こんにちは、Kiwakoです。
2023年9月、京都に開業した「デュシタニ京都」は、日本の繊細な伝統文化とタイの優雅なホスピタリティが織り混ざった世界最高クラスのおもてなしに満ちた、日本初進出のタイのラグジュアリーホテルです。
先日、念願叶って「デュシタニ京都」に滞在!
期待通りのこまやかなホスピタリティと、洗練されたデザインにあふれる空間に身を置き、ご褒美のようなひとときを過ごしました。
なかでも、特筆すべきはダイニングのレベルの高さ。今回は、「デュシタニ京都」でぜひ訪れたいレストランや食事体験をご紹介します。
なお、レストランなどは宿泊せずビジターでも利用可能!宿泊予定はないという方でも、ぜひ「デュシタニ京都」での美食を楽しみにお出かけしてみてくださいね。
「デュシタニ京都」での滞在の様子はこちらから▼
目次
レベルの高さに感嘆!「デュシタニ京都」の5つのダイニング
「デュシタニ京都」には、さまざまなオケージョンで利用可能な5つのダイニング、レストランがあります。
まずは、タイの伝統料理をいただける「Ayatana(アヤタナ)」。
味覚のみならず、視覚、聴覚、嗅覚、触感、そして心と五感ならぬ六感を刺激する心尽くしのお料理、演出、サービスを堪能できるシグネチャーレストランです。
「Ayatana(アヤタナ)」の料理は、精進料理のマインドフルネス、ゼロウェイスト、プラントベースそして関西の旬の食材とタイの料理の知恵を結びつけていて、未だかつて体験したことないタイ料理をいただけるとのことで、注目が高まっています。
「Ayatana(アヤタナ)」と一続きの空間となっているのが「All Day Dining(オールデイダイニング)」。
金継ぎにインスパイアされたデザインにも注目です。こちらはランチの営業で、おなじみのタイ料理を中心にサラダ4種類、メインディッシュは
また、「Ayatana(アヤタナ)」の隣にあるのがデザートバーの「Kati(カティ)」。
「Ayatana(アヤタナ)」のディナーでお客様を最初にお出迎えするお部屋です。
そして、シェフズテーブル「紅葉(こうよう)」。組み木のデザインがとても素敵なエントランスです。
ここでは、旬の食材を目の前の鉄板で豪快に調理していただき、ライブ感も満喫できます。
「紅葉(こうよう)」の隣には、バー「Den Kyoto(デンキョウト)」。
ワインの樽をイメージした店内は、まるで地下の隠れ家。落ち着いた空間で、お酒と共にナイトタイムに酔いしれてみては?
なお、これら5つのダイニングは地下1階の中庭をぐるっと囲むように位置していて、全て繋がっているのです。
ダイニング体験が全てリンクしているかのような素敵な演出ですよね。
1階に移動すると、ロビー隣にあるのがロビーラウンジ「The Gallery(ザ・ギャラリー)」。
洗練された空間で、ハイレベルなアフタヌーンティーをいただけるのはここです。
そして、「The Gallery(ザ・ギャラリー)」の一角にあるのが「Tea Salon(ティーサロン)」。
和の静寂を感じる空間でお茶をいただきながら、毎週土曜日には舞妓の舞を見られます。また、隔週でお抹茶とお菓子のご提供も。
“六感”で味わう!「Ayatana(アヤタナ)」でいただく美しく洗練されたタイの伝統料理
今回、滞在中のディナーはシグネチャーレストランでもある「Ayatana(アヤタナ)」でタイの伝統料理をいただきました。
香りから始まる「Ayatana(アヤタナ)」でのジャーニー
「Ayatana(アヤタナ)」に到着すると、まず受け取るのが扇子。扇子をあおぐと、エキゾチックな香りが広がります。そう、「Ayatana(アヤタナ)」でのダイニングエクスペリエンスのスタートは、“嗅覚”から。
しかも、すぐに店内に案内されるわけではありません。「Ayatana(アヤタナ)」では、ここでの食事体験を“journey=旅”と捉え、ただ食事するだけではなく、食事を通した一つの旅体験を提供しています。
そこで、香りを楽しんだ後は、中庭を歩きながら、レストランへ。
これからのディナーへの期待がさらに高まります。
デザートバーの「Kati(カティ)」で食事前のサービスを
中庭を通り、案内されたのはデザートバー「Kati(カティ)」。
Katiとはココナッツミルクを意味するそうで、よくみるとカウンターがココナッツのデザインに!
