こんにちは、LOVETABI編集部です。

 

世界で最も美しい広場として知られる「グラン・プラス」をはじめ、中世の面影を残すルネサンス様式の建物が残る美しい街並みや、チョコレート、ベルギービールなど見どころ満載の街・ブリュッセル。

 

今回はおいしい＆美しいを存分に楽しめるベルギーの首都・ブリュッセルのおすすめスポット9選をご紹介いたします♪

 

ブリュッセルはEU本部やNATO本部もある国際都市でありながら、こじんまりした懐かしさを感じる街でもあります。

 

世界中から訪れる人々を魅了して止まないベルギー・ブリュッセル。

夏にかけてテラスでベルギービール片手に、フリッツとムール貝をいただける最高の季節が到来！

ぜひブリュッセル旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

 

「Grand Place（グラン・プラス）」世界で最も美しい広場

ブリュッセルの中心地にある広場「Grand Place（グラン・プラス）」。

ブリュッセル中央駅から徒歩5分のところにあるこちらの広場は、ブリュッセルに到着したらまず最初に訪れたい観光名所の一つ。

かのフランスの作家ヴィクトル・ユゴーは「Grand Place（グラン・プラス）」を”世界で最も美しい広場”と称賛したと言われています。

 

この広場は1998年にユネスコの世界文化遺産に登録され、その文化的価値と美しさはブリュッセルのシンボル的存在であり人々の憩いの場になっています。

石畳の広場を取り囲む建物は、中世のバロック様式やゴシック様式の建物ばかり。

その1階部分には、テラスを構えたレストランやカフェ、ショコラティエのブティックが軒を連ねています。

 

中でもこちらの市庁舎は「Grand Place（グラン・プラス）」の中でもシンボル的な建物。

高さ96メートルの塔が目印で、広場近くの路地からはこの建物を垣間見ることができます。

約45分のガイドツアーで市庁舎内部を見学できるツアーもあるので、気になる方はぜひこちらのサイトも参考にしてみてください♪

 

市庁舎の向かいに立っているこちらの建物は通称「王の家」。

現在は市立博物館として使用されており、特に3階にある「小便小僧」の衣装コレクションも必見スポットです。

小便小僧はこの広場から徒歩5分ほどでアクセスできるので、実物と合わせて見学してみるのもおすすめ♪

 

広場の四方を取り囲むギルドハウスは息を呑むほどの美しさ。

ヨーロッパの商工業者の間で相互扶助を目的に結成された同業者組合（ギルド）の建物であるギルドハウス。

各建物にはそれぞれのギルドを象徴する紋章が！

紋章に描かれているモチーフからギルドの建物がどんなものだったかを想像すると、建物の歴史の深さを感じることができて楽しいですよ♪

 

夜のライトアップされた「Grand Place（グラン・プラス）」は昼間とは打って変わって、異なる美しい表情を見せてくれます。

朝の日差しが差し込んだ広場、昼間の穏やかさ、夜の幻想的な風景。

いつ訪れても表情を変えるブリュッセルのシンボル「Grand Place（グラン・プラス）の美しさにぜひ酔いしれていただきたい！

 

「Galerie St-Hubert（ギャルリー・サンチュベール）」光が降り注ぐ美しいアーケードでお買い物♪

ブリュッセル中央駅から徒歩5分弱、「グラン・プラス」の近くにある高級アーケードが「Galerie St-Hubert（ギャルリー・サンチュベール）」。

 

全長役204.5mのアーケードは、天井が高く、ガラスの屋根からは日差しが降り注ぎます。

1847年に完成したヨーロッパ最古のギャルリーである「Galerie St-Hubert（ギャルリー・サンチュベール）」は、3つの通路に分かれています。

 

アーケードの中にはブランドショップやベルギー王室御用達のショコラティエのブティックやカフェ、劇場などが軒を連ねます。

ベルギー発のブランドや数々のショコラティエのブティックなど、ベルギーに行ったら訪れたいお店を一度に見ることができるのは嬉しいポイント♪

特にベルギー王室御用達のショコラティエのブティックが多数立ち並んでいて、一気に食べ比べができるので、チョコレートの食べ比べにももってこいのスポットです。

 

また、アーケードなので、雨の日や寒い日でも天候を気にすることなくお買い物を楽しめます。

カフェも多数あるので、お買い物のあとや観光の合間の休憩に利用できてとても便利♪

 

ブリュッセルのお買い物はぜひ「Galerie St-Hubert（ギャルリー・サンチュベール）」でお楽しみください！

 

