こんにちは、LOVETABI編集部です。
今回はフランス・プロヴァンス地方を代表するリゾート地「ニース」のおすすめ7選をご紹介します。
Netflixオリジナルの恋愛リアリティーショー『オフラインラブ』の舞台にもなった地中海沿岸の美しい街ニースは、今改めて日本人にも注目が集まるデスティネーション。
青い空と海の美しさは格別!
19世紀からヨーロッパのセレブリティたちを魅了してきた、南仏コート・ダジュールのリゾート都市ニースは、ビーチはもちろん、南仏ならではのカラフルな街並みや、おすすめスポット盛りだくさんです。
ぜひ旅の参考にしてみてください♪
「プロムナード・デ・ザングレ沿いのビーチ」太陽をいっぱい浴びて思い思いの時間を
ニースを代表するのが、この紺碧の海と弧を描くように延びるプロムナード・デ・ザングレ沿いのビーチ。
青い空にキラキラと光るビーチは人生で訪れたい絶景です。
ゆるやかな曲線を描くニースのビーチは、「天使の湾」と称され、古くから愛されてきました。
海岸に沿った全長3.5kmの大通り「プロムナード・デ・ザングレ」は、フランス語で「イギリス人の遊歩道」という意味があり、在住イギリス人の出資によって整えられました。
地中海を眺めながら散策を楽しめるとっておきの遊歩道として人々が行き交うニースを代表するスポットのひとつです。
オンシーズンの5月〜9月頃は多くの観光客で賑わうビーチ。
ビーチは無料で誰でも利用できる公共ビーチと、レストランやバーが併設されパラソルやデッキチェアを借りられるプライベートビーチがあります。
公共ビーチは無料で自由に入ることができますが、プライベートビーチは有料なので事前にチェックしておきましょう。
公共ビーチはご自身でタオルのほか強い日差し対策の帽子や日焼け止めなどを持参して、気軽にビーチを楽しめるのでおすすめ!
ニースの海は大きめの小石が海まで広がっているのが特徴。
特に無料ビーチを訪れる際には足元に注意しながら楽しんでくださいね。
また。海水浴のほかにもパドルボードやヨット、パラセーリングなどビーチならではのアクティビティも楽しめます。
思う存分、地中海の海を満喫してください!
ビーチは夕暮れ時もおすすめ。
海水浴のシーズンである6月〜9月は、日が沈み始めるのは夜の22時くらい。
19時頃でも夕方のように海辺で思い思いに過ごす人が多いのもこの時期ならでは。
また、ここからお店などが多い旧市街から歩いてすぐというアクセスの良さもあり、観光の合間に何度でもこのビーチ沿いを堪能できますよ!
海岸沿いの「プロムナード・デ・ザングレ」をゆったりお散歩するひとときは格別。
通り沿いには多くのレストランやバー、ホテルなどが立ち並び、海を眺めながら食事やアペロを楽しむことできます。
ベンチがたくさん置いてあるので、ただ海を眺めたり、本を読んだりおしゃべりしたり、テイクアウトしたものを食べるなど、あなただけの過ごし方でゆったりお過ごしください!
「コリーヌ・デュ・シャトー(城跡公園)」ニースの街を一望
ニースの旧市街を見下ろす小高い丘に広がる「コリーヌ・デュ・シャトー(城跡公園)」。
ここは中世の城塞が建っていた場所で、現在は豊かな緑に囲まれた公園になっています。
展望台からは、地中海の青く輝く海岸線と旧市街の赤い屋根が広がる、ニースならではの絶景を一望!
丘の上に上がる際はぜひエスカレーターの利用をおすすめします。
公園の入り口、階段のすぐ左側にある表示に従っていくとエレベーターがあります。
これならすぐに丘の一番上まで簡単に登ることができますし、オンシーズンのニースは暑いため少しでも体力を温存しておくためにもぜひともエレベーターの使用がおすすめ。
丘の頂上からはニースの街を一望。
青い海と弧を描くビーチ、旧市街の鮮やかな建物、絶景を堪能できます。
ビーチの眺望の反対側には緑ゆたかな公園。
丘の上にあるこの公園では、売店もあり、ちょっとした軽食も提供されているので、ひと休憩するのにもぴったり。
気候がよければちょっとしたピクニックをしたり、のんびり過ごすのもいいですよね。
帰りは丘の階段を景色を眺めながらゆっくり降っていくのもとっても気持ちいいです。
徐々に変わっていく眺望はあまりの美しさにいつまでも目に焼き付けておきたくなること間違いなし。
ニース滞在時にはぜひ1度以上は訪れてみてください!
