こんにちは、Mugiです。
コバルトブルーの海に囲まれた沖縄屈指のラグジュアリーリゾート「ザ・ブセナテラス」。
一生に一度は泊まってみたいと憧れる方も多いでしょう。
しかし今回実際に滞在してみると、「ザ・ブセナテラス」は一生に一度ではなく、ライフステージが変わっても繰り返し訪れ、美しい海辺の思い出を重ねていきたくなる……そんな特別な場所でした。
ゲストの人生に寄り添い、かけがえのない瞬間を作り出してくれる「ザ・ブセナテラス」で過ごした、とびきりの海辺の休日をご紹介します!
目次
▼「ザ・テラスクラブ アットブセナ」での滞在レポートはこちら
ザ・テラスホテルズのフラッグシップホテル「ザ・ブセナテラス」
「ザ・ブセナテラス」があるのは沖縄本島北部、三方をコバルトブルーの海に囲まれた沖縄屈指の景勝地、部瀬名(ブセナ)岬です。
那覇空港から沖縄自動車道を経由して約75分でホテルへ到着。
車を駐車場へ運んでくれるバレーパーキングサービスが付いているため、正面玄関に停めたらバトラーに車のキーと荷物を預けましょう。
憧れのホテルに到着した高揚感に包まれながら、身軽な姿で車を降りると、目の前にはあっと息を飲むほど美しく開放的なロビーが広がっていました。
白を基調としたコロニアルスタイルのロビーの頭上高くに、ゆったりと回るシーリングファン。
潮風の吹き抜ける先には、どこまでも続く青い海。
引き寄せられるように足を進めたロビーのテラスには、色鮮やかなブーケンビリアの花々が咲いています。
出典:ザ・ブセナテラス
穏やかな時間が流れるロビーのソファーに座り、波の音をBGMに夢見心地のままチェックインの手続きへ。
「自然との調和、自然への回帰」をコンセプトに、沖縄本島にいくつものホテルを展開するザ・テラスホテルズのなかでも、1997年に最初にオープンしたのがこの「ザ・ブセナテラス」。
目まぐるしく移り変わる沖縄のリゾートホテルの中で、ずっと変わらず部瀬名の地にあり続け、憧れのホテルとしてその地位を保っています。
同じ部瀬名岬内にある全室クラブフロアの系列ホテル「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」は、13歳以上が施設利用可能ですが、こちらの「ザ・ブセナテラス」は幅広い年代が宿泊を含めたさまざまな施設を楽しめます。
「ザ・ブセナテラス」でプロポーズをした夫婦が数年後に子どもと両親を連れて訪れたり、子どもの頃から来ていたお客様がここで挙式をしたり……。
そんな風に世代も時も超えて愛されてきたホテルで、これから夢のような2日間を過ごせるのです!
高鳴る胸をおさえチェックインを済ませたら、早速客室へ向かいます。
海は最高の絵画!「ザ・ブセナテラス」の「デラックスエレガント オーシャンフロント」の客室
ザ・ブセナテラスのホテル棟は、ロビーのある「セントラルタワー」、そしてその左右に翼のように広がる「ノースタワー」「サウスタワー」と、の3つのタワーに分かれています。
今回はノースタワーとサウスタワーの両翼に位置したオーシャンビューの客室、「デラックスエレガント オーシャンフロント」に泊まりました。
ゆったりと寛げる「デラックスエレガント オーシャンフロント」の客室
客室の扉を開けた正面にはミニバーが設けられたスペースがあり、すぐには部屋全体が見渡せないようになっています。
どんなお部屋かワクワクしながら歩を進めると、目の前に青い空と海が飛び込んできました!