「Maison Dandoy（メゾン・ダンドワ）」本場のワッフルを召し上がれ♪

ベルギーのスイーツを代表するワッフルをいただけるのが「Maison Dandoy（メゾン・ダンドワ）」。

ワッフルの本場ベルギーではふたつの種類のワッフルを食べることができるんです！

 

こちら「Maison Dandoy（メゾン・ダンドワ）」は「グラン・プラス」からすぐのところにあるカフェ。

「Maison Dandoy（メゾン・ダンドワ）」はブリュッセル市内に複数店舗展開していますが、こちらのカフェは「グラン・プラス」から「小便小僧」に向かう道の途中にあるので観光の合間の利用にもとても便利。

1階はベルギーの伝統菓子スペキュロスというクッキーが売られています。

1階でワッフルのオーダーをして2階のカフェや外のテラス席でワッフルをいただきます♪

 

ちなみに、日本でもお馴染みのワッフルは、本場ベルギーでは「Gaufre de Liège（ゴーフル・ドゥ・リエージュ）」といい、ベルギー・リエージュが発祥なんです！

※Gaufre（ゴーフル）はフランス語でワッフルを意味します。

 

パールシュガーが生地に練り込まれていて、弾力があるのが特徴。

リエージュ式のワッフルは片手でも食べられることから、ベルギーでは屋台で売られているのはリエージュ式が多いのだそう。

 

もう1つのワッフルが「Gaufre de Bruxelles（ゴーフル・ドゥ・ブリュッセル）」♡

生地の表面がカリッとしており、口当たりが軽やかなのが特徴。

フルーツやクリームをトッピングして食べることが多いのがこちらのタイプです。

写真はブリュッセル式のワッフルにチョコレートソースとアイスクリームをトッピング。

熱々＆サクサクのワッフルにひんやりアイスクリームとチョコレートソースがマッチした絶品です！

 

店内は広くゆったりティータイムを楽しめます。

ひとり旅でも気兼ねなくカフェ利用できるのも嬉しいポイント。

見た目はボリュームのあるワッフルですが、生地が軽やかなのでぺろっと食べられちゃう♡

滞在中はぜひブリュッセル式とリエージュ式のワッフルの食べ比べをしてみることをおすすめします！

 

「Cathédrale St. Michel（サンミッシェル大聖堂）」ブリュッセルを見守るゴシック様式の大聖堂

ブリュッセル中央駅や「グラン・プラス」から徒歩5分ほどの街の中心地にあるのが「Cathédrale St. Michel（サンミッシェル大聖堂）」。

高さ64mの2つの塔が目印のブリュッセル市内において重要なランドマークの一つです。

 

15世紀の終わり頃に完成したこの大聖堂は、ゴシック様式で作られた歴史ある建築。

大聖堂の中は荘厳な装飾に高く広がる天井が心を清らかにさせてくれます。

そこには1200におよぶステンドグラスが訪れる人を圧倒させ、息をのむ美しさに圧巻。

 

ステンドグラス、祭壇、聖像、聖堂中央の教会船など、宗教美術を余すことなく盛り込んだ豪華絢爛な装飾に時間を忘れて引き込まれていきます。

 

「Cathédrale St. Michel（サンミッシェル大聖堂）」はさまざまな歴史的瞬間にも立ち会ってきました。

神聖ローマ皇帝カール5世の戴冠式が行われた歴史的に重要な大聖堂。

また、ベルギー王室とのつながりが深く、1992年にはベルギーのフィリップ国王の結婚式も行われたことで有名です。

 

ベルギー王室、ベルギー国民の心の拠り所としてこの大聖堂は重要な場所なのです。

 

威厳さの中に光を感じ、人々の祈りの場として道しるべを温かく照らし続けてきた「Cathédrale St. Michel（サンミッシェル大聖堂）」。

気持ちを鎮め無になって心を落ち着かせるのもよし。

ブリュッセルを訪れる際には、この壮大なスケールと美しさを肌で実感してみてください。

※祈りの場であるので、敬意を持ち、マナーには気をつけましょう。

 

「La Belgique Gourmande（ラ・ベルジク・グルマンド）」大人も子どもも楽しく甘いチョコレート選び♪

ブリュッセル市内は、街を歩けば至るところにショコラティエのブティックがあるまさしくチョコレート大国！

その中でも子どもも楽しめて親しみやすいチョコレート屋さんが「La Belgique Gourmande（ラ・ベルジク・グルマンド）」。

 

店内はおもちゃ屋さんのような雰囲気のかわいらしい雰囲気が特徴。

ブリュッセル市内だけでも6店舗を展開する「La Belgique Gourmande（ラ・ベルジク・グルマンド）」。

こちらは「グラン・プラス」に一番近い店舗です。

 

