器と料理のマリアージュを楽しむ「界 加賀」の特別会席
夕食は2階の食事どころ「銀庵」でいただきます。
半個室のようになっているので、家族や友人とゆっくりと食事を楽しめます。
夕食の時間は17:30と19:30の2部制で、私たちは17:30の回を選択。
季節の食材をふんだんに使用した特別会席は、何よりも器と料理のマリアージュが絶妙!
「界 加賀」ゆかりの美食家・北大路魯山人にならい器にはとてもこだわっているそう。
料理に合わせた器は、ここ「界 加賀」オリジナルのものも多く含まれているそうです。
今回は、春夏秋の特別会席をいただきました。
先付け
昆布茶で〆られた堅豆腐。
加賀野菜の金時草味噌をつけていただきます。
一緒にいたただく甘エビは麹に漬けられていて、柔らかく甘い口当たり。
煮物椀
和菓子の桜餅のような見た目と桜の味わいが絶妙な、“甘くない”桜餅。
春を感じる風味です。
宝楽盛り
夕食の主役とも言える「宝楽盛り」。
華やかな九谷焼の器と、煌びやかに盛り付けられた八寸、お造り、そして酢の物。
北陸の海の幸を堪能でき、見た目にも美しいお料理です。
揚げ物
白魚や甘鯛、そして季節の野菜が揚げたての天ぷらに。
香りの良い抹茶塩と一緒にいただきます。
蓋物
金目鯛と湯葉の翡翠蒸しをいただきました。
金目鯛はふっくらと、そしてムース状になっている枝豆の風味がとてもおいしかったです。
台の物
春夏秋の特別会席でいただくのは、身が引き締まったアワビのわかめ包み蒸し。
コリっとしたアワビならではの食感を楽しみながら、アワビを包んでいるわかめも一緒にいただきます。
食事
春夏秋の特別会席では、のどぐろの土鍋ご飯をいただきます。
白身ながら脂が乗っていて、ご飯と一緒にふっくら炊き上がったのどぐろは絶品でした。
甘味
最後には、「界 加賀」特製の五郎島金時を使用したデザートを。
優しい甘さのデザートは、お腹がいっぱいになっても別腹でいただけるおいしさ。
季節の食材にこだわり、素材の味を生かした繊細なお料理ばかり。
こだわりの器とのマリアージュを堪能しながらいただく、「界 加賀」ならではの幸せな夕食です。
「界 加賀」のご当地楽!勇壮な加賀獅子舞
「界 加賀」では、ご当地楽として毎晩21:30から伝統芸能の加賀獅子舞の演舞を観ることができます。
加賀獅子舞は金沢市の無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能。
石川県出身でありながら、加賀獅子舞を観るのは初めてだったのですが、その迫力に圧倒!
しかも、演じているのは「界 加賀」のスタッフの方です。
地元の工芸作家や民俗芸能チームの協力を得て独自にアレンジし、振り付け・衣装・音楽も全てオリジナルで制作して上演しているとのこと。
お話を伺ったところ、男性女性関係なく、先輩から受け継がれたこの舞を一生懸命練習して演じているそうです。
一度見たら忘れられないインパクトのある獅子頭の舞う様子は必見です!
開催時間:21:30 ~
開催場所:トラベルライブラリー
ご当地お膳・いしる鍋をいただく「界 加賀」の朝食
翌朝は8時から朝食をいただきました。
「界 加賀」では、ご当地御膳として石川県伝統の魚醤・いしるを使ったいしる鍋をいただきます。
いしる出汁に魚介類とお野菜を入れて煮込んだいしる鍋。
ピリッとした柚子胡椒と一緒にいただきました。
そのほか、厚焼きたまご、焼き魚など朝から栄養バランスの整った食事を堪能し、「界 加賀」ならではの朝から豪華な朝食に癒されます。
夏季限定開催中!「界 加賀」の水引灯や夏のおもてなし
(出典:界 加賀)
「界 加賀」では、6月1日から8月31日までの期間限定で夏ならではのおもてなしが行われています。
特におすすめなのが、茶庭テラスに飾られる、加賀水引で作られた水引灯。
(出典:界 加賀)
伝統的な「あわじ結び」の合間からこぼれる色とりどりの灯が夏の夜をあでやかに彩ります。
茶庭テラスで水引灯を眺めながらの夕涼みなんてとても素敵ではないでしょうか?
その他、「至福の湯上がりビール」や、ご当地かき氷「加賀棒茶かき氷」も登場。
(出典:界 加賀)
夏のおもてなしで「界 加賀」での滞在をさらに楽しめそうです。
「界 加賀」で伝統に触れ至福の時間を
石川県の伝統芸能、伝統文化、そして伝統工芸品などに触れ、その魅力を再発見できる「界 加賀」。
客室でも温泉でも、そして食事の時間でも常に文化がそこにあり、伝統が息づいていることを感じながら滞在を楽しめます。
また、特筆すべきはスタッフの方々のホスピタリティの高さ。
どんな瞬間も真心をもって接してくださるので、とても心地よい時間を過ごせます。
伝統とモダンの融合する「界 加賀」で、文化と美食、そして温泉を楽しみ、ここならではのくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがですか?