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お庭の見えるビューバスで爽やかなバスタイム
さて、お部屋でのもう一つの楽しみが、ビューバスです!バスルームにはベッドルームに通じる窓がついていて、そこから外の景色まで見通すことができます。
夜のバスルームの照明にきらめく水面を見ながらのバスタイムも素敵ですが、朝のさわやかな陽光の元、緑を眺めながら入るお風呂の爽快感はまた格別。
もちろん仕切りをふさげば、客室側から見えなくすることもできますよ。
アメニティには、英国コッツウォルズのオーガニックスパ発のブランド「バンフォード」が置かれていました。
自然な心地よい香りに包まれラグジュアリーな気分に浸れる、大好きなブランドです。
スキンケアは、北海道の天然水にこだわった自然派ブランド「プラスイ」。その他にもブラシやマウスウォッシュなどが、おしゃれな麻の袋に入っています。
お風呂上りには、ふかふかのバスローブを身にまとって。
そしてミニバーから好きな飲み物を選んで、窓辺の座り心地の良いソファーに腰掛け、緑を眺めながら乾いた喉を潤す。至福のひと時。
『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』の館内を散策し新時代の京の美意識を体感
さて、居心地の良さにそのままお部屋でずっと過ごしてしまいたくなりますが、館内を散策しに行きましょう。
部屋数60室のみの大人のスモールラグジュアリーホテルでは、他のゲストの喧騒に出会うこともなく。客室のみならず館内でも、まるで自身の別宅のようにリラックスして過ごすことができます。
ラウンジで器と庭の美しさと共にスイーツを味わう
ホテル1階のロビーの横にあるラウンジでは、美しい庭園を眺めながらお茶やスイーツ、ちょっとした軽食が頂けます。
私はソファ席で、イチゴのパフェと紅茶をオーダー。
まず最初にお茶請けの小さなスイーツが、こんな美しい器にのせられてきました!
ぽってり厚いガラスを通して煌めく金色が、下で白く淡く光る和紙を優しく染めます。
横に置かれたティーカップは、とろみを感じるような器の肌の上に金の箔が潤んで光り。
この腕の中にすっぽり収まるような小さなテーブル空間に込められた美しさに、食べるのも忘れて見とれてしまいました。
紅茶に添えられた砂糖入れは、ルームナンバーの照明と同じく、茶筒の老舗「開花堂」が制作したもの。
後でご紹介するディナーでもそうだったのですが、このホテルは器が本当に素敵なのです!器好きの人は、食事の度に心がときめくこと間違いなし。
運ばれてきたパフェには、見るからに美味しそうなイチゴが盛りだくさん。
大粒の真っ赤なイチゴに、濃厚な生クリームやソース、サクサクとした食感のクッキーが絡まります。
一口食べるごとに幸せなパフェ。思わずにんまりと笑いながら窓の外に目を向けると、日本庭園が広がっていました。
ゆっくりとパフェを堪能した後は、お庭へ出てみましょう。
四季折々の姿を見せる日本庭園
『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』は、「東本願寺岡崎別院」の隣地に位置。
ホテルの日本庭園の向こうには、連なるように岡崎別院の庭園や山々が見渡せます。
少し前に雪が降った時は、それはそれは幻想的な光景だったとのこと!
雪景色のお庭も見てみたかったですが、冬の澄んだ空気の下で見るお庭も良いものです。
春は桜、秋には紅葉を楽しむことができるのだそう。
季節が変わるごとにどう景色が移ろうのか、また来て確かめたくなりました。
ライトアップされ幻想的な夜
季節だけでなく、1日の内でも時間によって違った顔を見せるのがこのホテル。
夜になると、エントランスに向かう回廊もライトアップされ、水面の反射で揺らめき幻想的な雰囲気に。
アプローチに配された竹の模様の和紙の壁も、暗闇にくっきりと浮かび上がります。
入口へと続く光の回廊は圧巻。
現代と伝統の京都が交差したような光景は、絶好のフォトスポットです。
客室と同じく、夜になると各所でさらに素敵な雰囲気を味わえるホテル。
暗くなってからも、昼間と違った姿を見に、カメラ片手にぜひ散策してみてください。