バルセロナまとめ

こんにちは、LOVETABI編集部です。

ヨーロッパを代表する観光都市として人気を誇るスペイン「バルセロナ」。

 

世界的に名前が知られる天才建築家、アントニオ・ガウディが残した圧巻の建造物が街中に点在しています。

どこを歩いても絵になる美しい街並みと、地中海の恵みが味わえるグルメが最大の魅力。

 

今回は、LOVETABI編集部が初めてのバルセロナ旅行で外せない、定番のバルセロナのおすすめスポット7選をご紹介します。

 

 

「カサ・バトリョ」まるでテーマパーク!

バルセロナの中心地、グラシア通り沿いにある「カサ・バトリョ」。

ガウディによって手がけられた建築物として、世界遺産にも登録されている人気の観光スポットです。

 

海・池・水というテーマで作られたこの建物は、ブルーのタイルや曲線が多く用いられているのが特徴。

外観も爽やかでカラフルなデザインで、テーマパークに来たような雰囲気が楽しめます。

 

 

 

もちろん建物の内部の見学も可能。

時間予約制のチケットを事前に購入しておくとスムーズに見学ができますよ。

 

カサ・バトリョの1番の見どころは、2階にあるノーブル・ホールの中央サロン!

美しいステンドグラスに曲線でできた柱や天井は、まるで海底世界に来たような感覚が楽しめます。

 

驚くことに、カサ・バトリョは廃材を再利用して造られているそう。

ガラスやタイルは、どれも地元バルセロナの会社から譲り受けたもので、美しくユニークなデザインだけでなく、環境にも優しい建物であることが魅力の1つですね。

 

また、その他にも建物の中央には光を取り入れるための吹き抜けがあったり、鮮やかな青いタイルで覆われた壁など見どころが多数。

 

地下では、ガウディ・キューブというデジタルアートも楽しめるので建築に詳しくない人や子どもでも満喫できます。

 

そして、カサ・バトリョではスマホ型の「日本語の3Dオーディオガイド」をレンタルするのがおすすめ。

オーディオガイドに加えて建造物のイメージが3Dで映し出される最新技術の案内に沿って建物を見学できます。

 

建物細部の歴史や背景についても学べて、大満足間違いなし!

 

カサ・バトリョ(Casa Batlló)
住所:Passeig de Gràcia, 43, 08007 Barcelona, Spain
公式・関連サイトURL:https://www.casabatllo.es/en/

「カサ・ビセンス」ガウディの初期作品!

ガウディが造った最初の家として知られる「カサ・ビセンス」。

バルセロナのメイン通りにある「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」とは異なり、細い路地が続く庶民的なグラシア地区の中にひっそりと佇んでいます。

 

長年個人の住居として使用されていたこともあり、2017年より一般公開を開始した世界遺産の建築物。

 

タイル工場で財を成した実業家のマヌエル=ビセンスの依頼により、建設された建物のため多くのカラフルなタイルが用いられているのが特徴です。

ムデハル様式というイスラム建築にキリスト教の建築が融合された作品。

 

 

 

建物は、1階から屋上まで見学ができます。

なかでも1階にある「喫煙室」は、カサ・ビセンスで1番の見どころです。

青を基調とした豪華絢爛で細かな装飾は圧倒!

カサ・ビセンスがガウディのほかの住宅建築と大きく違う点は「直線」が多用されている点です。

 

ガウディが設計した「カサ・バトリョ」や「カサ・ミラ」などには多くの「曲線」が使われていますが、初期作品であるカサ・ビセンスはとても直線的。

 

他のガウディ作品とは一味違った雰囲気が楽しめるのみカサ・ビセンスの魅力ですね。

 

Casa Vicens(カサ・ビセンス)
所在地 Carrer de les Carolines, 20-26, 08012 Barcelona
電話番号 93-547-59-80
開館時間 10:00~20:00
公式・関連サイトURL:https://casavicens.org/
 

「カサ・ミラ」現役の芸術アパートメント

「カサ・ミラ」は、1906年から1910年にかけてガウディによって建設された賃貸住宅。

カサ・バトリョ同様に波打った外観が特徴的な芸術的な建物で、こちらも世界遺産に登録されています。

 

建物の名前は、家主であったミラ夫妻が由来。

高級エリア、グラシア通りにあるカサ・ミラですが、実は今も住人がいる現役のアパートメントなのです。

 

