こんにちは、LOVETABI編集部です。
海外旅行先として常に高い人気を誇り、リピーターの多い台湾。定番の台北にはもう何度も行ったから、次は他の都市に行ってみたいと言う方も多いでしょう。
そんな方に次におすすめな都市が台南です。
食の都とも言われ、多くの台湾グルメの発祥の地としても知られる台南は、台湾を代表する古都。
かつてオランダや日本に統治されていたという歴史を持ち、古い建物をうまく現代に活かした異国情緒溢れるノスタルジックな街並みは、女子旅にもぴったり。
台北からは新幹線を使い1時間半〜2時間ほどで到着。魅力たっぷりな台南でぜひ訪れてほしい、おすすめの観光スポットをご紹介します。
目次
「赤崁楼」台南のランドマーク
赤崁楼は、オランダ統治時代にオランダ人の手によって建設された要塞。
台南の激動の歴史を物語る、台南を代表する史跡で、入るには入場料が必要です。
明、清、日本統治時代と時代が移り変わるにつれて様々な改築が行われ、東洋と西洋の入り混じった現在の姿になりました。
現在は緑の庭園に囲まれ、過去の歴史が嘘のように穏やかな雰囲気です。
赤い煉瓦造りの壁に朱塗りの柱、とこどころに効いた水色の窓が鮮やかでフォトジェニック。
2階の窓辺とベランダは、写真を撮る人が絶えないフォトスポットです。
夜にはライトアップされ、さらに迫力ある姿に。コンサートが行われることもあるそう。
台南に行ったらぜひ訪れてほしい、台南のランドマークです。
所在地:台南市民族路212号
入場料:大人50元
「神農街」ノスタルジックな古い街並み
神農街は、古い町並みが残る台南の人気ストリート。
築200年以上の清朝時代の古民家を、当時の風情を残しつつリノベーションした、おしゃれなカフェやショップがたちならびます。
提灯の揺れる古民家は、水色や緑、赤などカラフルに塗られたドアやアンティークな窓枠で彩られ、ノスタルジックな雰囲気。
午前中は開いていないお店が多いため、人のいない写真を撮りたいなら午前中がおすすめです。
ショッピングや道歩きを楽しみたいなら、昼過ぎから夜に行きましょう。
特に夜になると雰囲気が一変!道端に沢山の灯篭が灯り、幻想的な世界が広がります。
所在地:台南市神農街
「安平樹屋」ガジュマルに飲み込まれた人気フォトスポット
台南の映えスポットといえばここ!ガジュマルに飲み込まれた廃墟、安平樹屋です。
19世紀末に元々はイギリスの商社の建物として建てられ、日本の塩業の会社の倉庫として使われたのち、ガジュマルによる侵食を受け現在の廃墟の姿となりました。
天井も壁もほぼ崩れ落ちていますが、ガジュマルの根や枝を縫うようにして見学ルートの木桟道がもうけられ、安全に見学できます。
広い敷地内をガジュマルの木々が飲み込み覆い尽くす様は圧巻!
台南の中心部からは外れていますが、バスや自転車で行ける範囲。近くに人気の豆花屋さんもあるので、一緒に訪れてみてください。
所在地:台南市安平區古堡街108號
料金:大人50NT$
「四草緑色隧道」マングローブが生い茂る緑のトンネルをクルージング
台南で自然に囲まれたスポットに行きたいなら、「四草緑色隧道」へ。
台湾で8番目に国家公園指定された「台江国家公園」内にあり、両脇にマングローブが生い茂る運河をクルーズできます。
チケットを買った後、人数が集まるとライフジャケットを着用しボートへの乗船スタート。
狙うは一番前の席です。
両頬に風を感じ、虫や鳥たちの鳴き声を聴きながら、青空の下の爽やかな景色の中をクルーズ。
終点に向かうに連れて徐々に景色が変わり、両脇からマングローブが覆いかぶさるように密集し、アーチのように頭上を埋め尽くして行きます。
水面にも緑が反射し、あたり一面緑に覆われたトンネルはとても爽やか。
中心地からは離れたところにあるので、タクシーの利用をおすすめします。
所在地:台南市安南區大眾路360號
「林百貨店」メイドイン台湾のセンスのいいお土産を買うならここ!
