こんにちは、Yukiです。
私が現在住んでいるシンガポールで、最もよく訪れるエリアが「カトン地区(Katong)」。
昔ながらのカラフルな街並みや美味しいローカルフードなど、旅好き女子の心をくすぐる魅力に溢れています。
今回は女子旅に最適なカトン地区の観光スポットを、厳選してご紹介していきます!
目次
カトン地区ってどんなところ?
シンガポールといえば、マリーナ・ベイ・サンズに代表される近代的な風景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
そんな市内中心部から東に5kmほど離れたカトン地区は、ガラリと雰囲気が変わり、どこかレトロで異国情緒漂うエリアです。
その理由は、今なおプラナカン文化が息づく街だから……。
プラナカンとは、かつて中国大陸からマレーシアやシンガポールに移住してきた商人と、現地の人々が結婚して生まれた子孫たちを指します。彼らは中国とマレー文化、そして東西交易を通してヨーロッパ文化も取り入れていきました。
カトン地区は、昔から多くのプラナカンの人々が住んでいた場所。そのため東西の文化の融合ともいえるプラナカン文化の面影が、今でも色濃く残っているのです。
アジアらしいカラフルな色彩と、ヨーロッパの繊細なデコレーションを取り入れたスタイルは、とても華やか♡
ちなみにカトン地区へのアクセスは、タクシーがおすすめです。道路の混雑状況にもよりますが、市内中心部からなら通常15分ほど。公共交通機関を使いたい場合は、地下鉄MRT「パヤ・レバ(Paya Lebar)」駅から徒歩約20分です。
決してアクセス良好とはいえませんが、それでもなお多くの人々が訪れるだけの魅力がカトン地区にはあるのです。
では、カトン地区のおすすめスポットを4つご紹介します!
①インスタで大人気!カトンのシンボル的存在「クーン・セン・ロードのプラナカン・ハウス群」
カトン地区で必ず訪れてほしいスポットが、「クーン・セン・ロード(Koon Seng Road)」にあるカラフルなプラナカン・ハウス群です。
プラナカン・ハウスとは、その名の通りプラナカンの人々が造った家屋。2階建てのものが多く、1階を店舗、2階を住居とするのが一般的です。
シンガポール国内に点在するプラナカン・ハウスですが、なかでもクーン・セン・ロードのプラナカン・ハウス群はインスタ映えスポットとして大人気!
道の両側にずらりと並ぶプラナカン・ハウスは、どこを切り取っても絵になること間違いなしです。これほど保存状態が良い建物が数多く残っているのは、プラナカン文化を守るカトン地区ならではですね。
絶妙なパステルカラーで彩られたプラナカン・ハウスは、見れば見るほどウットリする美しさ……♡
ヨーロッパ風の両開き窓と、花柄レリーフの装飾がロマンティックな佇まいを醸し出しています。
ぜひお気に入りのプラナカン・ハウスを見つけて、インスタ映えする1枚を撮ってみてください。
Peranakan Houses
住所:Singapore, 287 Joo Chiat Rd, 427540
②150年以上の歴史をもつヒンドゥー教寺院『スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院』
次におすすめする観光スポットは、1850年代に建立された『スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院(Sri Senpaga Vinayagar Temple)』です。
シンガポール屈指の大きさを誇るヒンドゥー教寺院で、主祭神は「夢をかなえるゾウ」でおなじみのガネーシャ神。人間の体にゾウの頭を持つガネーシャ神は、あらゆる障害を取り除き、福をもたらすとされています。
こちらの寺院は、1850年代に池のほとりでガネーシャの像が見つかったのが始まり。さらに近くにはセンパガの木が立っていたことから、ガネーシャの別名「ヴィナヤガー」と合わせて『スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院』と名付けられたそうです。
ヒンドゥー教寺院といえば鮮やかな色使いを思い浮かべますが、『スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院』は全体的に優しい色使いをしているのが特徴。
柔らかいクリーム色をベースに、淡いピンクやブルーの細工が映えて、なんともフォトジェニック♡
シンガポールの青空のもとにそびえ立つ寺院は、全長21mの堂々とした存在感を放っています。
にぎやかなカトンの街とはひと味違った、静かで穏やかな空気を感じることができるはず。
日本ではあまり馴染みのないヒンドゥー教寺院ですが、ぜひカトン観光のついでに立ち寄ってみてください。
住所:19 Ceylon Rd, Sri Senpaga Vinayagar Temple, Singapore 429613
電話番号:+65 6345 8176
開館時間:6:30 – 21:00
③街中に点在するフォトジェニックな「ウォールアート群」
カトン地区で人気急上昇中のスポットが、街の至るところにあるカラフルなウォールアートです。
ローカルの若手アーティストたちによるウォールアートは、南国独特の鮮やかな色彩感覚を活かした、パッと目を引く作品がたくさん。
お店や駐車場の裏など、カトンの風景にさりげなく溶け込むウォールアートは市民の心を和ませてくれます。
数あるウォールアートのなかでも有名なのが、スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院から徒歩3分の場所にある「メドレー・アレー(Medley Alley)」。
大通りに面した路地裏に足を踏み入れると、そこには壁一面に広がるビビッドイエローのウォールアートが……!
