Kiwako(ディレクター)

Kiwako(ディレクター)

【元国際線CA】ホテルを愛するBeauty×Travelエディター・ライター 主なテーマ:ホテルステイ・リトリート旅・キレイになる旅

こんにちは、Kiwakoです。

 

八重山諸島の1つであり、沖縄本島に次ぐ広さを誇る西表島。

島のほとんどが亜熱帯ジャングルで、島固有の生物や植物も多数生息する、自然豊かな環境が魅力です。

2021年にはその生物多様性が評価され、世界自然遺産にも認定されました。

 

そんな西表島に位置する「星野リゾート 西表島ホテル」(以下、「西表島ホテル」)。

 

西表島の自然を思いっきり満喫できるアクティビティ満載な「西表島ホテル」の魅力をお伝えします。

 

 

ジャングルの中で自然と共生する「西表島ホテル」とは

西表島ホテルの外観

西表石垣国立公園に位置する「西表島ホテル」。

 

広大なジャングルの中にあり、近くには砂浜、そして西表島最大の浦内川が流れているという豊かな自然環境の中にあります。

 

ホテルでは西表島の自然を体感できるさまざまなアクティビティが用意され、ただホテルでのんびりするだけではないアクティブな滞在を楽しめます。

 

「西表島ホテル」アクセス

石垣島の離島ターミナルからフェリーに乗って、西表島にある上原港まで約45分。

上原港からは、送迎車で約10分です。

 

私たちが行った日もお天気はとても良かったのですが風がとても強く、上原航路は欠航となり、フェリーはすべて大原港へと振替になっていました。

 

大阪から出発し、石垣空港まで約2時間30分。

石垣空港から「西表島ホテル」までも約3時間ほど。

 

長旅にはなりますが、それだけの価値がある自然に出会えるのが西表島です。

 

<「西表島ホテル」へのアクセス>

1. 国内空港→新石垣空港:飛行機で1〜3時間(羽田空港から約3時間、関西空港から約2時間)

2. 新石垣空港→ユーグレナ石垣港離島ターミナル(石垣港):タクシーまたはバスで約30分

3. 石垣港→上原港:フェリーで約45分

4. 大原港→「西表島ホテル」:送迎車で約10分 ※上原港欠航時は大原港まで送迎あり

 

「西表島ホテル」が目指す日本初のエコツーリズム

「西表島ホテル」では、西表島の自然環境を保護し、持続可能な観光の仕組みを作るため、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指しています。

 

エコロジカルなホテル運営

「西表島ホテル」では、プラスチックゴミを減らす取り組みの一環として、「1wayプラスチックフリー」と「ペットボトルフリー」に挑戦中。

 

1wayとは使い捨てを意味し、歯ブラシやクシ、髭剃りなどの使い捨てアメニティの提供を中止しました。

宿泊客は持参する必要があります。

 

また、ペットボトルでの水の提供から、ウォーターサーバーでの水の提供へ切り替えています。

24時間使える宿泊客専用ラウンジにウォーターサーバーを設置し、宿泊客は無料で利用可能。

 

ウォーターサーバー利用のために、宿泊客にはマイボトルの持参を推奨していて、私もマイボトルを持参。

マイボトルを忘れてしまった場合は、ボトルのレンタルサービスもあるので安心です。

 

そして、宿泊客が利用できるランドリーでは、洗剤を使わずアルカリイオン電解水のみで洗い上げる、環境にも人にも優しい洗剤レスのスマートランドリーを導入しています。

 

 

こちらはスマホのみの決済なので、小銭を用意しなくてよいところも便利!

島の魅力と価値を感じるネイチャーツアー

イリオモテヤマネコをはじめ、固有種や絶滅危惧種などが多く生育・生息するのが西表島の大きな魅力。

その「生物多様性」の価値が認められ、西表島は2021年に世界自然遺産に登録されました。

 

そんな西表島の価値ある自然を守り継いでいくため、「西表島ホテル」では、ガイドと一緒に島の魅力や島の価値を深く知るネイチャーツアーを開催しています。

 

これらのアクティビティの様子は、下記よりご覧いただけます。

 

イリオモテヤマネコの保護活動

(出典:環境省西表野生生物保護センター提供)

西表島といえば、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコ。

 