ほかにも先ほどご紹介した「ギャルリー・サンチュベール」やブリュッセル南駅にも店舗があるので、お土産を買い忘れてもブリュッセル出発直前にお買い物ができます。

 

見どころは、見た目もかわいらしくおいしそうなチョコレートが種類多く計り売りされている点！

ご自身で袋に好きなチョコレートを好きなだけ詰められます。

しかも子どもでも手が届く高さにチョコレートが設置されているので、お子さまも一緒にお菓子を選べるのが嬉しいポイント。

またかわいらしい缶はさまざまな種類が用意されているのでお土産にぴったりです！

 

チョコレートのほか、マカロンやフルーツゼリー、ベルギーの地方菓子などかわいらしいお菓子もたくさん。

出典：La Belgique Gourmande Instagram

お菓子は試食させてもらえるので、しっかり味わってお土産選びができますよ！

楽しくベルギー土産を探したい方やお子さま連れの方にぜひおすすめのお店です。

「Mont des Arts（芸術の丘）」美しいブリュッセルの絶景を一望

ブリュッセル中央駅から徒歩5分のところにある「Mont des Arts（芸術の丘）」はブリュッセルに行ったらぜひ訪れたいスポットの一つ。

 

駅から街の中心に向かう途中にある小高い丘からの景色は一見の価値あり！

街の中心にある「グラン・プラス」の市庁舎まで見渡すことができ、この小高い丘から歴史を感じられる建物や街並みを一望できます。

 

春になると丘にあるフランス式の庭園の花々が咲き始め、街路樹の緑も一気に増えてくるんです♪

ブリュッセル市民の憩いの場でもある「Mont des Arts（芸術の丘）」。

地元の方が庭園の周りのベンチで本を読んだりおしゃべりをしていたり、と思い思いの時間を過ごされています。

 

この丘の周囲には王立図書館や王立美術館、楽器博物館や王宮など芸術施設が密集しているのも特徴！

だから「芸術の丘」という名前がつけられたのですね。

美しいブリュッセルの景色を見ながら地元の方に混ざって、ワッフルをテイクアウトしてしばしゆっくりされるのもおすすめの過ごし方です。

丘の心地よい風を浴びながらゆったりブリュッセルの風景をお楽しみください♪

 

「Frites Atlier（フリッツ・アトリエ）」ミシュラン2つ星シェフが手がけるおしゃれフリッツ

出典：Frites Atelier Instagram

ベルギーに行ったら絶対食べたいのがフリッツ♡

ベルギー人の国民食と言っても過言ではないベルギー生まれのフライドポテト・フリッツ。

フリッツの専門店は街の至る所にありますが、その中でも今一際人気のお店が「Frites Atlier（フリッツ・アトリエ）」です。

 

ベルギー・アントワープにあるミシュラン2つ星のレストランのオーナーシェフが手がけるこちらのお店は、オシャレな店内と高級感あるバーのような雰囲気が素敵！

メニューはフリッツのほかハンバーガーやスナック、そしてアルコールも豊富なラインナップ。

フリッツのメニューにはクラシックなフリッツのほか、パルメザンチーズ＆バジルなど食欲をそそるトッピングが載っているメニューもいくつかあるので、どのフリッツにしようか迷ってしまいます♡

 

「Frites Atelier（フリッツ・アトリエ）」で特徴的なのが好きなソースをセルフで選べること。

大きなビールサーバーのような入れものの蛇口をひねるとソースが出てくる仕組みにびっくり。

たくさん種類があるので、お連れの方とさまざまなソースを試してみるのも楽しいですよ！

 

こちらのお店のフリッツは皮付きまま揚げたサックサクの食感があとを引くおいしさ。

出典：Frites Atelier Instagram

しかも「Frites Atelier（フリッツ・アトリエ）」のフリッツはグルテンフリー。

コーン油、菜種油、ひまわり油などの植物油で揚げているほどのこだわり。サックサクでホカホカの揚げたてに絶妙な味付けのソースに手が止まらないんです！！

 

現在最新版のメニューに加わった限定メニュー「Turkish Delight」は、トルコのキョフテスパイスで味付けされたおいしい柔らかいケバブが添えられたフリッツ。

 

昼から夜まで絶え間なく人が出入りする「Frites Atelier（フリッツ・アトリエ）」。

テイクアウトもできるので、天気がいい日は「芸術の丘」や「グラン・プラス」を眺めながらフリッツを食べるのもおすすめです。

軽めの夕食を取りたい時やホテルのお部屋で女子会をするときのお供にもってこいの一品ですよ♡

ぜひ一度「Frites Atelier（フリッツ・アトリエ）」のフリッツをお試しください。

 