住所:Montée Monfort 06300 Nice
営業時間:8:30〜20:00(4月〜9月)、 8:30〜18:00(10月〜3月)
「マセナ広場」ニースを代表する美しい待ち合わせ場所
ニース観光のスタート地点にぴったりなのが「マセナ広場」。
19世紀半ばに整備されたこの広場は、旧市街、プロムナード・デ・ザングレ、そして新市街へとアクセスできる便利な立地で、トラムなどの交通機関の中心でもあり、多くの人が行き交う必須スポットです。
広場は景観も魅力的。
赤いファサードに白い窓枠が映えるイタリア風の建物が広場を囲い、床には白と黒のチェッカーボード模様が敷かれ、優雅で独特な雰囲気が印象的です。
広場の中央にある「アポロンの噴水」はフォトスポットとしても有名。
ぜひニースを訪れた際にはご覧ください!
季節ごとに多彩な催しが行われ、地元の人々にとっても欠かせない「マセナ広場」。
毎年2月に開かれる南仏最大級の祭典「ニース・カーニバル」の会場になったり、冬にはクリスマスマーケットが開催されます。
夏のヴァカンス期間は日が沈み始める頃から音楽を演奏したり、パフォーマンスをする人たちが現れ、道ゆく人たちが一体になって夏の夜を楽しんだり。
観光客にとっても地元の人々にとっても欠かせないスポットなのです。
夜は別の姿を見せます。
スペイン人アーティスト、ジャウメ・プレンサによる「7人の大陸の座像(Conversation à Nice)」が幻想的に光り輝きます。
7体の人型彫刻がそれぞれ異なる色にライトアップされるので、ぜひ夜にも足を運んでみてください。
広場から歩いてすぐにショッピング街ジャン・メドサン大通りや、海岸沿いの散歩道にアクセスできるので、観光の起点にぴったりです。
住所:Plassa Carlou Aubert, 06000 Nice
「サレヤ市場」朝のマルシェで地元気分を味わって
ニースの旧市街で最も賑わっているスポットのひとつが「サレヤ市場」。
カフェやレストランに囲まれたこの広場では、毎朝マルシェが開かれ、週に1度はアンティーク市も開かれるニースの生活に触れることができます。
朝から昼にかけてとてもにぎやかで、野菜や果物、花、オリーブ製品、スパイスなどが並び、南仏らしい鮮やかで食欲をそそるスポットなんです!
旧市街やプロムナード・デ・ザングレからも近い便利な立地にあるのも嬉しいポイント。
「サレヤ市場」にはいくつかの顔があります。
「マルシェ・オ・プロデュイ・アルティザナル(食品・地元産品市)」は、果物、野菜、ハーブ、チーズ、オリーブ、ジャム、南仏の特産品などがずらり。お土産探しにもぴったり!
「マルシェ・オ・フルール(花市)」は、ニースを代表する花市場。季節ごとの花々が通りいっぱいに並び、香り高いブーケや観葉植物も購入できます。
「マルシェ・オ・プュス(蚤の市)」は、毎週月曜に開催されるアンティーク市。家具や食器、アクセサリーなどが並び、掘り出し物を探すのにおすすめ。
ニースの生活と文化を丸ごと体感できる「サレヤ市場」。
ニースの名物料理を堪能するのもおすすめです。
「ソッカ(Socca)」は、ひよこ豆の粉で作る薄焼きクレープのような郷土料理。
「フラワーアイス」は、花市場の近くで売られているエディブルフラワーを使ったアイスや、ラベンダー風味のお菓子です。
ぜひ試してみてくださいね!
「サレヤ市場」は午前中の訪問がおすすめです。
朝は特に活気があって、地元の空気感を堪能するのにもってこい!