ここでは、ハンドウォッシュサービスと、ウェルカムドリンクをいただきます。
ウェルカムドリンクは、パンダンリーフとレモングラスの香りがするすっきりとしたノンアルコールドリンク。
バースナックと共にいただきながら、ディナーの始まりを今か今かとワクワク待ちましょう。
ライブでいただく前菜からスタート!
「Kati(カティ)」でしばしのんびりした時間を過ごし、呼ばれたらそこはライブキッチン!
シェフがその場で前菜を作ってくださいます。
たくさんの香り野菜と共にスパイシーながらも酸味を感じられるタイらしい前菜を手渡しでいただき、その場でパクリ!
遊び心のある演出による、ディナーの始まりです。
精進料理にインスパイア。五味五色五法でいただくアミューズブーシュ
いよいよ、ディナーの始まりです。今回いただいたのは旬のコース。
5種のアミューズブーシュ、6種のメイン、プレデザート、プティフール、そしてアヤタナティーと心もお腹も満足するメニューをいただきました。
5種のアミューズブーシュは精進料理に倣い、五味五色五法、つまりすべて全て違う味、違う色、違う調理法で用意されています。
冬みかん キャラメリゼした豚肉添え
1品目は、調理法はSimmer(煮込み)、味はSweet(甘味)、色はYellow(黄色)。
一品一品お持ちいただく際に、このカードも一緒に持ってきてくださるので、調理法、味、色が分かるような楽しい演出も!
一口サイズの冬みかんのうえに、キャラメリゼした甘い豚肉が添えてあり、甘味がしっかり口の中に広がる瞬間を味わってみて。
北海道産ホタテの柚子漬け 自家製クリスピーライスケーキ
2品目は、調理法はRow(生)、味はSour(酸味)、色はWhite(白)。
生のホタテをいただきます。柚子の良い香りがふわっと広がる、程よい酸味が心地よい一口。
さくさくのクリスピーケーキと共に食感のコントラストも楽しめます。
ズワイガニのレッドカレー
3品目は、調理法は揚げる(Fry)、味はうまみ、色はRed(赤)。
タイ風たこ焼きのようなものです。レッドカレーはもちろん辛さも感じますが、ズワイガニの旨みをしっかり感じられるお味に。
えんどう豆のプディング
4品目は、調理法はSteam(蒸す)、味はBitter(苦味)、色はGreen(緑)。
たっぷりの小ネギとナッツの下に隠れているのが、えんどう豆のプディング。ネギの苦味も感じながら、えんどう豆プディングは自然の甘みも味わえます。
ソースがとてもおいしくて、トマトビネガーにブラックカルダモン、醤油、ごま油で。お酢の酸味もしっかり効いていて、爽やかな風味が広がりました。
黒もち米と鴨の包み焼き
5品目は、調理法はGrill(焼く)、味はSalty(塩味)、色はBlack(黒)。
もちもちの黒もち米と鴨を焼いた一口ちまきのようなお料理でした。しっかりしたお味なので、お酒との相性も抜群!
アミューズブーシュだけでもさまざまな料理、調理法に触れられ、心も満足!一つ一つのプレゼンテーションや演出が素晴らしいので、「今度はどんな調理法だろう?」「味は?」「色は?」と話も弾みますよ。
ご飯とともにいただく6種のメイン
メインディッシュは、ご飯と共に全部一緒に提供されます。
さまざまなお料理が一堂に会し、テーブルも一気に華やかに!
・京味噌のココナッツリフレッシュ 地元野菜とフィッシュケーキ
・車海老の漁師風スープ
・レッドカレー 牛ほほ肉とタンのココナッツ煮込み
・豚肉炒め 活 車海老のペーストと共に
・塩魚 豚肉 海老のキャベツ包み
・有機新米
ほっと一息つけるデザート
デザートには、タイ風ぜんざいと最中のココナッツペーストを。
タイ風ぜんざいは、日本のぜんざいと違い小豆ではなく黒もち米が入っています。
ココナッツミルクに、キャラメリゼした洋梨がアクセントに。
和菓子の代表格である最中には、ココナッツペーストがふんだんに入っていて、最中のさくっとした食感とココナッツペーストのクリーミーさを同時に楽しめます。
そして、驚きのプティフールが到着!
