こんにちは、LOVETABI編集部です。
青い空と歴史的な美しい街並みの中に素朴さが残る風景は、リスボンならではの景観。
また、リスボンからも日帰りでアクセスできる距離にも魅力的な観光スポットが点在しています。
今回は、LOVETABI編集部がポルトガルで外せない人気観光スポット10選とその魅力についてご紹介します。
目次
- 1 「サン・ジョルジェ城」リスボンで1番高い丘にある絶景スポット
- 2 「コルメシオ広場」開放感溢れるリスボンの海の玄関口
- 3 「サンタ・ジュスタのリフト」街中にそびえたつレトロなエレベーター
- 4 「サンタルジア展望台」アズレージョも絶景も堪能できる!
- 5 「ジェロモニス修道院」大航海時代を彷彿する豪華絢爛ば世界遺産
- 6 「ビカのケーブルカー」リスボンらしさを味わいたいならここ!
- 7 「ベレンの塔」テージョ川に佇む美しき要塞
- 8 「ペーナ宮殿」まるでおとぎの国のお城!
- 9 「ドン・ルイス1世橋」ポルト観光のハイライト!
- 10 「アルマス聖堂」美しいアズレージョに圧巻
- 11 大航海時代の繁栄と古き良き時代を感じさせる美しい町並みを堪能!
「サン・ジョルジェ城」リスボンで1番高い丘にある絶景スポット
(出典:Visit Lisboa)
坂が多い街として知られるリスボンですが、その中でも1番高い丘の上に位置する「サン・ジョルジェ城」。
紀元前からの歴史をもつ城塞で、城自体は10~11世紀に建造された歴史ある建造物です。
ぐるりと囲まれた城壁内は自由に散策ができ、リスボンのランドマーク的存在。
人気の理由は眼下に広がる、リスボン市内とテージョ川を一望できる点です。
テージョ川とリズボンらしいオレンジ色の屋根の街並みは絶景!
また、夕日鑑賞としても人気のスポットで夕刻になると多くの観光客が集まります。
(出典:Visit Lisboa)
リズボンの中でも人気の観光地なので、事前にオンラインでチケットを購入しておくのがおすすめ!
城内では放し飼いになっている孔雀をいたるところで見られるので探してみてください。
住所: R. de Santa Cruz do Castelo, 1100-129 Lisboa, ポルトガル
電話:+351218800620
営業時間:9:00~21:00 (11月~2月 ~18:00)
「コルメシオ広場」開放感溢れるリスボンの海の玄関口
かつて貿易を取り締まっていた地区だったことから、コメルシオ(貿易)という名前がついた「コメルシオ広場」。
テージョ川に面した約200平米の開放的な広場で、周囲にはヨーロッパらしい美しい建築が見られます。
また、カフェやレストランも並んでいるので観光途中のランチや休憩にも最適。
ショッピングが楽しめるアウグスタ通りから広場にアクセスする際には、迫力満点のアルコ・ダ・ルア・アウグスタ(勝利の門)が出迎えてくれます。
栄光・創造・勇気を象徴する像など、細かい彫刻が描かれておりとても華やかなアーチ。
かつてはこの場所にリベイラ宮殿がありましたが、1755年のリスボン大地震により崩壊してしまいました。
広場の中央には、ポルトガルの王様ドン・ジョゼ1世のブロンズ像もあり、市民の憩いの場としても人気。
テージョ川沿いには小さなベンチもあるので、景色を見ながら一休みできます。
また、日中だけでなくこちらは日の出の時間帯もおすすめ。
テージョ川が朝日に照らされ、幻想的な景色が楽しめますよ。
住所: 1100-148 Lisbon, ポルトガル
営業時間:24時間
「サンタ・ジュスタのリフト」街中にそびえたつレトロなエレベーター
「サンタ・ジュスタのリフト」はリスボンの歴史地区、サンタジュスタにあるエレベーターです。
坂の多いリスボンで、低地のバイシャ地区と高地のバイロ・アルト地区を繋ぐ市民の足として建設。
現在は人気の観光スポットですが、交通機関として作られたものなので路面電車やメトロと共通の一日乗車券で利用できます。
1906年に世界的に有名な建築家であるエッフェルの弟子であったラウル・メスニエル・デ・ポンサルドによってデザインされ、リフトの内装は木製でレトロな雰囲気。
ポルトガルの典型的な建築様式が用いられており、2002年に国の国定記念物に指定されています。
リフトは高さ45mあり、最上階には街並みを眺められるテラスも設置。
目の前に遮るものがないので、サン・ジョルジェ城やロシオ広場、大聖堂などの景観が望めます。
住所: R. do Ouro, 1150-060 Lisboa, ポルトガル
電話:+351214138679
営業時間:7:00〜23:00 (11月〜4月は7:00〜21:00)
「サンタルジア展望台」アズレージョも絶景も堪能できる!
