEL AOKA KAMKIGOTOで星空ナイトツアー

1980年創業の「上五島観光ホテル」を全面リニューアルして2019年末にオープンした「HOTEL AOKA KAMKIGOTO」。

スタイリッシュな客室は、シンプルステイのスタンダード客室からキッチン付きのコンドミニアムまで幅広い選択肢。

 

五島の食材をイタリアンやフレンチの技法でいただく「GOTO料理」のレストラン「restaurant umigoto」は日帰りでも楽しめるおしゃれなグルメスポット。

 

上五島の夜の魅力は美しい星空。 

星空を存分に楽しみたいなら、このホテルの屋上を始め、町内各地で実施される「上五島星空ナイトツアー」がおすすめ。

星空ガイドの案内を聞きながらリクライニングチェアに座って、星空観察。

おまけ：五島旅行のお土産５選！五島の幸を楽しもう

五島列島は、食材の宝庫！空港や港はもちろん、お土産スポットが各地にあります。

最後に、五島列島のお土産スポットとチェックするべきお土産をご紹介します！

 

①五島手延うどん、あごだし調味料

日本三大うどんのひとつに数えられる五島手延うどんは、細いながらも腰のある麺が特徴。

そして、五島で出汁といえば「あごだし」。天日干ししたトビウオは独特の風味もありカルシウム豊富で栄養満点！

あごだしのうどんスープやあごだし醤油、あごふりかけやそのまま食べるおつまみなど様々な商品が揃っています。

②五島焼酎

五島列島の麦や芋を使った原料100％五島産の焼酎は、お土産にぴったり！

五島列島の甘いさつまいもを使った芋焼酎はフルーティーな香りと優しい甘味が、ミネラルをたっぷり含んだ大地で育った大麦を使った麦焼酎は香り高く深い味わいが特徴です。

 

五島のお土産③鬼鯖鮨、海鮮おつまみ

五島の新鮮なマサバを独自の産ますに漬け込んだ手作り鮨「鬼鯖鮨」。

シングルとダブル、あぶりがあり、港や空港でも販売しているので、帰る前に購入できます。

 

他にも、五島の海の幸はおつまみも豊富なので、お土産におすすめです。

 

五島のお土産④かんころ餅

五島列島の伝統食で干したサツマイモと餅米を練りこんだ郷土菓子。

薄く切って網で焼いて食べると香ばしく美味しい！

 

五島のお土産⑤椿油コスメ

五島列島の椿油は品質が良く、髪や肌に優しいとして数々のスキンケア・ヘアケア商品が作られています。

中でも人気の五島椿油コスメブランド「椿乃」のでは、椿油の搾油体験や、椿オイルを使ったリップクリーム作り体験ができます。

できたリップクリームはそのまま持ち帰りできます！

自分だけのリップクリームを作るのは貴重な体験で、つけるたびに椿の香りに癒されますよ。

 

 

五島列島で感動と体験の旅を

五島の大自然と美食に癒される2泊3日の旅、いかがでしたか？

今回はアクティブなモデルプランをご紹介しましたが、ホテルや1つのエリアでのんびり過ごすのもおすすめ。

あなたならではの「五島時間」を過ごしてみてください。

 

取材協力：
（一社）長崎県観光連盟
（一社）五島市観光協会
（一社）新上五島町観光物産協会
長崎県

 

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