こんにちは、Mugiです。

重厚な歴史を感じさせる庭園から、クラシックな街並みが圧巻の麗しの外灘、近未来的な超高層ビル群が建ち並ぶ浦東の夜景にいたるまで、現代と歴史がダイナミックに融合する国際都市、上海。

街を歩いているだけでまるでタイムトリップしているかのような非日常感とワクワクに包まれる、美しい都市です。

 

東京からは飛行機でわずか3時間で到着するので、週末を利用した弾丸旅行も叶います。

街のあちこちにロマンティックでフォトジェニックなスポットが点在し、女子旅にまさにぴったり。そしてもちろん絶品中国グルメも勢揃い!

 

この記事では編集部が実際に体験してきた、最新の上海の女子旅おすすめスポットを紹介します。

 

「武康大楼」大人気のフォトスポット

上海で女子旅をするなら、絶対にはずせないフォトジェニックなスポットの一つが「武康大楼(Wukang Mansion)」です。
この美しいマンションの写真は、きっとSNSで見たことがある人も多いでしょう。

 

1924年に建築家ラースロー・フーデックによってたてられた、上海の旧フランス租界地区にある歴史的なビルで、レンガ造りのクラシカルな姿は武康路のシンボル的存在に。

交差点の周りは写真を撮りたい観光客や、撮影してくれるプロのフォトグラファーも多数いて大賑わい。
交通量も多いので、撮影の際は周りに気をつけてくださいね。

 

武康大楼
所在地:上海市徐匯区淮海中路1850号

 

「武康路」旧フランス租界のおしゃれな歴史地区を散策

武康大楼で写真を撮ったら、ぜひそのまま武康路(ウーカンルー)の散策を。

武康路は、上海市の徐匯区に位置する全長約1.2kmの通り。
かつてフランス人居留地として発展した「フランス租界」と呼ばれるエリアに位置しており、今なお当時の建築様式や街並みが色濃く残ります。

 

プラタナスの緑豊かな並木道の両側には、歴史的な洋館をリノベーションした小さくおしゃれなカフェやアパレルショップが軒を連ねます。
ついつい色々なお店を覗いてまわりたくなる心躍るエリアです。

秋には美しい紅葉に彩られるそう!

 

散策中に一休みしたくなったら、古民家をリノベーションしたカフェ「集雅gathering咖啡」へ。

定番メニューはもちろんのこと、スパイスや果実などを加えた、少し変わったオリジナルコーヒーが味わえます。

こちらは山野というメニュー。
エスプレッソにりんごやサンザシ、ジャスミン緑茶などを加えたドリンク。
果実の爽やかさが効いていて、暑い夏の一休みにちょうど良い一杯です。

 

実は上海は、世界で最もコーヒー ショップが多い都市。
忙しないチェーン店とは違う、こだわりの小さなコーヒーショップが提供する美味しいコーヒーが味わえますよ。

「黄浦江」両岸の絶景をフェリーで横断しランチも楽しむ

上海を東西の二つのエリアに分ける黄浦江。
その東側には近未来的な超高層ビル群が建ち並ぶ浦東、西側には租界時代のヨーロッパ風建築が並ぶ外灘が広がります。
どちらも上海観光には欠かせない、人気の地区。

 

移動の際にはぜひ黄浦江フェリーを使いましょう。
約15分ごとに1本程度と頻繁に運行。乗り場は黄浦江沿いに数箇所あります。

ほんの5分ほどのショートクルーズ。
ですが、歴史的な外灘から近未来的な浦東へ、川を渡ると同時に時代も超えるような不思議な感覚が味わえ、単なる交通手段としてだけではない楽しさがあります。

船内はシンプルながらも、デッキからの眺めは格別。

夜風を感じながらフェリーから夜景を見るのも素敵そうですね。

 

フェリーで川を渡ったついでに、ウォーターフロントの景色をゆったり眺めながらのランチもおすすめです。
「三月•醉淮揚(陸家嘴店)」は、窓の外にパノラマに外灘が広がる絶景レストラン。

ここでいただけるのは、本格的な上海料理と淮陽料理。

この照りと艶、見るからに美味しそうでしょう?