特に花市場は昼過ぎに片付けが始まるので、早めに訪れてみてくださいね。
ただし月曜日は食べ物や花市はお休みでアンティーク市(蚤の市)が開かれるので曜日はチェックしてからが行くようにしましょう。
住所:est de la rue Droite, 06300 Nice
営業時間:食品・花市 6:00〜13:30(火曜〜日曜)、蚤の市 7:00〜18:00(月曜)
「メゾン・ニコラ・アルジアリ(Maison Nicolas Alziari)」ニース最古のオリーブオイル専門店
旧市街にある老舗オリーブオイル店「メゾン・ニコラ・アルジアリ」。
1868年創業のこの店は、150年以上にわたり伝統の製法で最高品質のエクストラヴァージン・オリーブオイルを作り続けてきました。
店内には大きなオリーブオイルの樽があります。
代表的なオイルは、ニースの象徴的な品種「カイエティエ」から搾られるまろやかで香り高いオイルは本当に絶品!
サラダや魚料理にひと垂らしするだけで、いつものお料理が格段にレベルアップしますよ。
とにかく見た目からかわいい「メゾン・ニコラ・アルジアリ」のオリーブオイル。
とってもかわいらしいデザインの缶に詰められたオイルは大小さまざまな商品が用意されています。
便利なポンプタイプなど使う方の用途に合わせたさまざまな種類のオリーブオイルがあるので、お試し用やお土産用などお好みのものを選んでみてください。
オイルのほかにも、タプナードやオリーブの塩漬け、南仏らしいグルメ商品が揃っているので、お土産にも最適。
ギフトボックスにもできるので、お世話になっている方や大切な人への贈り物にもぴったりですよ♪
オリーブオイルはぜひテイスティングして味わいを比べてみてください!
オリーブオイルだけで10種類以上ある「メゾン・ニコラ・アルジアリ」。
ピュアなエクストラ・ヴァージンのほか、にんにくやレモン・バジル・タイムなどフレーバー付きのオイルや限定版など豊富なラインナップでついついどれにしようか迷ってしまいます。
どんなお料理に合わせると相性がいいのか、ぜひテイスティングして店員さんにおすすめを聞いてみるのもいいですよ!
ギフトボックスもご用意があります。
気になった商品を詰め合わせて、お世話になっている方や大切な人への贈り物にもぴったりですよ。
ぜひ現地でテイスティングしてみてお気に入りのオリーブオイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?
また、中心街から少し離れた場所には、今も稼働する伝統的な搾油所(ミル)を併設した店舗があり、見学や購入も可能。
オリーブオイルの奥深い世界を体感できる貴重なスポットです。
公式ウェブサイトでは通信販売も行っております。(サイトはこちら)
限定品やオンライン限定商品のあるので、気になる方はぜひそちらのチェックしてみてください。
「メゾン・オウエ(Maison Auer)」老舗の絶品お菓子店
旧市街のオペラ座目の前にある老舗菓子店「メゾン・オウエ」。
1820年に創業し、世代を超えて受け継がれるニースの名物ショコラトリー/コンフィズリーの名店です。
「メゾン・オウエ」には代表的なお菓子が豊富にあります。
「メゾン・オウエ」の代名詞ともいえるのが、「フルーツ・コンフィ」。
レモンやオレンジの皮、ジンジャーなど、素材を活かした上品な甘さと風味が特徴です。
「カリソン」という南仏プロヴァンス地方の伝統菓子も有名。
アーモンドの粉末と砂糖漬けフルーツ(メロンやオレンジなど)を練り合わせたペーストを土台にし、その上を白い砂糖衣で覆い、底は薄いオブラートで支えられています。
舟形(またはアーモンド形)が定番で、白一色のものが伝統的なタイプですが、「メゾン・オウエ」ではフルーツの風味を加えたカラフルなバリエーションも販売されています。
お土産にぴったりなお菓子はまだまだあります!
こちらは「ヌガー」といい、アーモンドやピスタチオ、ハチミツを使った南仏らしいお菓子。
「メゾン・オウエ」では伝統的な製法を守りつつ、上質な素材で仕上げ、チョコレートやフルーツ・コンフィと並んで南仏土産としてもぴったり!