「ベルギー王立美術館」古典からマグリットまで、じっくりベルギー絵画を堪能

1803年にベルギー王宮のすぐそばに建てられたのが「ベルギー王立美術館」。

先ほどご紹介した「芸術の丘」のすぐそばにあります。

15〜17世紀にフランドル（ベルギーのフランダース）地域で発展した絵画を中心に、近代絵画、ベルギーを代表する画家・マグリットまでを豊富に所蔵する美術館。

 

「ベルギー王立美術館」は6つの美術館を総称で、この「芸術の丘」には「古典美術館」、「近代美術館」、「マグリット美術館」、「世紀末美術館」の4つがあります。

チケット売り場のある建物は「古典美術館」。

15〜18世紀の作品を中心に展示されており、ルーベンスやブリューゲル親子、などのフランドル絵画を鑑賞できます。

大きな作品や作品数もとても多いのでかなり見応え。

 

美術館同士は屋内で全て繋がっているので雨の日でも安心して鑑賞できます。

古典美術館からほかのエリアにつながる通路はこんなポップなトンネルに！

画家の名前が書かれたトンネルを通って次なる美術館へと向かいます。

 

ベルギーに行ったらぜひ鑑賞したいのがマグリットの作品。

「マグリット美術館」には、ベルギーを代表するシュルレアリスムの画家であるルネ・マグリットの作品が約200点所蔵されています。

初期から晩年までのコレクションは時代ごとに展示されており見応え十分。

 

マグリット独特の不思議なありえない世界観に作品の前から動けなくなってしまうほど。

作品の魅力にすっかり魅せられてしまいます。

 

「ベルギー王立美術館」の中でも特に外せない注目スポットなのでぜひとも訪れていただきたい美術館です！

 

歴史的絵画の宝庫である「ベルギー王立美術館」にはアートを学ぶ姿がちらほら。

ヨーロッパの美術館でよく見られる光景。

子どもに芸術作品を触れさせている様子をたびたび見かけます。

 

多くの感動を伝え、歴史的美術作品の遺産を後世に残すだけでなく、将来アートを生み出す子どもたちの学びの場にもなっている美術館でもあります。

 

ベルギーが誇る画家たちの作品がこれでもかとコレクションされた「ベルギー王立美術館」。

見応えたっぷりで1日では回りきれないほど。

ぜひ美術館の共通券を購入して、時間の許す限りじっくりとベルギー美術に浸ってみてください♪

 

「La Chaloupe d’Or（ラ・シャルプ・ドール）」美しい広場を眺めながらいただくベルギー郷土料理

「グラン・プラス」にあるギルドの建物の1階にあるレストラン「La Chaloupe d’Or（ラ・シャルプ・ドール）」。

 

1697年に建てられた歴史ある建物にレストランがあります。

店内はバロック建築の建物にヴィンテージの装飾が美しく、まるでタイムスリップしたかのよう。

そんな美しい店内でいただけるのはベルギーを代表する郷土料理の数々です。

 

こちらはリエージュ風のミートボール。

大きなミートボールにフリットを添えていただきます。

温かく優しい味付けの家庭料理にほっこり♪

 

ほかにもムール貝のワイン蒸しやデザートのワッフルといったベルギーの定番料理が充実。

出典：La Chaloupe d’Or Instagram

ベルギービールをはじめ、カクテルなどアルコールも豊富に用意されています。

お昼から夜遅くまでオープンしているので、ランチからカフェ、ディナーに食後のデザートとどんな時間でも利用しやすく、観光には打って付けのレストラン。

 

晴れた日はぜひテラス席がおすすめ！

出典：La Chaloupe d’Or Instagram

世界で最も美しい広場「グラン・プラス」を眺めながら、ベルギー料理をお楽しみください♪

 

美しい街並みとおいしいをたっぷり堪能

ブリュッセルのおすすめスポットはいかがでしたか？

ブリュッセルは国際都市でありながらこじんまりとした小さな都市。

美しい街並みの中にどこか懐かしさを感じる街でもあります。

 

ブリュッセルまでの行き方は飛行機で日本から直行便もありますが、パリから高速鉄道「タリス」で移動するのもおすすめ！

パリ北駅からブリュッセルまで約1時間半で行けるため、パリ観光と一緒に楽しめますよ。

 

ますます日が長くなってくるこれからの季節、ブリュッセルは今日も明るい時間からビールを片手においしいベルギー料理を楽しむ人たちで溢れてきます。

ヨーロッパに旅行に行かれる方は、ぜひベルギー・ブリュッセルも訪れてみてくださいね！