ラタンや大理石などの天然素材でしつらえた室内は、上質な中にホッと寛げる雰囲気が。
白とベージュを基調とした淡い色調で、どこか大人の可愛らしさを感じさせます。
南国での滞在は、お気に入りのドレスやビーチウェアなどでとにかく荷物が多くなりがち。
でもこのお部屋なら43平米あるため、二人で大きなスーツケースを広げても大丈夫。
広々としたデスクや座り心地の良い大きなソファー、窓辺にはオットマン付きのソファーも備わっているため、めいめいのお気に入りの場所で潮騒をBGMにゆったりと時間を過ごせます。
でもやはり一番の特等席は、プールと海と亜熱帯の緑を目前に望むテラスですね。
この自然の織りなす最高の絵画を際立たせるため、客室はシンプルで上質な作りでまとめられているのだそう。
壁に飾られているのも、絵画ではなく貝殻などを使った素朴なアートに。
お部屋にはリゾート時間を快適に過ごすためのものが充実しています。
着心地の良いリラックスウエアにビーチバッグ、ビーチガウンまで置かれていて至れり尽くせり。
胸元に水色のロゴの入ったビーチガウンはフード付きで、ビーチに行く時以外にも思わず羽織りたくなってしまう可愛さです!
入り口を入ってすぐのところにはミニバーが。
無料のお水に、エスプレッソのコーヒー、紅茶や月桃茶のティーバッグ。
有料のミニバーには、泡盛など沖縄らしいお酒も用意されています。
泡盛はザ・テラスホテルズのオリジナルブランド。
気に入ったらホテルのショップで購入もできますよ。
タルゴのアメニティがついたバスルーム
タイルの装飾がどこかクラシックなムードを漂わせるバスルーム。
バスタブはゆったりと足を伸ばして入れる大きさで、シャワーブースが別に設けられています。
そして嬉しいことに、アメニティはタラソテラピー生まれのフランスのマリンコスメブランド「タルゴ」のラインアップで揃えられています。
据え置きのボトルタイプのシャンプーとコンディショナー、ボディソープ、そしてミニサイズの石鹸にボディ用乳液まで。
そのほかにもブラシや歯ブラシ、シャワーキャップ、「ザ・ブセナテラス」オリジナルのバスソルトなど、必要なものは一通り揃っています。
南国の花の香りの入浴剤を入れたバスタブにゆったりとつかり、タルゴのアメニティに包まれリラックス。海辺でのバスタイムにこの上ない組み合わせですね。
でも実は、「ザ・ブセナテラス」にはもう一つお風呂があるのです。
プールやジムなどのあるサウスタワーの2階にはスパ・サウナがあり、フィットネスジムを利用していなくても入浴可能。
1日の終わりに大きなスパに入るか、お部屋のプライベートなバスルームでタラソテラピー気分を満喫するか、悩ましい…!
理想のリゾートステイを叶える「ザ・ブセナテラス」の充実の施設
オープンエアな館内は、どこにいても爽やかな光と風を感じられ、まるで屋外にいるかのように開放的です。
耳に聞こえてくるのは人工的な音楽ではなく、潮騒や風にそよぐ椰子の葉が奏でる自然の音楽。
穏やかなホテルの中でゆっくりと時を過ごしたり、多彩なアクティビティで海を遊び尽くしたり、コンシェルジュに相談しながら旅の思い出を演出したり……。
広大な敷地をもつ「ザ・ブセナテラス」には、さまざまな年代、さまざまな旅スタイルの人の理想のリゾートステイを叶える充実の施設が揃っています。
サンセットタイムに生演奏も楽しめる「ザ・ブセナテラス」のプール
きっとどんな人にとっても、リゾートホテルで過ごす理想の時間に欠かせないのがプールでしょう。
ホテル内には屋内プールと、上段と下段に分かれた屋外プールがあり、プールのすぐ向こうには約760mもの白い砂浜が続く美しいビーチが広がります。
波音を間近に聴きながら遊ぶプールは臨場感たっぷり。
どこを向いてもつい写真を取りたくなってしまうフォトジェニックなプールサイドですが、その魅力は見た目だけではありません。
下段には滝を目の前にしたスリリングなウォータースライダーもついていて、大人も子供も楽しめます。
屋外プールの営業期間は4月〜11月。
残念ながら取材時はまだ3月だったためクローズしていましたが、パラソルの下でプールサイドのデッキチェアに座っていると、一足先に夏気分に。
夏にはプールサイドにカフェもオープン。
1日中デッキチェアとプールを往復しながら、昼間から太陽に乾杯!などという、最高に怠惰で最高に幸せな南国の日々が過ごせます。
屋内プールはオールシーズン楽しめるので、冬でも水着は忘れずに持っていきましょう!
