こんにちは、アメリカ・シカゴ在住のKanaです。

 

2023年の夏休み、久しぶりに海外旅行をする方も多いはず。

 

今回はアメリカやハワイ旅行で役立つ、チップの払い方や最新の相場をご紹介します。

 

ぜひ旅行前にチェックしてみてください!

 

そもそもチップって何?支払う必要はある?

チップとは、レストランやホテルなどで受けたサービスに対して支払うもの。

アメリカ(ハワイ・グアム含む)ではチップ文化が強く根付いています。

 

もちろん、チップは「サービスに対するお礼の気持ち」ですが、スタッフの貴重な収入源。

 

飲食店の場合、チップを受け取らないキッチンスタッフの時給が$23、チップを受け取るサーバーの時給は$10+tip、といったように設定されているケースもあるのです。

 

チップを払わないことや、理由なく金額を少なくすることはマナー違反になるので気を付けましょう!

アメリカでチップを払う具体的な場面3選

では、実際にどのような場面でチップが発生するのか、代表的なシーンをご紹介していきます。

 

レストラン

アメリカのレストラン

1つ目は、レストラン。

テーブルまでお料理を運んできてもらうタイプのレストランでは、必ずチップが発生します。

 

逆にセルフサービスのファストフードやカフェでは、原則チップは不要です。

 

ホテル

アメリカのホテル

2つ目は、ホテル。

ベッドメイキングの際、枕元に$1〜2程度をおいておきます。

 

また、ベルマンに荷物の運搬を手伝ってもらった際にも、$1〜2程度をお渡しします。

 

タクシー

アメリカのタクシー

3つ目はタクシー。

下車時に料金の15〜20%程度をドライバーに渡します。

 

Uberの場合は、下車後にアプリからチップをお支払いできます。

 

アメリカ在住者目線で感じる、今のリアルなチップの相場

チップの中でも、レストランで払うチップは金額に悩む方も多いのではないでしょうか?

 

ガイドブックなどでは「レストランでのチップは15%〜20%が目安」と書かれていることが多いと思いますが、とくにアメリカの大都市では、近年チップの相場はもう少し上がっていると言われています。

 

実際に私がアメリカ生活で感じている相場をお伝えしていきます。

 

都市部では18%~20%が相場

私が日々のシカゴ生活の中で感じる相場は、ランチであれば18%~、ディナーは20%~の印象。

 

レストランでお会計をする際、伝票上に「Suggested tip」=「お店側からのチップの金額の提案」が書かれていることがありますが、一番よく目にする提案例は「18%/20%/22%」の3択です。

 

シカゴは、アメリカ国内でも有数の大都市なので、チップの相場・物価など全体的にお高めかもしれません。

 

人気の観光地であるハワイ、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでも、似たような傾向にあると言われています。

 

15%はミニマムの金額だと知っておこう

1つ覚えておくべき大切なポイントは、「15%は本当に最低限の金額」だということ。

15%を下回るチップを渡すことは、実は失礼に当たると言われているのです。

 

悪気なくマナー違反をしてしまわないように、旅行の際には気をつけましょう!

 

慣れれば簡単!チップの支払い方をおさらい

とくにカード決済の場合、チップの払い方が少しだけ複雑。

アメリカではカード決済が主流のため、大体のお会計の流れを覚えておくと便利です。

 

ちなみに現金で決済する場合、$50札や$100などの大きな紙幣は受け取ってもらえないケースもありますので、注意しましょう!

 

カードで払う場合

カードで支払う場合は、以下の流れでお支払いします。

 

1. 食事を終えてウェイターがテーブルに来たタイミングで、お会計をお願いする。

2. ウェイターから伝票を受け取り、オーダー内容に誤りがないことを確認。

3. 伝票にクレジットカードを添えた状態で、テーブルに置いて待機。

4. ウェイターが伝票とカードを預かり、決済。

5. 伝票2枚とペンを渡されるので、チップの金額・総額・サインを書き、テーブルに置いて終了!

(1枚は自分用の控え、もう1枚はお店用になります。)

 

実際の例として、このような形で記入します。

チップの記入の仕方

「Tip」の欄にチップの金額を、「Total」の欄にはチップを含めたお支払いの総額を記入しましょう。

 

現金で払う場合

1~2の流れはカード決済と同様です。

 

3. 伝票と一緒にキャッシュをテーブルに置いて待機。

4. ウェイターが伝票とキャッシュを預かり、決済。

5. ウェイターからお釣りを受け取る。

6. テーブルにチップ分の紙幣を置いて帰る。

チップを払わなくて良い場面ってあるの?

全てのレストランで必ずチップの支払いが発生するかというと、実はそうではありません。

いくつか例外がありますので、ご紹介します。

セルフサービスのレストラン

セルフサービスのレストラン

ファストフードのようなセルフサービスのレストランやカフェでは、チップの支払いは必須ではありません。

 

カード決済をする際に、決済端末上でチップの金額($1〜$3)の入力を求められるケースもあります。

 

もちろん「No tip」も選択できるようになっているので、ご自身の判断で決定しましょう。

 

チップが会計に自動加算されている場合

お会計にサービス料が自動加算されている場合も、別途チップのお支払いは必要ありません。

ホテルの中のレストランや、観光地(ハワイなど)で比較的多いパターン。

 

このような場合、お店のメニュー表や伝票上に小さく記載されていることが多いです。

誤って二重でお支払いしないように気を付けましょう!

 

サービスに満足できなかった場合の対応

お店で受けたサービスに満足できなかった場合、チップはどうするべきか悩みますよね。

例えば、誤ったお料理が届いたり、遅れたり、アメリカでは日常茶飯事。

 

私のおすすめは、チップを減らしたりするよりも、まずは担当ウェイターに自分が困っている内容を相談すること!

相談することで、よりポジティブな解決策が見つかるかもしれません。

 

マナーを守って楽しい旅行を!

知っているようで意外と知らないチップの相場やマナー、いかがでしたでしょうか?

マナーを守って、お互いに気持ちよく旅行を楽しみましょう!




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