世界からも注目されているカリフォルニアの食材ブランド「CAGROWN(カリフォルニアグロウン)」。そんなカリフォルニアの魅力ある食材のお披露目のため、カリフォルニア州食品農業局(CDFA)主催のトレード・レセプションがメディア・関係者向けに開催されました。
アーモンドやピスタチオ、ワインなど、カリフォルニアからは日本にもたくさんの食材が輸入されていることをご存知でしょうか。
品質や安全性、環境保全の面からもカリフォルニアブランドは高く評価され、日本向け消費者食品の輸出量の中でカリフォルニアが全米1位となってます。
そんなカリフォルニアの食の魅力をたっぷりとご紹介していきます。
伝統的な会員制国際クラブ「東京アメリカンクラブ」にて開催
今回のメディア・関係者向けイベントが開催となったのは、東京都港区麻布台にある会員制の社交クラブ。
90年以上の歴史を持つ伝統的な会員制の国際クラブで、日本友好、国際交流の場として会員に親しまれてました。
円卓が並んだ華やかな雰囲気の会場には、生産者や業界関係者、メディア関係者が集まり、賑わいを見せていました。
イベント冒頭では、登壇したのは、アメリカ大使館農産物貿易事務所(ATO)東京社長のエリック・ハンセンさん。
カリフォルニアは、アメリカ国内で50以上の主要農産物を生産している食材の宝庫。持続可能な農業の取り組みや、スマート農業技術の導入でも先進的で、世界の食料供給にも大きく貢献していると語りました。
続いて登場したのは、カリフォルニア州食品・農業局(CDFA) 専務理事のジョッシュ・エディさん。
カリフォルニアは多様な文化や価値観を受け入れる土地であり、その革新の精神が豊かな農業の発展にもつながっていると話します。
特にワインづくりでは、気候や土壌の恵みに加え、造り手たちの情熱が加わり、現在では110種以上のぶどうが栽培され、ワイナリーの8割以上が持続可能な認証を取得しているとのこと。
野菜や果物、ナッツなどでも全米トップの生産量を誇るカリフォルニア州は、アメリカ最大の農産物輸出州でもあります。中でもナッツは、ほぼすべてがカリフォルニア産。日本は5番目に大きな輸出先で、アーモンドやプルーンなどが人気です。
近年の消費者の関心は、「健康」「自然」「おいしさ」「価格」「信頼できるブランド」などに集まっている中で、カリフォルニアの農産物はそれらすべてのニーズを満たす存在として、ますます注目を集めています。
カリフォルニア食材をふんだんに使用したフルコース
この日のレセプションのメインイベントとして、「カリフォルニアグロウン美食メニューコース」がふるまわれました。
料理を手掛けたのは、同クラブのエグゼクティブ・シェフ・リンジー・グレイさんです。
「料理はただ味わうだけじゃなく、文化や季節、作り手の想いを五感で感じるものだと思うんです」と話す姿がとても印象的で、まさにその言葉どおり、一皿一皿にストーリーが込められているように感じました。
メニューは、前菜からデザートまでの全5品。そのどれもがカリフォルニアが誇る特産品を使用したもので、カリフォルニア産のワインとのペアリングにて提供されました。
アミューズ:チーズの盛り合わせとナッツ
最初の一皿は、チーズの盛り合わせ。熟成具合の異なるチーズが数種類並び、口に運ぶたびに香りやコクの変化が楽しめます。
クセの少ないまろやかなチーズから食べ始め、最後にハードなものを食べるのが最後までチーズをおいしく食べられるコツとのこと。
ナッツやプルーンとの組み合わせも絶妙で、カリフォルニアチーズの奥深さに引き込まれました。
前菜:北海道産ホタテ カリフォルニアプルーンとオレンジポン酢、ミント添え
ぷりっとした肉厚のホタテに、甘酸っぱいプルーンと爽やかなオレンジポン酢のソースがぴたりと寄り添う絶妙なバランス。ミントの香りが後味にふわっと広がり、さっぱりとした中に奥行きがありました。和とカリフォルニアの融合を感じる一品です。
魚料理:グリルツナとファッロのサラダ カリフォルニアアーモンドとオリーブ、アンチョビレモンドレッシング
香ばしく焼き上げたマグロと、ファッロの組み合わせが新鮮!アーモンドのカリッとした食感がアクセントになり、アンチョビレモンドレッシングが全体をキリッと引き締めてくれます。
食べごたえがありながら、ヘルシーで満足度の高い一皿でした。
肉料理:フロリダ産和牛とBBQ海老のサーフ&ターフ サルサヴェルデ、カリ後るニアレーズンソース、カリフォルニアプルーンのクスクス添え
メインはお肉とシーフードを一度に味わえる贅沢なプレート。ジューシーなF1和牛の旨味と、香ばしく焼かれた海老のプリッとした食感、そこに爽やかなサルサヴェルデとコクのあるレーズンジュが加わります。プルーン入りのクスクスは甘みと香りが印象的で、全体の調和を引き立てていました。
デザート:バターミルクパンナコッタ カリフォルニアプルーンのワインコンポート添え、ラム酒漬けカリフォルニアプルーンのパウンドケーキ
最後のデザートは、パンナコッタとパウンドケーキ、フレッシュブルーベリーの盛り合わせ。
とろけるようなパンナコッタに、ワインで煮込んだプルーンの深い甘みが絡み合い、なんとも贅沢な口どけ。ラムが香るしっとりパウンドケーキも一緒に楽しめて、カリフォルニアプルーンの魅力を余すところなく味わえました。
アミューズから始まりデザートまでの全5品は、どれもカリフォルニアの豊かな自然の恵みを感じるお料理でした。
食の宝庫「カリフォルニア」の食品紹介
最後にカリフォルニアブランド「CAGROWN(カリフォルニアグローウン)」の食品ブランドをご紹介します。
カリフォルニアの魅力あふれる食材を日本の食卓へ
実際にこのようなイベントに参加してみて、普段口にしているさまざまな食材がカリフォルニアから輸入されていたものだったのだと改めて気が付くことができました。
カリフォルニアの豊かな大地で育った農作物。広大な敷地と太陽の恵みがたっぷりと詰まった安心・安全のカリフォルニア食材を知り、これからはもう少し産地にも目を向けてみようと思うきっかけとなりました。
取材協力:CAGROWN(カリフォルニアグロウン)