リズボンの数ある展望台の中で、特に雰囲気のいい展望台が「サンタルジア展望台」。
この展望台の1番のポイントは、テラスに描かれたポルトガルらしいアズレージョです。
さらに、春から夏にかけてはテラスは美しいブーゲンビリアで覆われとってもロマンチックな雰囲気!
展望台に隣接してサンタルジア教会があり、テラスの南壁にあるアズレージョには、地震前のリスボンのコメルシオ広場や、サン・ジョルジェ城でのキリスト教徒とムーア人の戦いが描かれています。
また、訪れる時間帯によっても全く異なる景観が楽しめるのもこの展望台の魅力。
もし時間に余裕があるなら、朝日に照らされた幻想的な日の出の時間帯と、サンセット後のライトアップされた時間帯のどちらも訪れてみてください。
そしてテラスには、美しい音色を奏でるストリートミュージシャンの姿も。
心地よい音楽と共にお酒やドリンクを片手に景色を楽しむ人も多くみられますよ。
住所:Largo de Santa Luzia, 1100-487 Lisboa, ポルトガル
営業時間:24時間
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「ジェロモニス修道院」大航海時代を彷彿する豪華絢爛ば世界遺産
リスボンのベレン地区にある「ジェロニモス修道院」。
16世紀初めに国王マヌエル1世の命により造られ、大航海時代のポルトガルの繁栄を今に伝える建造物として世界遺産にも登録されています。
1502年に建設を始めて最終的に完成するまでに約300年もかかったそう。
サンタ・マリア・デ・ベレン王立修道院の別名がありますが、修道院としては1834年にその役割を終えています。
現在は、ポルトガルを代表する観光スポットでリスボン観光のハイライト!
建物はマヌエル様式の最高峰と称されており、中庭を囲むおよそ55m四方の回廊や、航海に必要な天球儀や、サンゴ礁船など大航海時代を表すモチーフが多く取り入れられています。
また、広い敷地内にはサンタマリア教会、国立考古学学博物館、海洋博物館も併設。
なかでも、特に外せないのはサンタマリア教会。
開放感を感じる高いアーチ形の天井と美しいステンドグラスなど荘厳な雰囲気が感じられて見応え抜群です。
主祭壇にはジェロニモス修道院を造ったマヌエル1世が眠る他、ポルトガルを代表する詩人ルイス・デ・カモンイスなどの棺も安置。
教会は入場無料ですが、修道院に入場する列とは別になっているので注意しましょう。
ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)
住所:Praça do Império 1400-206 Lisboa, ポルトガル
営業時間:10:00~17:00(10月~4月)10:00~18:30(5月~9月)
「ビカのケーブルカー」リスボンらしさを味わいたいならここ!
リスボンのアイコンとして人気の高いケーブルカーやトラム。
サン・パウロ通りとバイロ・アルト地区を結ぶビカ・デ・ドゥアルテ・ベーロ通りを走る「ビカのケーブルカー」もそのうちの1つで、黄色い車体が可愛らしいケーブルカーです。
1892年に開通した片道約5分ほどの短い乗車時間の路線。
それでも人気の秘密は、急斜面を上り下りするリスボンらしい体験ができるのとレトロな車内の雰囲気や、目の前を通り過ぎる可愛らしい家々が望めるからでしょう。
ビアのケーブルカーの麓の乗り場は、観光客に人気のリベイラ市場に隣接。
街並みもとても美しいエリアなので、ケーブルカーに乗車する前後に一緒に散策するのがおすすめです。
また、ケーブルカーの料金は往復3.60ユーロですが、リスボアカードや地下鉄・バスが乗り放題の1日券があれば無料で乗車可能!
映画やポスターの撮影場所にもよく使われるリスボンを代表する風景をぜひ楽しんでください。
※いずれも約15分おきに発着
「ベレンの塔」テージョ川に佇む美しき要塞
華やかなイメージのあるベレンの塔ですが、地下では水牢が使用されていたという歴史があります。
潮流により海水が入り込む水牢になっており、政変のたびに高位高官が幽閉されたという一面も。
人気の観光地なので、入場待ちの行列ができます。なるべく午前中の早めの時間帯に訪れるのが良いでしょう。
「ペーナ宮殿」まるでおとぎの国のお城!
街そのものが世界文化遺産に登録されており、リスボンから電車で30分ほどで到着するシントラ。
この街で、はずせない観光スポットが「ペーナ宮殿」です。
シントラの街を一望できる標高528mの山の頂上に位置し、シントラの駅からは、バスやトゥクトゥクなどを使ってアクセス可能。
遠くから見てもテーマパークのようなカラフルな外観が特徴です。
1910年に王政が廃止されるまでは、実際に王族に使用されていた「宮殿」!
1つの宮殿で、ゴシックやルネッサンスなど様
中でも、インパクトの強いのは写真左側の「半人半魚の像」で、ギリシャ神話に登場する海の守護神トリトン。
世界の創造を象徴しており、顔の表情や周囲の彫刻もとても繊細、ファザードのタイルも美しいのでこちらも必見です。
また、宮殿の周囲は森に囲まれていて自然も豊か。
赤や黄、青などカラフルな色で塗られた建物が写真映えも抜群です!
宮殿からはシントラの街だけでなく、リスボンや大西洋までも一望できますよ。
ゆっくりと時間をとって散策するのがおすすめ!
「ドン・ルイス1世橋」ポルト観光のハイライト!
首都リスボンに次ぐポルトガル第2の都市、ポルト。
あの有名な魔女の宅急便のモデルになった街と言われており、リスボンからの日帰り旅行も人気です。
時間に余裕がある人は、ポルトに滞在するのもおすすめ‼︎
ポルト歴史地区として街全体がユネスコ世界遺産にも登録されています。
1886年に完成したドウロ川にかかる「ドン・ルイス1世橋」はポルトの観光のハイライト!
幅8m、高さ約45mの二重構造橋でエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子テオフィロ・セイリグにより設計されました。
橋は、ポルトの中心部とガイア地区を結んでいて
鉄道・車・徒歩での横断が可能。
サンセットが綺麗なので、夕日の時間帯に訪れて景色を見ながらの散策するのがベストです。
また、ポルトにはアズレージョが美しい教会や、世界一美しい駅とも言われる駅舎、歴史あるカフェなど見どころも豊富。
街の中心地に観光地が集中しているので、街中は歩いて散策できます。
リスボン同様に坂が多いので、観光するときは坂の上から下にさがってくるように行程を組むと良いですよ。
ドン・ルイス1世橋
住所 : Ponte Dom Luis I
アクセス:サン・ベント駅(estacao
ferroviaria de Sao Bento)から南方向へ徒歩約5分
「アルマス聖堂」美しいアズレージョに圧巻
ポルトの街中でも、賑やかなサンタ・カタリーナ通りの十字路にありひときわ目立つ建物が「アルマス聖堂」。
ポルト生まれの20世紀の巨匠、芸術家エドゥアルド•レイテによって手がけられたタイルの壁画が見逃せないスポットの1つです。
360平方メートルの壁に描かれた約16,000枚もの外装のアズレージョは圧巻。
アズレージョには、2人の聖人「アッシジの聖フランチェスコ」と「聖カタリナ」の生涯の様子が描かれています。
聖堂の正面も側面も青と白色の美しいポルトガルらしい景観。
外観だけでも楽しめますが、教会の中も自由に入れるので内装もぜひ見学してみてください。
ネオクラシック様式の聖堂内は、荘厳な雰囲気。
お祈りされている方もいるので、聖堂内では静かに見学しましょう。
アルマス聖堂(Capela das Almas)
住所:Capela das Almas, Rua de Santa Catarina 428, 4000-124 Porto, Portugal
アクセス:サン・ベント駅(São Bento railway station)から徒歩で11分
料金:入場無料
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大航海時代の繁栄と古き良き時代を感じさせる美しい町並みを堪能!
今回は、ポルトガルの人気観光スポット10ヶ所をご紹介しました。
リスボンは、ヨーロッパの各都市からの直行便も数多く運航されていおり、ヨーロッパ旅行の空の玄関口として訪れる人も多いのではないでしょうか。
1年を通して過ごしやすい気候なのも魅力。
古き良き時代を感じさせる美しい町並みと、素朴で穏やかな雰囲気が溢れるポルトガルではヨーロッパのその他の大都市とは一味違う滞在が楽しめるはずです。