そのため、建物の全部を見学できませんが、当時の家庭の様子が再現された部屋や、展示室などの一部を観光客に開放。

 

中庭は風が通る気持ちの良い吹き抜けとなっており、太陽の光が降り注ぐ美しい空間が広がります。

 

 

また、カサ・ミラで外せないスポットが屋上。

カサ・ミラの屋上は、まるでテーマパークのような個性的な塔が並びます。

これは煙突や換気口としての機能が備わっており、兜を被った騎士のようなユニークなデザインが映画「スター・ウォーズ」のダースベーダーのよう。

 

高低差のある床や手すりはどれも曲線を描き、屋上からは「サグラダ・ファミリア」もよく見えるので、チェックしてみてください。

 

夜になるとライトアップされ、昼間とは違うロマンチックな雰囲気を過ごせますよ。

 

カサ・ミラ(Casa Milà)
住所:Passeig de Gràcia, 92, 08008 Barcelona, Spain
公式・関連サイトURL:https://www.lapedrera.com/en
 

「カタルーニャ音楽堂」世界一美しい音楽堂

ガウディと同時代に活躍した天才建築家として知られるモンタネールの最高傑作として有名な「カタルーニャ音楽堂」。

 

現在も交響楽やジャズなどのコンサートホールとして使われており、観光客はもちろん、地元の人々も足を運ぶスペインの名所です。

 

 

カタルーニャ音楽堂で最大の見どころが、内装に施された華やかなステンドグラス!

コンサートホールの天井には、煌びやかなステンドグラスが散りばめられており、太陽の優しい光を取り入れて輝く、豪華で煌びやかな内装は唯一無二の美しさでしょう。

 

太陽を表現したと言われるステンドグラスは、まるで万華鏡のようで自然光の差し込み具合によって見え方が変わるため、訪れる時間帯によっても異なる表情が楽しめます。

その他にも、2階のバルコニーにあるカラフルなモザイクタイルで彩られた柱や彫刻も必見。

 

館内1階には、カフェも併設されており、こちらでも美しい装飾が見られます。

カウンターにはピンチョスも並んでいて見学後や観光の合間の休憩にも最適。

 

コンサートホールでは、ジャズやクラシックなどの生演奏はもちろん、スペイン伝統のフラメンコパフォーマンスも開催しています。

 

見学も事前の予約が必ず必要なので、日時指定でチケットを購入してから訪れましょう。

 

 

カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
住所:Calle Palau de la Música, 4-608003  Barcelona, Spain
公式・関連サイトURL:https://www.palaumusica.cat/en/

 

「サグラダ・ファミリア」唯一無二の未完成の世界遺産

着工から100年以上が経過しても今なお建設途中という、珍しい世界遺産「サグラダ・ファミリア」。

バルセロナを訪れたなら誰もが、必ず見学したいスポットです。

天才建築家アントニ・ガウディが、全人生を捧げた大聖堂としても知られており、その荘厳な外観は圧巻。

 

サグラダ・ファミリアは別名、「立体聖書」とも呼ばれています。

生誕ファサードには、マリアの受胎告知に始まり、イエス・キリストが誕生し成長していくまでの各エピソードを彫刻によって表現。

 

ファサードは左から父ヨセフを象徴する「希望の門」、イエスを象徴する「慈愛の門」、母マリアを象徴する「信仰の門」の3つから成り立っています。

 

 

 

 

外観で満足してしまいそうですが、サグラダファミリアの1つの見どころが聖堂内の光を存分に取り入れることにこだわったガウディ建築の象徴ともいえるステンドグラス。

 

黄色やオレンジの暖色系と、青や緑の寒色系の全く色味の違うステンドグラスが壁一面に広がります。

太陽の高さによって光の差し込み方が異なるので、訪れる時間帯によって見え方も変化。

 

また、直線のない聖堂内は自然の森を模して天井を支えるように枝分かれした木のような柱など、ユニークなデザイが特徴です。

高さ70mにも及ぶ大きな柱が林のように立ち並び、カラフルな光が差し込む何とも神秘的な光景。
 

聖堂内の入場とは別に、事前に時間指定で「受難のファサード」と「生誕のファサード」の塔の内部に上るチケットも予約できます。

 

塔の上部からは、バルセロナの街並みが望めたり建物の高い部分の繊細な彫刻を楽しめておすすめ!