黄昏時になると、今日という日をこのホテルで楽しみ尽くしたゲスト達がプールサイドに集まってきました。
実は毎日「サウンド・オブ・サンセット」という、日没を挟んだ1時間にサックスの生演奏が行われるイベントが開催されるのです。
太陽の祝福を受けながら、その日その瞬間にしか聴くことのできない、潮騒とサックスの共演を味わう。なんと贅沢な時間でしょうか。
海の向こうに沈んでゆく夕日が、海とプールに反射し、世界をオレンジ色に染めあげるさまはとてもドラマティック!
友人同士もカップルも親子連れも、1日の終わりに老若男女が集い、夕日のオレンジ色に染まりながら幸せそうな笑顔で語り合う。
見ているだけで次第に温かなものが心に広がってくる、素敵な光景でした。
会場:上段プールサイド
時間:日没時間により異なる
バラエティ豊かなショップ
ホテル内には、沖縄ならではの土産物品を扱うスーベニアショップやコンビニエンスストア、大人の女性にぴったりなリゾートウェアやホテルオリジナルグッズを扱うブティックまで、バラエティ豊かな8つのショップが揃います。
旅の間に必要なものは、外に行かず購入できそう。フランス人ニットデザイナーのブティック(写真左)もぜひ覗いてみて。
毎週月曜、金曜、土曜、日曜日の午前中には、朝市まで登場!
ホテル近郊の集落などから集められた食材やお菓子、ウコンや乾燥させたレモングラスの束など、思わず手に取りたくなる品揃えです。
クラブフロア、クラブヴィラ宿泊者専用のクラブラウンジ
クラブラウンジはクラブフロア、クラブヴィラの宿泊者のみが入れるのですが、今回は取材のため特別に中を見せて頂きました。
クラブフロア、クラブヴィラの宿泊者は、チェックインもこちらで行います。
ゆったりと配置されたテーブルの向こうに、間近に迫るコバルトブルーの海。
朝食やティータイム、アペリティフタイムには、食事や飲み物の提供も。
なお、クラブヴィラに宿泊すると、同じ部瀬名岬内にある系列ホテル「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」のタラソプールやレストラン等を利用できます。
「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」は宿泊を除くホテル施設の利用が13歳以上に設定されており、施設利用についても基本はこのホテルの宿泊者だけに提供されていますが、ザ・ブセナテラスのクラブフロア滞在者であれば 有料でタラソプールが利用できます。
さらにクラブヴィラに滞在すると、「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」の ウェルネスタラソやレストラン、ライブラリーラウンジ&バー、アウトドアプールも利用可能。
プライベートなヴィラの空間とウェルネスなアクティビティなどが一緒に楽しめるのも贅沢です。
こんなふうに大人も子どもも、さまざまな年代の人が互いの望むような理想のリゾートステイを叶えられるところが、世代を超えて「ザ・ブセナテラス」が愛される大きな理由の一つなのでしょう。
海を遊び尽くす「ザ・ブセナテラス」の多彩なレジャーアクティビティ
「ザ・ブセナテラス」では、ホテルの目の前のブセナビーチや東シナ海の沖合を舞台にした多彩なマリンアクティビティを楽しめます。
ホテルに宿泊していない人でも申し込めますが、宿泊者なら特別料金で参加できるので利用しない手はありません。
予約は、サウスタワー1Fのアクティビティカウンターへ。
SUPやスノーケリング、パラセーリングといった定番のものだけでなく、ヨットのレンタルや星空の下のクルーズ、はたまたチャータークルーズまで。
さらには、パターゴルフやテニス、サイクリングなど陸のレジャーも体験できます。
広いリゾート内はたくさんの楽しみで溢れ、何をしようか目移りしてしまうほど。
とても数日では遊びつくせません。
カウンターの前には、その日の天気や波の様子が書かれたボードが出ているので、そちらを参考に選ぶのもおすすめです。
今回の滞在では、クルージングと海中展望塔を体験してきました。
スペシャルな思い出を作るクルージング
「ザ・ブセナテラス」のクルージングは、青い空の下のセーリングクルーズ、夕焼けの中のサンセットクルーズ、星空の下のプラネットクルーズなど、時間によって全く違う表情を見せる大海原を体験できます。
今回体験したのは、セーリングクルーズ。
クルージングという特別感のある響きに胸を高鳴らせながら、ホテルの目の前のビーチの先にある桟橋へ。
さまざまなマリンアクティビティにホテルから直接アクセスできるのも、美しいビーチサイドに広大な敷地をもつ「ザ・ブセナテラス」ならでは。
通常は他のゲストの方々と乗り合いですが、今回はなんと貸切状態でした。
いよいよ出発です!