2022年10月現在、島に生息しているのは約100頭ですが、そのうち年間数頭が車と衝突して死んでしまうそう。

めったに見ることのできないイリオモテヤマネコなのに、人間が運転する車によって命を落としてしまうなんてとても悲しいですね。

 

「西表島ホテル」では、イリオモテヤマネコが車の事故によって死んでしまう「ロードキル」を防止するための取り組みも行っています。

 

宿泊客は、チェックイン時にイリオモテヤマネコだけではなく西表島全体の自然環境や生物を守るため「西表島を楽しむマナー」を読み、生物や植物との接し方などを知って滞在します。

 

また、イリオモテヤマネコについてより深く知るプログラム「イリオモテヤマネコの学校」も開催されていて、イリオモテヤマネコの生態だけではなく、交通事故件数などを知り、ロードキル防止について学び、保護活動に間接的に貢献することができますよ!

 

「イリオモテヤマネコの学校」の詳細は、下記よりご覧いただけます。

 

「西表島ホテル」の開放的で上質な「デラックスルーム / 54㎡」

「西表島ホテル」の客室は、大きく分けて「スーペリア」と「デラックス」の2タイプ。

「デラックスルーム」は、客室に大きなデイベッドを備えているのが特徴です。

 

お部屋の雰囲気はアジアンリゾート。

54㎡の広さがあり、荷物を広げても邪魔をしません。

 

バストイレは別で、お風呂はシャワーブースが2つある広さ!

「西表島ホテル」は外で過ごすアクティビティが多く、滞在中にシャワーに入る回数も多くなるので、広いお風呂は嬉しいですね。

 

アメニティ

「西表島ホテル」では、環境保護のためにバスアメニティはシャンプー・ボディソープ・フェイスウォッシュのオールイン1が1つのみ。

「OSAJI」のアイテムです。

 

実際に使ってみましたが、髪がパサつくこともなく、これ1本で全く問題なし!

 

クレンジングやスキンケアも「OSAJI」のアイテムが揃っているので、持参する必要もなくて便利です。

 

前述のように、歯ブラシ、髭剃り、クシなどの使い捨てプラスチックのアメニティ提供はないので、そちらは忘れずに持参しましょう!

 

その他、スリッパ、ナイトウェアなどが揃っています。

 

「西表島ホテル」でイリオモテの食を味わうダイニングレストラン

 

「西表島ホテル」のレストランは1ヶ所なので、朝食、ランチ、ディナーの全てをこちらでいただきます。

ホテル周辺には飲食店もあり、そちらにお出かけするのもよいですね。

 

イリオモテの食を味わうディナー

ディナーはすべてビュッフェですが、テーマが2種類。
一つはアジアンディナー、そしてもう一つはイリオモテディナーです。
日替わりなので、連泊してもどちらのディナーも楽しめるのが嬉しいポイント!

 

ビュッフェのメニューは、沖縄の郷土料理をメインにさまざまな内容が揃います。

 

ライブキッチンにて、目前で仕上げていただけるメイン料理は日替わりで3種類ずつ。

 

アジアンディナーの日には、ローストビーフ、ふんわりエビつくね、そして黒糖スペアリブをいただけます。

 

ローストビーフには、バリ島名物のサンバルマタというソースをイメージした青パパイヤやライムなどを使ったソースをつけてさっぱりと。

 

ふんわりエビつくねは、ベトナム料理がモチーフに。

パインを使用したチリソースで、ピリッとしたスパイシーさを感じられます。

 

黒糖スペアリブは、沖縄らしく黒糖をタレに使用。

パイナップルに漬けているので、お肉が柔らかくなると同時にどこかフルーティー。

シークワーサーと島らっきょうのピクルスを添え、手づかみでがぶっといただくのがおすすめ!

 

イリオモテディナーの日には、牛肉鉄板焼き、ガザミ汁、そして黒糖カマイすき焼きの3種が並びます。

ジューシーな牛肉鉄板焼きにはパイナップルソースをかけていただきます。

島らっきょうの薄揚げも添えて。

 

ガザミとはワタリガニのこと。

ワタリガニの出汁がしっかり出ているのですが、その他にも黒糖や昆布を出しに使用していて、複雑で濃厚な味わいが口に広がります。

アーサーの香りもアクセントに。

 

黒糖カマイすき焼きのカマイとは何か分かりますか?

カマイとはイノシシのことです!

西表島に生息するリュウキュウイノシシは食べることができ、豚肉のような柔らかさでほぼ臭みもなくおいしくいただけました。

割下には黒糖を使い、付け合わせにはネギや青パパイヤなど、どれもしっかり味が染み込んでいます。

 

ライブキッチンでは出来立てをいただけるので、アジアンディナーの夜も、イリオモテディナーの夜もぜひどの名物料理も味わってみてくださいね。

 

その他、ドリンクもビュッフェ同様フリーフロー。

沖縄らしくオリオンビールをいただいたり、泡盛を使ったカクテルをいただいたり、食べて飲んで楽しい時間を過ごせるディナーです。

 

朝から元気になれるビュッフェ朝食

朝食もビュッフェでいただきます。

カラフルな自分で作れるサラダやなど、朝から元気になれるメニューがたくさん!

 

おいしそうなドーナツにも心奪われます。

 

朝食でもライブキッチンで目の前で仕上げていただける料理があるのですが、沖縄らしく黒糖フレンチトーストをいただけます。

ふわっふわで黒糖の甘さをしっかり感じるフレンチトーストに、ホイップクリームとしろっぷをたっぷりつけていただけば、朝から幸せを感じること間違いなし!

 

朝食は6時45分からスタートするのですが、日によっては7時過ぎに行っても満席で並ぶこともあります。

 

とくに、朝からアクティビティが入っている場合は、朝早くてもスタートと同時に行くのがおすすめ。

 

アクティビティの休憩にも!ランチタイム

ランチタイムは、タコライスかラフテーカレーの2種類のみ。

基本的に、日中は宿泊客はアクティビティに出かけていることも多く、軽食という位置付けでランチ営業が行われています。

 

テイクアウトできるように紙製のお皿、カトラリーで提供されるので、お部屋に持って帰ってのんびり食べることもできます。

 

「西表島ホテル」のプールや館内施設

「西表島ホテル」には、宿泊客専用ラウンジの他、ジャグジー付きプール、ショップ、そしてスパなど多彩な施設を備えています。

 

24時間利用可能!宿泊客専用ラウンジ

 

マイボトルに水を注げるウォーターサーバーの設置してある宿泊客専用ラウンジは24時間利用可能。

 

水以外にもさんぴん茶、パイナップルジュース(いずれも日中のみ)、さまざまな種類の紅茶、コーヒー、カフェオレなど、全て無料でいただけます。

 

ジャグジー付きプール

開放感がありながらも、グリーンに囲まれて落ち着いているプール。

温水ではないので、私たちが滞在した10月末ではかなり水が冷たくなっていました。

それでも泳いでいる人もいましたし、プールサイドでただのんびりするだけでもとても気持ち良いです。

 

プールの横には屋根付きのジャグジーがあるので、そこで温まりながらのんびりするのもおすすめ。

 

なんでも揃うショップ

ショップでは、お菓子や軽食、おみやげからアクティビティでも活躍しそうなTシャツ、靴、帽子などなんでも揃います!

 

マリンアクティビティ用にゴーグルなどもあるので、アクティビティ関連で何か忘れても安心です。

 

「西表島ホテル」のエコツーリズムを通して自然や環境について考えよう

 

「西表島ホテル」では、楽しく滞在することはもちろん、西表島の自然保護、生き物の保護や生き物との共生、そして環境を大切にすることを滞在しながら学べます。

 

普段なにげなくペットボトル飲料を買っている私たちも、マイボトルを持ち歩くことでゴミを減らせていることを実感できたり、ホテル提供のアメニティがどこまで必要なのか、も滞在しながら考えさせられました。

 

そして、西表島の多種多様な植物や生き物がそれぞれ関わり合いながらエコシステムを構築していることも滞在の学びとなりました。

 

沖縄の中でも、随一の自然環境を誇る西表島。

そして、西表島の自然や生き物と共生することの楽しさや大切さを宿泊ゲストにも共有してくれるのが「西表島ホテル」。

 

ぜひ、エコツーリズムを通して、「西表島ホテル」で自然や環境を考えてみるのはいかがですか?

 

星野リゾート 西表島ホテル
住所:沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
TEL:050-3134-8094 (9:30〜18:00)
料金:1泊14,000円〜 / 名(朝食付き、税・サ込み)
※宿泊したデラックスルームは1泊20,000円〜 / 名(朝食付き、税・サ込み)
 
取材協力:星野リゾート 西表島ホテル
 



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