7月21日、2032年オリンピック・パラリンピック競技大会がオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで開催されることが正式に決定!
オーストラリアでは3回目、クイーンズランド州では初めてのオリンピック開催となります。
以前から、観光地へのアクセスにブリスベン空港が便利ということで知られてきましたが、実は近年ブリスベン自体の魅力も急上昇中!
2023年までの完成を目指して多くの開発計画が進む中、目覚ましく変化していくブリスベンについて、現地の基本情報や最新情報ご紹介します。
目次
オーストラリア・ブリスベンの基本情報
クイーンズランド州の州都ブリスベンは、南半球のゴールドコーストとサンシャインコーストという優れた2つのビーチデスティネーションの間に位置します。人口は約250万人、メルボルンとシドニーに次ぐオーストラリア第3の大都市です。
日本との時差はたったの1時間。現在、コロナ禍で運休中ではありますが、ブリスベンへは東京からの直行便に加え、アジア各都市を経由するオプションもいくつかあります。空港から市内までは車で20分、ゴールドコーストも約1時間の距離にあり、アクセスも大変便利です。
亜熱帯気候で、晴天率はなんと年間平均約300日にも達するブリスベン。平均気温も20度前後ととても過ごしやすい気候に恵まれ、輝く太陽を求める方には、ぴったりな旅先といえるでしょう。
「世界で最も住みやすい都市ランキング2021」で世界10位にランクインし、電車やバス、市内を流れるブリスベン川のフェリーなどの交通機関が発達しています。
ブリスベンにおしゃれなレストランやカフェが次々誕生!「裏路地」に注目
特にこの10年、ブリスベンで飛躍的な進化を遂げている「路地裏」のフードシーン。
オーストラリアが誇る食材やワインを、モダン・オーストラリアンから本格的な和食まで多様なスタイルで楽しむことができます。
「Fish Lane(フィッシュ・レーン)」「Albert Lane(アルバート・レーン)」など、最高の裏路地と呼ばれる各所には、今後もさまざまなジャンルのレストランが開業予定です。食通の方は、ブリスベンでの裏路地探索は欠かさずに!
開発が進むインフラ事業。ブリスベン新規開業ホテルに注目
近年、ブリスベン市内のさまざまな場所で進むインフラ開発。
一番の目玉は、2023年に完成予定、統合型リゾート(IR)の「クイーンズワーフブリスベン」。9万平方メートルの敷地内にカジノや4つのホテル、50軒の飲食店、商業施設が開業する大型プロジェクトが進んでいます。
ブリスベン市内には、新しいホテルが次々と開業中。ここ数年の間にオープンしたホテルや開発中のスポットと共にご紹介します。
ザ・カライル|The Calile
ブリスベンで最もインスタ映えするホテルと言われている「ザ・カライルホテル」。
おしゃれなエリアとして昔から知られるジェームス・ストリートに位置し、今後注目の裏路地、アダ・レーンもすぐ近く。
ホテルの客室は、旅好きな女子をくすぐるようなインテリアに囲まれています。
2階には地元でも人気のギリシャ料理のレストランのほか、ホテルのおしゃれなイメージを象徴するようなプールがあり、リゾート感あふれるホテルといえるでしょう。
クリスタルブルック・ヴィンセント|Crystalbrook Vincent
サステイナビリティを目指すホテル、「クリスタルブルック・ヴィンセント」。その取り組みは、使い捨てプラスチック使用を無くし、バスルームアメニティも全て再利用、リサイクル、生分解性のものにするほか、提供する料理による二酸化炭素排出量を最小限にするために、食材の8割は3時間圏内から仕入れ流など徹底しています。
ブリスベンでいちばん人気のダイニング・スポットのハワード・スミス・ワーフに位置するので、食も楽しめるロケーションのホテルとして注目です。
Wブリスベン|W Brisbane
2018年、20年ぶりにブリスベンにオープンする5スターホテルとして注目を集め「Wブリスベン」。
オーストラリアの固有種の動植物やブリスベン川をモチーフとしてデザインされた館内、客室に、「ブリスベガス」というニックネームが付くほどポップでゴージャスかつリラックスした雰囲気となっています。
併設のレストランは、お隣のニューサウスウェールズ州で展開していた人気の「スリー・ブルー・ダックス」。初めて州境を超えてクイーンズランド州にオープンしたお店は、ファーム・トゥ・テーブルをモットーに、旬を意識した食材の料理に定評があります。
ブリスベン一のショッピング・エリア「クイーン・ストリート・モール」の突き当りに位置し、人気スポットのサウスバンクへも橋を渡ってすぐです。
エンポリウム・ホテル・サウスバンク|Emporium Hotel South Bank
ブリスベンのラグジュアリー・ブティック・ホテル「エンポリウム・ホテル・サウスバンク」。
ルーフトップのインフィニティ・プールは、川越しにブリスベンのビル群が180度見渡せる絶景ポイントです。隣接するルーフトップ・バーでは、白い毛皮のハイチェアに座って、夜通し流れるファンキーなジャズのBGMを聞きながら映画スターの雰囲気を楽しめます。
ザ・インチコーム・バイ・オヴォロ|The Inchcolm by Ovolo
インチコーム・ホテルが展開するオヴォロ・ブランドのブティック・ホテル「ザ・インチコーム・バイ・オヴォロ」がブリスベンにオープン。
現代風でありながら歴史を感じさせる内装は、昔のパリのサロンのような雰囲気を醸し出しています。
歴史好きにおすすめのハイライトと言えば、1930年代に建てられた邸宅であった館内中央にあるエレベーター。1928年に米国ニューヨーク州から船で運ばれてきたオーチス社のもので、モーターを新しいものに入れ替えて改修されて使われていて、レトロ感満載です。
ホテル X|Hotel X
ブリスベンの最も新しいホテルとしてフォーティテュード・バレーにオープンした「ホテル X」。ホテル名にあるXは、ラグジュアリーなXの要素という意味合いで名付けられています。
高級感のある146室の客室はコンテンポラリーな色調で統一されていて、壁に掛けられた有名アーティストによる作品がさらに洗練さをアップ。
館内にはビストロ風のおしゃれなレストランや、ストーリー・ブリッジ越しに高層ビルを見渡せる穴場的スポットのルーフトップ・バー&レストランmp併設。
おしゃれで活気のあるジェームス・ストリートやハワード・スミス・ワーフへも徒歩圏内と、便利な立地です。
オンピック誘致で注目度アップ!ブリスベンを旅しよう
2032年のオリンピック開催に向けて、今後さらなる進化が期待される都市、ブリスベン。
今回、注目のフードシーンから最新ホテル情報をご紹介しました。
コロナ後の旅の計画の際に、お役立てください。