波飛沫を上げて進むヨット、ぐんぐんと遠ざかっていくホテルに思わず手を振ってお別れを。
乗船したのは、44フィートのカタマランヨット「マハイナ号」。2人では充分すぎるほどの贅沢なスペースがあります。
屋根の下で寛ぐこともできますが、やはり360度青い海に囲まれたデッキにいるのが爽快!
沖の方に出るにつれて、エメラルドグリーンから紺碧へと色を変えていく海。
岸辺が蜃気楼のように遠くなったら、マリンカラーの帆をはります。
潮風にパタパタとはためく帆に、クルージング気分も最高潮に!
このクルーズはワンドリンク付きなので、南国の太陽にキラキラと輝く海をバックに、冷たいパイナップルジュースで乾杯!
その後は船の後ろの特等席へ。
ネットが張られたその場所は、まるで海の上のハンモックのよう。
太陽の光を一身に浴びながら大海原に揺られていると、段々と現実が遠のいていくような感覚に。
“なんて贅沢な時間だろう”と、このホテルにきて何度目になるかわからない感動を覚えました。
他では味わえない、船上でのとてもフォトジェニックな瞬間の数々。
360度海に囲まれながら輝く海の上で過ごした時間は、目を瞑ると今も瞼の奥に浮かんでくるほど、まばゆい思い出になりました。
クルーズというとちょっと贅沢な体験のイメージがありますが、セーリングクルーズは宿泊者ならなんと大人一人あたり3,300円(税込み)で乗船可能です。
「ザ・ブセナテラス」に宿泊したらぜひ、この心躍る体験を!
ちなみにさらにラグジュアリーなクルーズとして、船を貸し切ってシュノーケルクルーズやオーダーメイドのクルージングができる「チャータークルーズ」もあります。
友人や家族の記念日のお祝い、サンセットや星空の下で大海原に二人きりのプロポーズなど……。
人生の節目の美しい思い出作りにぜひどうぞ。
所要時間:45分
定員:30名
料金 :【宿泊者料金】1名 大人¥3,300 小人¥2,200(3才~12才)/【一般料金】大人¥5,500 小人¥3,300
※1ドリンク付き
本島唯一の「海中展望塔」で海中散歩
出典:ザ・ブセナテラス
クルーズ乗り場から程近く、部瀬名岬の先端に、沖縄本島で唯一の海中展望塔があります。
服を着たまま、海の中を覗き見ることができる施設です。
こちらも宿泊者なら割引料金で入場可能。
桟橋を渡り、螺旋階段をぐるぐると下に降りていくと、そこは海中の世界。
展望フロアにはいくつもの丸窓があり、子どもも大人も夢中で窓の外を覗いています。
水族館とは違い、見えるのはサンゴ礁と色鮮やかな魚達が織りなす本物の沖縄の海の世界です。
まるで海中を散歩しているような気分に。
運が良いとカクレクマノミが見られることもあるんだそう!