ジューシーでありながらしつこさのない鮑と煮込んだ豚バラの角煮「黑松露鲍鱼红烧肉(黒松露鮑魚紅焼肉)」に、江南風スペアリブ「江南糖醋小排」など、どれもこれも絶品です。

甘辛い醤油を使った味付けが多く、非常にご飯の進む料理ばかり。ぜひしっかりとお腹を空かせて訪れてください。

 

外がカリッと、なかがもっちりとしたタロ芋のお餅「香酥荔浦芋头(香酥荔浦芋頭)」は、思わずおかわりしてしまった美味しさ。

お餅やぷるぷるの小籠包にお饅頭など、女性が大好きなもっちり料理のオンパレードです。

 

三月•醉淮揚HUAIYANG DELIGHTS(陸家嘴店)
所在地:中国上海市浦東新区陸家嘴街道 東昌路1号 2-1室

 

「外灘」ロマンティックな街並みと夜景を堪能する

上海を訪れたなら、絶対に外せないのが外灘の散策。

かつては外国銀行や商社の拠点が集中していた場所であり、19世紀末から20世紀初頭にかけて建てられた西洋建築群が立ち並ぶ、上海を代表する景観スポットです。

 

ネオクラシックやバロック、アールデコなど様々な様式が融合した、優美な欧風建築が約50棟も並んだ様は非常にフォトジェニック。

建物によっては、中を見学できるものも。

 

夜になるとオレンジ色の光にライトアップされ、よりロマンティックな雰囲気に。

思わずうっとりと眺めていると、いつの間にかものすごい人混みになっていました。
19時〜22時頃までは外灘側も浦東側もライトアップされており、非常に混雑するのではぐれないようご注意ください。

人混みに揉まれずゆっくりと堪能したい場合は、「三号黄浦会Canton Table」でのディナーもおすすめ。

ミシュラン1つ星を獲得している、広東料理のレストランです。

どこか艶やかな、昔の上海の雰囲気を漂わせるレトロモダンな店内はゴージャス!

窓からは、浦東側の夜景が見られるお部屋も。

カリッと小気味よく焼き上がった皮とジューシーなお肉のハーモニーが味わえるダック料理など、一皿の中で様々な食感が楽しめるお料理の数々に、食べれば食べるほど食欲を掻き立てられていきます。

「蒸しとげ蟹の酒ソースと卵白添え」は優しい味わいでカニが頂け、お腹が満腹でもついついお箸が進む美味しさです。

 

その場で火を入れるパフォーマンス付きの人気のメニュー、伝統的な地鶏のロースト「紫铜锅古法火焰鸡(紫銅鍋古法火焔鶏」は、皮だけでもその美味しさにうなる一品。ぜひ食べのがしなく!

 

三号黄浦会Canton Table
所在地:上海市黄浦区中山東一路3号 外灘三号5階

 

「ウォルドーフ・アストリア上海オン・ザ・バンド」麗しのアフタヌーンティー

優美な外灘を、より没入感たっぷりに楽しみたいなら、ウォルドーフ・アストリア上海オン・ザ・バンドでのアフタヌーンティーはいかがでしょう?

 

ヒルトンの最上級ブランド、ウォルドーフ・アストリア。日本では今年4月に大阪にもオープンしました。

 

かつて「上海クラブ」として知られた歴史的建築物を改装した、ウォルドーフ・アストリア上海オン・ザ・バンド。

その格調ある空間は、美しい建物が多く残る上海の中でも別格の佇まい。
一歩足を踏み入れたとたん、まるで昔の映画の中に迷い込んでしまったかのような気分に。

ウォルドーフ・アストリア・ヘリテージ・ビルディングにあるサロン・ド・ヴィルは、高い天井から美しいドレープを描いてカーテンが垂れ下がり、クラシックなソファやチャイナキャビネットが並ぶ、華やかな空間。

 

籠のような三段の器に入れられ、アフタヌーンティーが恭しく運ばれてきます。

写真提供:ウォルドーフ・アストリア上海オン・ザ・バンド

スイーツにスコーンにセイボリー、ひとつつひとつ丁寧に作られたメニューは見た目にも美しく、食べるのが惜しくなるほど。

そっと口に運び、その美味しさに思わずため息をつく、至福の午後のひと時です。

窓の外には外灘のロマンティックな風景が。
まるで昔の映画の登場人物になったかのような気分で、優雅に美味しいアフタヌーンティーを堪能しましょう。

ちなみに、こちらのホテルはバーも素敵なんですよ。

お酒派の人はぜひバーも併せて訪れてみてください。

 

ウォルドーフ・アストリア上海オン・ザ・バンド
所在地:上海市黄浦区中山東一路2号

 