サグラダ・ファミリアの時間指定チケットは人気なので、早めに購入しましょう。

 

 

サグラダ・ファミリア( Sagrada Familia)
住所:Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona,Spain
公式・関連サイトURL: https://sagradafamilia.org/
 
 
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「グエル公園」公園全体が美術館!?

「グエル公園」は、バルセロナの中心地の小高い丘の上にあるガウディの作品の1つです。

世界遺産に認定されている公園で、広い敷地内には、すり鉢状の土地を活かしたさまざまな建築が見られ、公園全体がまさに1つの美術館のよう。

 

自然から着想を得た柱が波打つようなアーチや、ギリシャ神殿を思わせる柱廊など、どこを切り取っても絵になる空間が広がります。

 

なかでもフォトスポットとして人気なのが古代遺跡のような雰囲気で、中央広場から別荘までにつながる廊下の「洗濯女の回廊」。

石でつくられた波のようなアーチが特徴で、周囲の自然と調和するデザインとなっています。

 

 

また、グエル公園の中でも特に人が多く集まるスポットが、波打つような形の色とりどりのタイルが装飾されている中央広場のベンチ。

 

ベンチの素材には廃棄された陶器やタイル、食器の破片などさまざまな素材が用いられており、アントニオ・ガウディの遊び心あるユニークなデザインを肌で感じられます。

ベンチのある広場からは、バルセロナ市街も一望できるので観光の合間にベンチに腰掛けて休憩するのもおすすめ。

中央広場の下の大階段には、公園のシンボルでもあるカラフルなトカゲの姿も見られます。

 

グエル公園は、午前中の早い時間帯が比較的混雑が少なく、ゆっくりと公園を楽しむことができますよ。

 

グエル公園(Park Güell)
住所:Carrer d’Olot, 7 08024 Barcelona, Spain
公式・関連サイトURL:https://parkguell.barcelona/en
 

「サン・パウ病院」美しすぎる世界遺産の病院

「カタルーニャ音楽堂」を手がけたモンタネールの代表作であり、世界遺産としても知られる「サン・パウ病院」。

 

モデルニスモ建築最大の病院施設として知られており、約14万5千平米もの広大な敷地内に48の建築物が建ち並んでいます。

 

世界遺産登録後2009年までは実際の診療も続けていましたが、現在は一般公開され見学が可能に。

サグラダ・ファミリアから直線に徒歩10分ほどでアクセスできるので、散歩がてら一緒に観光するのがおすすめです。

 

 

 

約28年もの歳月をかけて建設されたサン・パウ病院は、外観からクラシカルで華やかな雰囲気。

 

ドーム型のレンガ造りの外観はもちろん、淡い色調のモザイクタイルやカラフルなステンドグラス、彫刻などが散りばめられた内部は病院とは思えないような高級感が感じられます。

 

患者が精神的に安心できるよう、ピンクや黄色など全体的に優しい色合いで統一されているそう。

また、広い敷地内には緑や花も溢れていてベンチに腰掛けながら休憩ができ、公園のようにも過ごせます。

 

さらに、ショップやカフェテラス、サン・パウ病院の装飾や歴史に関するパネル展示もあるので、時間に余裕がある人は立ち寄ってみて。

 

サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)
住所:Carrer de Sant Antoni Maria Claret, 167, Horta-Guinardó, 08025 Barcelona,Spain
公式・関連サイトURL:https://santpaubarcelona.org/en/
 
 
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初めてのバルセロナはこれで満喫!

今回は、LOVETABI編集部が初めてのバルセロナ旅行で外せない、定番のバルセロナのおすすめスポット7選をご紹介しました!

 

バルセロナは、世界的に有名なサグラダファミリアをはじめとするガウディの作品群が街の中心部に点在。

 

人気の観光スポットが比較的に近くにあるので、徒歩や公共交通機関を利用して上手に行程を組めば効率よく楽しめますよ。

 

モデルニスモを取り入れた素敵な建築や、地中海グルメなどを満喫!

比較的気候も安定しているので、季節を問わず1年中旅行に行けるのも魅力です。

 

ぜひ、バルセロナ旅行の参考にしてください!

 

 

 











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