体験前は子ども向けのアクティビティかと思っていましたが、次々に現れる魚を追って思わず窓から窓へと渡り歩き、フロアを何周したかわからなくなるほど夢中になってしまいました。
料金:大人¥1,050 小人¥530
営業時間:4月~10月 9:00~18:00(最終入場17:30)/11月~3月 9:00~17:30(最終入場17:00)
島の恵みを堪能できる「ザ・ブセナテラス」のレストラン
「ザ・ブセナテラス」のレストランは、季節営業も含めて全部で8つ。
和食に鉄板焼、中華、イタリアン、地中海料理、そしてまるで海外のビーチにありそうなシーフードレストランまで。
連泊しても食べ飽きません。
カフェテラス「ラ・ティーダ」で朝食&ランチブッフェ
今回の滞在では、朝食とランチにカフェテラス「ラ・ティーダ」でブッフェをいただきました。
目の前にビーチを望む開放感溢れるカフェレストラン。
カウンターには沖縄県産の食材をふんだんに使った、色あざやかなメニューの数々が並びます。
パンは全て自社工場で毎日焼きあげているのだそう。
もずくや青パパイヤ、ザクロ、クコの実など、沖縄のスーパーフードを集めたコーナーまでありました。
爽やかな青空の下、潮風に吹かれながらヘルシーな料理を食べていると、なんだか体の中からキレイになっていくような気分に。
朝食ブッフェでとくにおすすめのメニューが、クロッフル。
クロワッサンの生地をワッフル風に焼いたもので、ワッフルほど重くなく、さっくり軽やかにいただけます。
フレンチトーストと日替わりで、ゲストの目の前で 焼き上げてくれるので、焼きたての香ばしさが楽しめます。
1枚ペロッと食べられてしまい、おかわりしようか迷ってしまうほどのおいしさです。
見つけたら絶対に食べ逃しのないように!
ランチには、朝食時にはなかったメニューも登場。
シェフが目の前で調理してくれる石垣島産美崎牛のハンバーグは、滴るほどに肉汁たっぷりです。
真っ青な海と太陽とジューシーなハンバーグをおつまみに、昼間からザ・ブセナテラス限定のオリジナルクラフトビール「ブセナゴールド」で乾杯!
ここは地上の楽園でしょうか……?
なお、朝食時にはレストランに入場待ちの行列ができていました。
とくにテラス席は真っ先に埋まってしまうので、座りたい人は開店時間前から並んでおくのをおすすめします。
営業時間:
【ブレックファーストブッフェ】7:00~10:30 ※7/21~8/31は6:30よりオープン
【ランチブッフェ】12:00~15:00
【ディナーブッフェ】17:00~21:00
【アラカルト】10:30~15:00(ラストオーダー 14:30)/17:00~22:00(ラストオーダー 21:00)
リビングルーム「マロード」で南国を閉じ込めたアフタヌーンティーを
お茶を飲みながらのんびりと時間を過ごしたくなったら、リビングルーム「マロード」へ。
プールやビーチを見下ろす、ラグジュアリーなティーラウンジです。
吹き抜けの天井まで続く大きな窓からは優しく太陽が降り注ぎ、午後にはピアノの生演奏も行われより一層優雅な雰囲気に。
おすすめは、本格英国スタイルの優雅なアフタヌーンティー(※メニューは季節ごとに変わります)。
スコーン2種、スイーツ4種、セイボリー5種。色鮮やかなメニューは全てホテルメイド。
取材した3月のアフタヌーンティーには、田芋タルトやたんかんスコーンなど、本州ではなかなかお目にかかれない沖縄食材を使ったスイーツが。
一口食べるごとに南国のフレッシュな味が広がり、とても爽やかです。
シーズンメニューの、姉妹ホテル「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」の自家農園で育てたハーブをたっぷり使ったロシアンティーと、沖縄の春の柑橘「たんかん」を散りばめた「たんかんバニララテ」と一緒にいただきました(これらのメニューは2024年3月ま で の季節限定)。
南国の陽光が降り注ぐ窓辺で、ゆったりとソファーに座りながら、おいしいスイーツを片手に気の向くままに友人とおしゃべり。
沖縄の四季の恵みを、テーブルいっぱいに散りばめたアフターヌーンティー。