「ヒルトン上海シティセンター」アクセス良好!上海旅の拠点に

これらの上海のおすすめスポットを楽しむのにおすすめなホテルが、ヒルトン上海シティセンターです。

上海の中心部に位置しており、今回ピックアップした観光地へもアクセス良好。さらに、上海虹橋国際空港からは車でわずか15分と好立地です。

 

客室やラウンジの窓からは上海の中心部を一望できます。

高速道路の高架に隣接しながらも防音性に優れており、喧騒を忘れて静かな時間を過ごせる、ここはまさに都会のオアシス。
館内は上海の歴史を感じさせるモダンなアールデコの装飾が施され、美しい空間に足を踏み入れただけで心が躍ります。

 

上海は古くから東洋と西洋が出会う国際都市。
多様な文化が融合したその華やかな文化の趣を、ホテルにいながら体感することができるので、弾丸旅行でもホテルの滞在時間そのものが素敵な旅の思い出に。

1階に位置するレストラン「Osteria Twelve 16」では、夜には本格的なイタリアンを頂けます。
煌びやかでありつつも気取らない雰囲気の中で、会話も弾みます。

 

マスカルポーネクリームや黒トリュフを加えたポルチーニ茸のスープは、トリュフの香りとポルチーニ茸のうまみが凝縮された濃厚な味わいの絶品スープ。
その他にも、釜焼きのピザ、柔らかな牛ヒレ肉のグリル、ほろ苦さが後を引くティラミスなど、思い返すたびにまた食べたくなる料理の数々。

朝にはビュッフェ会場となり、中華から洋食まで幅広く揃います。

目の前で作ってくれるワンタン&ヌードルバー、せいろの中で湯気をたてるほかほかの点心類は食べ逃しなく!

ヒルトンブランドに裏打ちされた温かなおもてなしは折り紙つき。

中国旅行では、Google関連のアプリが使えなかったりと、他の国と比べて少し勝手が違う場面も多いもの。

そんな中、ヒルトンでは今年の夏よりDiDi(中国の配車アプリ)と提携を強化し、英語対応のインターフェース、国際クレジットカードの紐付けと決済、ドライバーと乗客間のリアルタイムのバイリンガル翻訳などのサポートを開始。

 

またヒルトン上海シティセンターには、バイリンガル対応のレセプションに加え、日本語対応のレセプションも設置されました。

慣れない環境で戸惑うこともあるからこそ、頼れるコンシェルジュサービスが整ったホテルでの滞在が安心ですね。

 

ヒルトン上海シティセンター
所在地:中国上海市延安西路488号

 

「香・方向」唐代のお香体験を

中国らしい文化体験をしたくなったら、お香体験もおすすめです。

 

紀元前から始まる、中国の香文化。

白檀、ムスク、アンバーなどの香りが、歴史的に儀式や薬、日常生活の中でどう使われてきたのかを学んだ後、お香作りの始まりです。

小さな美しい香具を見るだけで、何やら特別な儀式のようでワクワクしますね。

 

お香には線香のような棒状のもの、板状のものなどいくつか種類がありますが、今回行ったのは粉香を美しい印模様の型で抜くタイプ。

きめ細かな粉香は繊細で、ちょっと手元が狂うだけで崩れてしまいます。

うっすらと白檀の香り漂う空間で、無心になって作業に集中していると、心が無になっていくよう。

出来上がったお香に火を灯し、静かに深呼吸。なんとも優雅な時間です。

こちらの教室は外国人が自力で予約するのは少々難しいのですが、ヒルトン上海シティセンターでは、コンシェルジュに相談すれば予約を手助けしてくれますよ。

 

歴史と現代が融合した麗しの上海を満喫しよう

女性ならきっと誰しも心奪われる麗しの都、上海。
2泊の取材を終えた後、もっと見て回りたい…!次はあそこを回ろう…!と早くも頭の中は次の上海旅行の妄想を開始していました。

 

一度行けばこの街の、歴史に裏打ちされた奥深さと洗練された美しさ、そして食事の美味しさに、虜になること間違いなし。

 

日本からわずか3時間で行け、ともすると国内旅行へ行くよりも手軽に、ラグジュアリーで非日常的な心躍る体験が叶います。
上海には浦東と虹橋の二つの空港があるので、中国の他の都市と一緒に巡るのにもうってつけです。

 

2025年12月31日までは、日本国籍なら30日以内の中国観光のビザが免除に。まさに今が渡航のチャンス!

上海と一緒に巡るのにおすすめの泉州については、次の記事でレポートするので、ぜひ参考にしてみてください。

 

取材協力:Hilton











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