こんにちは。Remiです。
今年の夏休みは、イタリアへ行ってきました。
大学生の時にバックパッカーとしてヨーロッパ10カ国を周遊して以来、2度目のイタリア。
よく、これまで行った場所でどこが一番オススメ?とか聞かれますが、
ヨーロッパで一番好きな都市はヴェネツィアだと答えていました。
そんな、もう一度行きたくなる街、ヴェネツィアに6年ぶりに戻ってきました!
街のすべてが見所!世界遺産ヴェネツィアの観光名所
中世に海運都市として栄え、「地中海の女王」と称えられたヴェネツィア。
無数の運がと迷路のような小径が交差し、美しい水風景に出会えます。
「You must get lost in Venezia」と言われるように、おすすめの散策は、
地図を持たずに気の向くまま、足の向くままに石畳の路地を歩き回ること。
散策を始める前にチェックしておきたいランドマークをいくつか紹介します。
ヴェネツィアの観光名所①ため息の橋 (Ponte dei Sospiri)
かつて裁判所と牢獄を結ぶ橋だったことから、囚人がこの橋の小さな窓から
最後のヴェネツィアの景色を見て、この世に別れを惜しみながら溜め息をついたと言う伝説が由来の橋。
恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるという迷信も♡
ヴェネツィアの観光名所②大鐘楼 (Campanile di San Marco)
世界遺産ヴェネツィアのシンボルであり、玄関口となるサン・マルコ広場の象徴。
16世紀に建設された高さ96mの鐘楼は、もともと見張り台と灯台の役割を担っていました。
エレベーターに頂上へ上がり街を一望できます。
ヴェネツィアの観光名所③サン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco)
11世紀に建てられたビザンチン建築、元は総督邸の礼拝堂で、聖マルコの遺体を納めています。
聖マルコ像の下にはヴェネツィアの象徴、輝く羽のあるライオンの像(有翼の獅子像)があり、
内部はみごとなモザイク画で装飾され、連日観光客により長蛇の行列が出来る。
ヴェネツィアの観光名所④時計塔(Torre dell Orologio)
15世紀構造の時計塔の屋上にはムーア人の銅像があり、この像が鐘を打ち鳴らして時を告げます。
リアルト橋方面への出口の目印。
ヴェネツィアの観光名所⑤リアルト橋 (Ponte di Rialto)
商業の中心地区にあるリアルト橋は当初「富の橋」と呼ばれ、16世紀末に現在の石造りに変えられました。
19世紀まで大運河(カナル・グランデ)をわたす唯一の橋で、今もメイン大橋です。
ヴェネツィアの観光名所⑥カナル・グランデ大運河 (Canal Grande)
ヴェネツィアの本島を逆S字に走る、全長3800mの最も大きな運河。
海運国家ヴェネツィアのメインストリートとして機能した運河沿いには
美しいパレスやヴィラが立ち並び、「世界で最も美しい通り」と呼ばれています。
水上バス(ヴァポレット)や水上タクシーでその景観を堪能できます。
歴史あるヴェネツィアの老舗カフェ&バーカロ3選
欧州でも屈指の国際文化都市として栄えたヴェネツィア。
街の歴史とともに生きる中世の名残漂う老舗カフェやバーカロを訪ねてみました。
ヴェネツィアの老舗カフェ①カフェ フローリアン
かつてナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称えたサン・マルコ広場。
ヨーロッパを代表するカフェ文化の始まりはこのサン・マルコ広場と言われています。
そして、現存する最古のカフェと言われるのが、
1720年創業のカフェ フローリアン(Caffè Florian)。
店内は1800年代の豪華な装飾がそのまま残されています。
分厚いメニューには、コーヒーや紅茶のメニューがズラリ!
しかもそのほとんどがオリジナルメニューです。
広場内のテラスで、クラシックの生演奏を聞きながら優雅なティータイム♡
カフェメニューは高級ホテル程のお値段(€10〜)ですが、一見の価値はあります。
(席に着いた時点でミュージックチャージが掛かります)
深夜まで営業しているので、散歩の休憩にいかがでしょう?
ヴェネツィアの老舗カフェ② ラヴェーナ
同じくサン・マルコ広場にある老舗カフェ、ラヴェーナ。
1750年創業、音楽家のワーグナーが通ったことでも有名な人気カフェです。
吹き抜けの店内は、優美なヴェネツィアングラスのシャンデリアが際立ちます。
100年以上前のシャンデリアは、黒人女性の顔があしらわれているユニークなデザイン。
こちらも深夜まで営業しており、オリジナルカクテルやワインなどのメニューも豊富です。
こちらのテラスでも夜までクラシックの生演奏が行われています。
【マメ知識】
ちなみに広場内のテラスでは、カフェ・フローリアンともう一店の計3つの
カフェのテラスで代わる代わる生演奏が行われ、同時に演奏されることはないので、
それぞれのバンドの演奏を楽しむことが出来ます。
カウンターオーダーの立ち飲みであればミュージックチャージが掛からないので、
地元のお客さんはワイングラスを片手に店内のホールで立ち飲みしている姿が
見られました。
ヴェネツィアの老舗カフェ③カンティーナ ド モーリ
ヴェネツィアの夜の楽しみ方といえば、バーカロ巡り。
「バーカロ」とは、いわゆるオステリア(大衆食堂)でカウンターでの立ち飲みが鉄則。
日本で言う立ち飲み居酒屋のような感じで、ヴェネツィアのあちこちに点在し、
地元の人や観光客はワインを片手におつまみ(チケティ)を食べながらお喋りに花を咲かせます
そんなヴェネツィアを代表する老舗バーカロがこちらのカンティーナ・ド・モーリ。
創業はなんと15世紀!(1462年)
迷路のような街で迷いながら辿り着いたこちらのバーカロはお昼というのに薄暗く、
ひっそりたたずんでいました。
店内に入ってびっくり!天井に無数の銅鍋がつり下げられ、老舗風情たっぷり。
どこかモダンな雰囲気さえ感じさせる歴史的なお店です。
営業時間は朝8時〜19時半と、お酒を飲むにはやや早い時間にも関わらず、
午前中には既に地元らしき人達で賑わっていました。
店内はカウンターのみで、ワインやチケッティ(小皿料理)が豊富に揃っています。
「いらっしゃいませ」の日本語の看板にほっこり。
その他、街歩きでふらっとバーやカフェに立ち寄るのもヴェネツィア散策の醍醐味。
もし迷ったら、是非、リアルト橋のふもとへ。
カナルグランデ沿いの通りはワイン・ストリートと呼ばれ、バーカロやレストランがずらり。
テラスから運河を渡るゴンドラを眺めながら、新鮮な魚介が食べられます。
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