いつまでも続くと錯覚しそうな、幸せな午後のひとときです。
営業時間 :10:00~23:00(ラストオーダー フード22:30、ドリンク23:00)
アフタヌーンティー提供時間:12:00~18:00
メインダイニング「ファヌアン」のロマンティックなディナー
プールサイドでサンセットと共にサックスの生演奏を堪能し、あたりが夕闇に包まれだす頃、メインダイニング「ファヌアン」でのディナーの時間が近づいてきました。
こちらは「ザ・ブセナテラス」で唯一ドレスコードのあるレストラン。
お気に入りのリゾートドレスに身を包み、おしゃれをして向かいましょう。
「ファヌアン」で頂けるのは、フランス・コルシカ島のミシュラン二つ星シェフ ファビオ・ブラガニョーロ氏監修のイタリアンをベースとした独創的なプレゼンテーションと、同レストランのメインシェフ上原雅弘の繊細な技法が織り成すメディテリアン(地中海)料理です。
まずは紅芋のフリットや、シュー生地につめた白身魚のアミューズから。
沖縄の海と山の恵みを詰め込んだ小さな一品に、これから始まるめくるめく美食時間への期待が高まります。
本州より一足先に春がきている、沖縄。
小さなお花畑を思わせる愛らしい前菜が登場しました。
沖縄の高級魚「ミーバイ」とホタテ貝柱、夜光貝のマリネを、旬の豆をすり潰したエクラゼとキャビアクリスタルと共に頂きます。
なんとも贅沢な海の幸。爽やかな風味が口に広がります。
お次は在来種にこだわった農場で育った今帰仁アグー豚を、沖縄の伝統料理「スーチカー」にヒントを得て煮込み、ムール貝やロメインレタスを添えたサラダ。
お肉が入っていますが、とても軽やかな味わい。
さまざまな食感を楽しめるサラダで、あっという間にお腹の中へ消えていきました。
県産のヒラメと車エビをメダルの形にした魚料理。下に敷かれたリゾットからは、ほのかにボンタンの香りが……!
添えられたタラの芽と菜の花のフリットの味わい深い苦味も春を感じさせ、とても素敵な一品です。
肉料理のメインは、フランス産熟成シャロレー牛のグリエ。焦がしバターの香るソースでいただきます。
見るからにおいしそうなお肉のレア加減。
普段コース料理を食べる際は、メインにたどり着く前にお腹がいっぱいになってしまい食べきれないことが多いのですが、こちらは夢中で食べすすめて残すことなく完食。
琉球紅茶を使用したアヴァンデセールで口直しをしたら、ディナーの最後に県産のホロホロ鶏の卵を使ったパリブレストを。
とてもおいしく味わい深いチャイティーとともにいただきました(これらのメニューは2024年3月までの季節限定)。
午後にアフタヌーンティーをいただいておりお腹のすき具合に不安があったのですが、どのメニューも春らしい軽やかさ。
気がつけば最後までおいしく堪能し、幸せなディナータイムは終了しました。
営業時間:ディナー 17:00~22:00(ラストオーダー21:00)
※4/1~7/9、9/1~9/30の期間は定休日:月・木曜日
※7/10~8/31の期間は定休日:木曜日
※ご利用は小学生以上
※ドレスコードあり:男性はシャツと膝の隠れるパンツ、女性はリゾートドレスやワンピース等の華やかな装いでお越しください。 サンダルやスリッパ、それに準ずる履物は不可。
「ザ・ブセナテラス」で人生の節目ごとに海辺の思い出を重ねて
思い出の場所が数年後にはなくなってしまうことも珍しくないほど、移り変わりの激しいこの世の中で、ずっと変わらず部瀬名の地に根差し、きめ細やかな心配りでゲストの人生に寄り添い続ける「ザ・ブセナテラス」。
ライフステージが変わり、年齢や旅を共にする人達が変化しても、それぞれの人が胸に抱く理想のリゾートステイを変わらずに受け止め、叶えてくれます。
そうやって繰り返し訪れていくうちに、ゲストにとってこのホテルは、人生のかけがえのない思い出の瞬間の詰まったホームのような存在になっていくのでしょう。
美しい部瀬名岬に凛と佇み、帰る場所としてあり続ける「ザ・ブセナテラス」。
そんな唯一無二のホテルで、人生の節目節目にとびきりの海辺の思い出を重ねていってみませんか?
取材協力:ザ・ブセナテラス