見た目もかわいくて細部までこだわったマレーのお菓子が10種並ぶ様は圧巻でした。
好きなプティフールを選び、レモングラスと緑茶のアヤタナティーブレンドをいただいて、今までにないディナータイムを終了。
そして、お店を後にするときには、タイのシンギングボールを鳴らします。
布製の棒でくるくる回しているとぼわーんという音が響きわたり、とてもリラックスした気分に。
このシンギングボールの音は、リラックス効果だけではなく、消化を促す効果も期待できるそう。
最後は“聴覚”でディナーを終え、「Ayatana(アヤタナ)」での“ジャーニー”が終了するのです。
私がイメージしていたタイ料理の概念を180度覆した、驚きと新鮮さにあふれた「Ayatana(アヤタナ)」のディナー。
タイ料理といえば、屋台のような親しみやすい雰囲気の中でわいわいいただくものというイメージでしたが、「Ayatana(アヤタナ)」でいただけるのはまるで宮廷料理のような繊細さと美しさを備えた、タイの伝統料理です。
きっとタイ料理へのイメージや概念が変わるはず!
13歳以上の利用に限られることもあり、スペシャルオケージョンにふさわしいレストラン。
記念日や特別な日にディナーに来るのもおすすめです。
記念日レストランといえばフレンチやイタリアンが鉄板でしたが、ぜひ「Ayatana(アヤタナ)」で美しく洗練されたタイの伝統料理を味わってみてはいかがでしょうか?
営業時間:ディナータイム 17:30〜22:00 (20:00 LO)
定休日:水曜日
料金:おまかせディナーコース13,000円・ 24,800円(税・サ込み)
予約:https://www.tablecheck.com/ja/shops/dusitthani-kyoto-ayatana-kati/reserve?_gl=1*13wc37a*_gcl_au*MTM0MzcyNTgyMi4xNzA5NTk3NzM1
※ランチ・ディナーは12歳未満(小学生まで)のお子様の利用不可
最高な1日の始まりを!「Ayatana(アヤタナ)」でいただく至福の朝食
翌朝とても楽しみにしていたのが朝食。
ホテルでいただく朝食は、私にとってはホテル滞在のもっとも楽しみなことであり、1日の活力なのです。
朝食会場は、昨晩素晴らしいディナーをいただいた「Ayatana(アヤタナ)」です。
朝食では雰囲気も変わり、さまざまな料理がビュッフェ形式で並びます。
ビュッフェは京都らしく和食も充実。
だし巻き卵やお豆腐、京都のお漬物など、古き良き日本の朝食を食べたい方におすすめのメニューがたくさん。
その他、色とりどりのサラダ、種類豊富なハムやチーズがずらり。
たくさんのペストリーに思わず手が伸びてしまうデュシットカラーのドーナツも!
そしてメインディッシュは、オーダー制です。
オムレツやエッグベネディクトなどのウェスタンスペシャリテ、ガパオライスなどのタイスペシャリテ、そしてフレンチトーストやワッフルなどのスイーツ類など、選べる11種類!
せっかく「デュシタニ京都」なのだからタイ料理をいただくか、ホテルクオリティのフレンチトーストをいただくか悩んだ挙句、今回は「シナモンフレンチトースト カナディアンメープルシロップ」をチョイス。
厚みがありながらもふんわりしたフレンチトーストは、中はじゅわっとやわらかく、まさにとろける食感。
メープルシロップをたっぷりかけて、甘い贅沢に酔いしれます。
フレンチトーストはホテル朝食でも人気のメニューですが、ホテルによって個性がさまざま。食べ比べるのがとても楽しみなメニューの一つです。
「デュシタニ京都」のフレンチトーストは、食感、焼き加減どちらもパーフェクト!
ぜひ朝食のメインディッシュで迷ったら、フレンチトーストがおすすめ♡朝から幸せな気分に浸れること間違いありません。
もちろん、朝食はドリンクも充実しています。オリジナルの紅茶をはじめ、「TWG Tea」の紅茶、コーヒー、コールドプレスジュースなどのフレッシュジュースも豊富。
ディナーとはまた違い、活気ある朝の時間を過ごせる至福の朝食タイムでした。お休みの日に、「朝食会場 Ayatana(アヤタナ)」で朝食をいただくだけでも、非日常なスペシャルな時間を過ごせそうです。
料金:6,325円(税・サ込み)
ロビーラウンジ「The Gallery(ザ・ギャラリー)」で春の訪れを彩るストロベリーアフタヌーンティー
1階のロビーラウンジ「The Gellery(ザ・ギャラリー)」では、季節ごとに趣向を凝らしたアフタヌーンティーを提供しています。
私が訪れた2月は、ちょうど苺シーズン!
