こんにちは、AYAです。
みなさんは、沖縄の離島と聞いてどこを思い浮かべるでしょうか?
宮古島や石垣島、慶良間諸島など、たくさんの美しい離島があり、それぞれに違った魅力がありますよね。
今回ご紹介するのは、那覇から飛行機で1時間、知る人ぞ知る沖縄県最東端の島・北大東島(きただいとうじま)です。
沖縄本島から360kmも離れた場所に位置し、古くから「うふあがり島」(はるか東にある島)と呼ばれている北大東島。
沖縄県でありながら、八丈島の文化の流れも強く汲んでいる島です。
周囲は約14kmととても小さな島ですが、この島の魅力はなんと言っても見渡す限りの真っ青な海!
でも、隆起環礁でできたこの島は断崖絶壁で囲まれているため、実はビーチがありません。
それでも一度は肉眼で見る価値がある、北大東ブルー。
ビーチでも珊瑚でも熱帯魚でもない、北大東島ならではの海の魅力や絶景スポット、気になる宿泊や食事などについてご紹介します。
目次
クレーンで上陸!? 北大東島へのアクセスをチェック
さくっと行くのであれば、那覇空港から琉球エアコミューターが便利。
1日1便のフライトは13:10発なので、各地からの乗り継ぎも安心です。(2019年11月現在)
小さなプロペラ機なので、機内持込手荷物などの重量には気をつけてくださいね。
こじんまりとした空港の荷物カウンターは手渡しスタイル。さっそく離島の雰囲気を感じられます。
珍しい体験をしたいならフェリーをチョイス
岩壁に囲まれた北大東島には、フェリーが接岸できる港がありません。
そのためなんと、フェリーから上陸する際はクレーンを使用するんです!
私たちは飛行機で行ったのですが、特別にクレーン体験をさせていただけることに。
海の上に吊るされるなんてドキドキでしたが、これが想像以上のおもしろさ!
運転手さんの巧みな操縦で、360度の北大東ブルーを体感しました♡
人とは違う体験をしたい!という方はぜひフェリーで向かってみてくださいね。
住所:〒900-0016 那覇市前島3丁目25番5号(とまりんアネックスビル1階)
TEL:098-861-0515
北大東島のおすすめ絶景スポット
昼でも夜でもダイナミックな光景を見せてくれる北大東島。
地球の広さを存分に肌で感じることができるこの島では、どこへ行っても迫力のある写真を撮れること間違いありません。
まるで海外! 絶対に撮りたい崖と海の絶景ポイント
北大東島らしい景色と言えばまずは、迫力の崖と大パノラマの青い海。
壮大な景色はまるで地中海のよう!
その魅力を十分に堪能できる穴場が旧西港と西港の間にあるポイントです。
一面の濃いブルーと、砂地のエメラルドブルーのグラデーションが本当に美しい!
もうひとつおすすめしたいのが、「上陸公園」。
北大東島を開拓した人々が最初に降り立ったと言われている場所です。
崖を切り崩して作られた急な坂道の下には、ツルツルに輝く海!
ぜひお気に入りの北大東ブルーを見つけてみてくださいね。
住所:〒901-3901 沖縄県島尻郡北大東村南211
アクセス:北大東空港から車で約15分
大迫力! 白い石が美しい「大東ピラミッド」
北大東島には「大東ピラミッド」と呼ばれる大きなピラミッドが3つもあるんです。
このピラミッドは、漁港の建設のために切り出した石を積んだもので、海から見ても迫力満点!
小さな島にこんなに大きくて美しいピラミッドがあるなんて不思議ですよね。
いろんなアングルから撮影が楽しめるスポットです。
サンセットにおすすめの廃墟・旧西港「燐鉱石貯蔵庫跡」
もともと燐鉱石の採掘で栄えていた北大東島。戦後、アメリカによって機械化が始まったことで品質低下し、閉山してしまいました。
旧西港には今でもその貯蔵庫跡や、燐鉱石の積み出しに使われたトロッコ跡が残っています。(※一部改修中)
珊瑚石灰石でできた建物はどんどん風化して廃墟となってはいますが、その姿は古代遺跡のようでとてもノスタルジック。
燐鉱石を乾燥させるための施設だったこちらの建物は、ジブリ映画を思い出させるようです。
また、旧西港はサンセットスポットとしても絶好の場所。
西陽に照らされた廃墟を楽しんだら、そのままゆっくり空の色の移り変わりを眺めるのがおすすめです♡
現在は復元のため一部立ち入り禁止になっている箇所もあります。廃墟好きにはたまらない場所ですが、安全には十分に気をつけてくださいね。
感動は夜も終わらない! 満点の星空
北大東島の魅力は昼だけにあらず。
日が沈んだ後は一面の星空に包まれます。
島内で一番の星空スポットは北港。街の明かりも届かない絶好の場所です。
この日は船が停泊していたため少し明るかったのですが、それでもこれだけの星空を見ることができました。もちろん流れ星もビュンビュン!
海の音を聞きながら、何をするでもなく星空を眺める、最高に贅沢な時間を過ごせます。