地元のアーティスト4人組によって描かれた作品で、大胆な色使いと構図は若手ならではのセンスが光っています。
翼のように見える巨大な絵は、タイルをモチーフとした小さな絵を集めたもの。
ユニークなデザインながら優しいトーンで揃えられており、なんともいえない素朴な可愛さですね。
Medley Alley
住所:105 East Coast Road, Singapore 428798
「メドレー・アレー」から大通り沿いに5分ほど歩くと、巨大な亀が描かれたウォールアートが姿を現します。
こちらは「タートル・ケープ(Turtle Cape)」と名付けられたウォールアート。
なぜ亀かというと、実は「カトン」とはマレー語で亀の一種を意味しているからです。
そんなカトン地区のシンボルともいえる亀をモチーフにしたウォールアートは、明るいブルーを基調としていて可愛らしさ満点♡
こちらもカトンの大通りに面しているので、アクセス良好なのも嬉しいポイントですね。
今回ご紹介したもの以外にも、カトンにはたくさんのウォールアートが楽しめます。カトンの街を歩きながら、ぜひお気に入りのウォールアートを探してみてください。
Turtle Cape
住所:150 East Coast Road, Singapore 428837
④カラフルな伝統菓子の老舗店『キム・チュー・クエ・チャン』
最後にご紹介するおすすめスポットは、シンガポールの伝統菓子店『キム・チュー・クエ・チャン(Kim Choo Kueh Chang)』。まるで絵本から抜け出たような、明るいグリーンとピンクの可愛らしい外観がトレードマークです。
『キム・チュー・クエ・チャン』は、1945年にチマキ専門店として始まりました。現在はチマキだけでなく、「ニョニャ・クエ」と呼ばれる伝統菓子も数多く販売しており、シンガポール人も足しげく通う人気店です。
ニョニャ・クエとは「プラナカン女性のお菓子」という意味。パンダンリーフやバタフライピーなどのハーブを使っていることから、グリーン、ブルー、レッドなど女子心をくすぐる鮮やかな見た目が特徴です。
カラフルなタイルが敷き詰められた店内には、色とりどりのニョニャ・クエが……♡
駄菓子屋を彷彿とさせるような、どこかノスタルジックな空気が流れています。
おすすめのニョニャ・クエは、赤と緑のコントラストが印象的な「クエ・ラピス(Kueh Lapis)」。
ココナッツミルクともち米粉、タピオカ粉などから作られたお菓子で、ういろうのようなモチモチとした食感です。見た目の華やかさに驚くかもしれませんが、ほのかに香るココナッツミルクの甘さがティータイムにぴったり。
シンガポールならではのお菓子に挑戦するのも、素敵な思い出になるかもしれませんね。
フォトジェニックなスポット満載♡カトン地区で素敵な旅を
インスタ映えする美しい街並みやローカルフードなど、女子旅に最適なスポット満載のカトン地区。
シンガポール女子旅の際は、ぜひカトン地区で楽しい時間を満喫してください♡
Yuki @Singapore