見た目にも色鮮やかで、ココナッツやパッションフルーツなどトロピカルフルーツがタイのエスプリを添えたストロベリーアフタヌーンティーを楽しみました。
鮮やかな赤いスイーツが彩りを添えて
アフタヌーンティーのスイーツは全部で7種類。
いわゆる3段トレイではなく、モノトーンな大理石のトレイで提供されるのもおしゃれで、テーブルが洗練された雰囲気に。
苺をふんだんに使用した鮮やかなスイーツがとても美しく、モダンなアフタヌーンティーの始まりに胸が高鳴ります。
・いちごのムース オレンジとカルダモン
・いちごとリュバーブのエクレア
・いちごとココナッツのタルト
・いちごとピスタチオのダクワーズ
・いちごとパッションフルーツのグラスデザート
・生姜とアプリコットスコーンとプレーンスコーン クロテッドクリームと自家製いちごジャム
食感にもこだわったセイボリー
セイボリーは5種類。
・ココナッツで包んだカマンベールチーズと生ハム
・低温調理をしたヘルシーチキンブレスト / フランボワーズ綿飴と紫蘇のメレンゲ
・北海道スモークサーモンとサワークリームのタルトレット 野菜の花畑
・特選ローストビーフのミニブリトー ディジョンマスタード風味
ラテアートもお願いできちゃう♡充実のドリンクフリーフロー
アフタヌーンティーで楽しみなドリンクは、主に、紅茶、日本茶、そしてコーヒー、フレッシュジュースと幅広いラインナップから選べます。
おすすめはカフェラテ!
「The Gellery(ザ・ギャラリー)」にはラテアートがとても上手なスタッフの方がいらっしゃって、ラテアートをお願いしたら快く作っていただけました。
そして、そのラテアートがとてもかわいいのです♡
今回は、春ということで、ちょうちょとお花を描いてくださいました。
あまりのかわいさに口をつけるのがもったいないほど…。とても細やかなお気遣いに、心も温まります。
アフタヌーンティーでは、ぜひカフェラテもオーダーしてみてくださいね!きっと素敵なラテアートに仕上げていただけますよ。
また、「デュシタニ京都」には「サステナビリティとローカリティ」活動の一環として、京都市郊外で所有・運営する当ホテルの独自の畑があり、京都府最大の茶産地和束町で栽培を行なっている有機煎茶とほうじ茶をいただけます。
とても香り高いお茶なので、こちらも必見です。
ココナッツの甘い香りが漂うデュシタニバンコクブレンド、レモングラスの爽やかな香りに誘われるデュシタニ京都ブレンドをはじめ、「TWG Tea」をホット、アイス含めて13種類ご用意。
1杯ずつお願いできるので、好きな紅茶を好きなだけ堪能できます。
季節の移ろいと共に変わるアフタヌーンティーメニュー。
このあと3月20日から4月27日までは、苺のみならず、桜を取り入れたアフタヌーンティーになるそうです。
洗練された和モダンな空間でありながら、タイの要素も取り入れた「デュシタニ京都」ならではのアフタヌーンティー。
おしゃれなプレゼンテーションや演出も楽しめるティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?
桜と苺のアフタヌーンティー(3月20日より)
期間:2024年3月20日(水)~4月20日(土)
料金:
・アフタヌーンティーセット+ 紅茶とコーヒーのフリーフロー付き(90分):7,590円(税・サ込)
・アフタヌーンティーセット+ 紅茶とコーヒーのフリーフロー+スパークリングワイン(90分):9,361円(税・サ込)
→乾杯時にグラススパークリングワイン、またはノンアルコールスパークリンググレープジュースをご用意いたします。
会場:ザ・ギャラリー(ロビーラウンジ)
提供時間:12:00~16:00(予約制・毎日)
ワンランク上のダイニング体験が叶う「デュシタニ京都」
洗練された客室での滞在や、充実のウェルネス施設が揃う「デュシタニ京都」ですが、加えて注目なのがダイニングです。
ただおいしくレベルの高い食事を提供するだけではなく、空間からプレゼンテーション、演出、食材などすべてにこだわりが詰まった「デュシタニ京都」でしか味わえないワンランク上の“食事体験”が叶います。
ダイニングは宿泊客のみならずビジター利用も可能。
特別な日のディナー、自分にご褒美をあげたい日の朝食、友人との大切な時間でのアフタヌーンティーなど、利用用途に合わせて行きたいレストランがあるはず。
ぜひ、「デュシタニ京都」で極上のダイニング体験を堪能しませんか?
デュシタニ京都
所在地:〒600-8327 京都府京都市下京区西洞院通正面上ル西洞院町466
TEL:075-343-7150
取材協力:デュシタニ京都