丁寧に仕上げられた栗の砂糖煮「マロン・グラッセ」も絶品です。
1個から購入できるので、ぜひお試しください。
お城のような豪華な店内も魅力的。
バロック風の豪華な装飾を思わせる内装で、ステンドグラス天井やアンティーク調の什器が置かれています。
ウィンドウ・ディスプレイや包装もクラシックでどれも素敵なので、立ち寄るだけでも訪れる価値あり!
瀟洒なお店でのショッピングをぜひお楽しみください。
「マルク・シャガール国立美術館」シャガール作品を存分に堪能
ニースの北東部、シミエ地区と呼ばれる高台の高級住宅地にあるのが「マルク・シャガール国立美術館」。
1973年に開館したこの美術館は、フランス文化省が所管する「国立美術館」のひとつで、シャガールの作品を専門に扱う世界的にもユニークな施設です。
青い海と光にあふれるコート・ダジュールに惹かれて暮らした画家、マルク・シャガール。
シャガール自身が作品選定や展示に深く関わったことで知られ、世界で唯一「作家本人が監修した美術館」とされています。
この美術館でしか見ることができない貴重な作品が多数。
最大の見どころは、旧約聖書をテーマに描かれた壮大な連作《聖書のメッセージ》17点。
アダムとイヴ、ノアの箱舟、出エジプト記など、旧約聖書の重要な物語を題材にした大作群で、鮮やかな色彩と幻想的な構図で神話と人間の物語が描かれています。
広い展示室に並んだ巨大なキャンバスの作品、シャガール独特のやさしく愛情に溢れたタッチに心動かされること間違いなし。
ステンドグラスはここでしかみられない貴重な作品です。
青を基調とした幻想的な光に包まれた美しいステンドグラス。
グラス一枚一枚に描かれているモチーフをじっくりみると人物の表情が細やかに描かれています。
光の絶妙なバランスがなんとも美しい作品は一見の価値あり。
コンサートホールもぜひ立ち寄ってみてください。
こちらは音楽好きだったシャガールが自らデザインしたコンサートホール。
壁面のモザイクや装飾は必見です!
暗い空間に青いステンドグラスの光がやさしく空間を包み込みます。
普段はシャガールの生涯に関するビデオなどを上映していますが、実際にコンサートやイベントも開催されます。
美術館内にある庭園も必見です。
建物を取り囲む地中海風の庭園は、緑に囲まれ静かで落ち着いた雰囲気。
こちらにあるカフェバーの「Café Chagall」は、入館料なしで利用できるため、美術館を訪れない人でも気軽に立ち寄れます。
屋内席とテラス席あり、テラス席はオリーブの木陰がとっても素敵ですよ。
ランチからカフェまで使えるので、鑑賞後の休憩にも観光で訪れるにもぴったり。
営業時間:10:00~17:30(5月〜10月)、10:00~16:30(11月〜4月)※火曜休み
シャガールの世界観にどっぷりと浸かれる「マルク・シャガール国立美術館」。
ニース市中心からバスで約15分ほどでアクセスできるのもいいですよね。
鮮やかな色彩と聖書の物語が織りなすシャガールの光の世界。
中心地の喧騒を離れ、静かな庭園と幻想的な作品に浸るひとときをぜひ堪能してみてください。
住所:Avenue Docteur Ménard, 06000 Nice
営業時間:10:00~18:00(5~10月)、10:00~17:00(11~4月)
※休館日:火曜日、1/1、5/1、12/25
Instagram:https://www.instagram.com/museeschagalllegerpicasso/?hl=fr
穏やかで美しい青い海と空が心も体も開放してくれるニース
ニースのおすすめ7選いかがでしたか?
まだまだご紹介したい素敵なスポットがニースにはたくさんあります!
そして何よりも、ニースはビーチをはじめ取り囲む自然も人々の雰囲気もすべてに心から穏やかで豊かな気持ちにさせてくれる不思議な魅力のある街です。
ぜひニースでその開放感を体感してみてください♪