こんにちは、Mugiです。
皆さんは沖縄北部にある「備瀬のフクギ並木」をご存じでしょうか?
頭上までぎっしりとフクギの木に覆われた、幻想的な海岸沿いの白砂の小道です。
そこにひっそりたたずむ1日1組限定のラグジュアリーヴィラ「Birth the suite(バース ザ スイート)」に宿泊し、心が洗われるような極上のリトリートを体験してきたのでご紹介します。
目次
1日1組限定のヴィラ「Birth the suite」
沖縄本島北部、那覇空港から車で1時間40分ほどのところに、備瀬という集落があります。
その一帯をまるで森のように覆っているのが、備瀬のフクギ並木。
琉球王朝時代に、台風や海風から守る防風林として、風水思想にもとづき植えられたともいわれています。
一歩踏み込んだ瞬間に、「異世界に紛れ込んでしまった……?」と、思ってしまうほどの幻想的な風景。
そんな備瀬のフクギ並木に溶け込むようにたたずむのが、今回泊まった『シークレットヴィラ Birth ― the suite ―』(以下「Birth the suite」)です。
プライベートな空間を大切にした、1日1組限定のヴィラ。
観光地ではなく今も住民が住む備瀬の集落は、慌ただしく日帰りで表面だけ見て帰るのではなく、ゆったりと何日も滞在してこそ良さがわかるもの。
このヴィラでは、日々の様々なことから解放され、自然との繋がりを取り戻しながら、備瀬の村の住人として暮らすように過ごす滞在を提案しています。
コンシェルジュサービスがあり、滞在中は専任バトラーがきめ細かにもてなしてくれるんですよ。
では、早速チェックイン!
外には大迫力の備瀬のフクギ!「Birth the suite」の客室
ヴィラの1階はアウトドアリビングになっているので、主に過ごすのは2階部分。
東アジアの国々の美しい工芸品が置かれた室内は、とてもセンスの良い空間でありながら寛げる雰囲気。
座っていると心がゆるゆると解けていくようです。
水平にひろがる大きな窓の外には、フクギの木々が広がります。
そしてその枝越しにはエメラルドブルーの備瀬の海が!
目の前の絶景に見とれながら裸足になって木の床に座っていると、聞こえてくるのは波の音と鳥の声。
海はとても穏やかで、観光客もほとんど見当たりません。
ここにはとても静かな時間が流れています。
ドラマチックなバスルームで亜熱帯の森のレインシャワーを浴びる!
「Birth the suite」での宿泊で、一番楽しみにしていたのがこちら。
足を踏み入れた瞬間、思わず「わ~っ」と、歓声をあげてしまった美しいバスルームです。
窓すれすれまで迫る南国の木々。
ここで水浴びをすると、まるで亜熱帯の森でレインシャワーを浴びているような気分に。
夜になると、雰囲気は一変します。
フクギの作り出す光と闇を味わいながらのバスタイム。
バスルームの鏡もとっても素敵なんですよ。
黒い壁にかかる絵画のような縁取りの大鏡、映る自分もいつもよりもドラマチック?
絶好のセルフィ―スポットです♡
アメニティは、沖縄のオーガニックコスメ「琉白」。
バスタオルは、高級リトアニア産の麻のものと、今治製のコットンタオルの2種類用意されています。
この日は朝に摘まれたばかりのハーブのブーケが置かれていました。
オプションでハーブバスを付けたのです。
バスルーム中に広がるいい香り!
スタッフの方が無農薬で育てているのだそう。
壁には木漏れ日が揺れて……。
広々としたバスタブにフレッシュなハーブを浮かべ、沖縄の自然を五感で味わう優雅なひとときを堪能しました。
白いリネンの天蓋に包まれたベッドルーム
寝室を包みこむのは白いリネンの天蓋。シーツやブランケットにも上質なリネンが使われています。
夜でも熱気の冷めない沖縄では、さらりとした麻の肌触りが心地よいですね。
ここでお昼寝をするのも最高なんです。繰り返す波の音を聞きながら、風に揺れる天蓋を見つめていると、次第にウトウトと夢の中へ……。
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