レトロな建物が目をひく林百貨店は、おしゃれで質の良い、メイドイン台湾のお土産が買えるショップ。ショッピングだけでなく観光の人気スポットでもあります。
百貨店という名前がついていますが、昔の建物なのでデパートのような広さがあるわけではありません。
元々は1932年の日本統治時代に、実業家の林方一氏が、南台湾初の百貨店である「林百貨店」を創立。当時の最先端の技術を使ったモダンな建物が評判でした。
戦後空きビルとなっていましたが、市定古跡に認定され3億円近くかけて修復作業が行われ、2013年に復活。
市松模様の床にアンティークなペンライト、片隅に置かれた蓄音機など、ノスタルジックな雰囲気漂う佇まい。
当時のエレベーターが、まだ現役で使用されています。これに乗るために、表まで続く大行列ができていることも。
実は行列は上りだけで下りは空いているので、時間のない人は上りは階段、下りでエレベーターに乗りましょう。
また、台南の街を見下ろせる見晴らしの良い屋上には、椪餅のオブジェがゴロゴロとあり、ちょっとしたフォトスポットになっています。
ぜひ観光とショッピングを兼ねて行ってみてください。
所在地:台南市忠義路二段63号
「花園夜市」台南で一番大きな夜市でB級グルメを堪能!
台湾の夜に欠かせないものといえば夜市ですね!お手頃価格でとても美味しいB級グルメが食べ歩きできる、食の天国です。
台南には有名な夜市が4つあり、中でも一番大規模なものが花園夜市。比較的新しい夜市ですが、400もの屋台が並ぶ、台湾でも有数の夜市となっています。
敷地内はグルメ、ファッション、ブティック、レジャーエンターテインメントの4つのエリアに分かれています。夕方5時くらいから徐々に屋台の営業が始まり、夜の8時ぐらいがピークに。
さすが美食の国台湾、何を食べても美味しいので、目についた気になるものをちょっとずつ食べ歩きしていくのがおすすめです。
胡椒餅、大雞排(鶏のから揚げ)、蚵仔煎(牡蠣入りオムレツ)といった台湾B級グルメの大人気定番メニューはもちろんのこと、台南名物の「牛肉湯」などいろいろなお店が立ち並びます。
ただし、開催日は木、土、日曜のみなので注意が必要です。その他の曜日は、大東夜市(月、火、金)、か武聖夜市(水、土)へどうぞ。
所在地:台南市北区海安路三段533號
営業時間:木、土、日曜日 17:00 – 00:00
「藍晒圖文創園區」フォトスポットが集まるアート空間
藍晒圖文創園區は、旧司法宿舎をリノベーションし2015年にオープンした、アートやショッピングが楽しめる複合施設。
クリエイターズグッズの店やおしゃれなカフェが立ち並び、レトロな建物と現代アートが融合したクリエイティブ空間に。
敷地はさほど広くはありませんが、いたるところ描かれているウォールアートを探して回るのも楽しく、思いの外時間が経っていきます。
人気の一つが、入り口にある藍色の3D版に進化した青図アート。巨大な老木と一体化したアートは、特に夜に訪れるのがおすすめ。
ライトアップされた藍一色の空間は、まるで異次元に入り込んだかのようです。
所在地:台南市南區西門路一段689巷
次の連休は台南で充実の女子旅を!
食におしゃれなカフェに歴史ある建物に自然と、見どころ満載の台南。
台北より一段と気温が高く南国気分に溢れており、街中でありながら台北よりも少しのんびりとした雰囲気が漂っています。
街の中はシェアサイクルがとても発達しており、街のいたるところに設置されたステーションにてアプリで簡単に借りられ、値段も安価です。観光で回る際は自転車が一番おすすめ。
3、4日程度のお休みがあれば行けるので、次の連休はぜひ台南で充実の女子旅をお楽しみください!