こんにちは、Mugiです。
縄文の時代から続く豊穣の地 御代田の、静かな時間の流れる小高い森の中で、じっと自然に身をゆだね、次の一皿をより美味しくいただくためだけに全ての時を費やす。
そんな美食家たちの理想郷『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』に、この6月新たにイタリア料理レストランが誕生しました。
食と自然のマリアージュが生み出す新たな体験を提案する “森のグラン・オーベルジュ” で、ひらまつのイタリア料理のフルコースディナーを堪能し、人生のご褒美のようなひとときを過ごして来たのでご紹介します。
目次
小高い森に抱かれた『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』
『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』があるのは、軽井沢の北にそびえる雄大な浅間山に抱かれた高原の街、御代田。実は縄文土器が多く出土している土地でもあります。
古来より人々が暮らしを営んできた場であるということは、それだけ自然の恵み豊かな、豊穣の地であったことの証でしょう。
森のグラン・オーベルジュ『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』が掲げるコンセプトは、滞在時間のすべてをひとつのフルコースとして考える「One Stay, One Full Course」。
客室やラウンジでの寛ぎのひとときからアクティビティに至るまで、ここで過ごすすべての時間は、次のひと皿をより美味しく頂くために存在しているのです。
御代田駅から無料送迎のタクシーに乗り、手つかずの自然が残る風景を車窓に眺めながら進むこと約10分。
やがて小高い森へと車は進み、木々の間に『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』の広大な敷地が見えてきました。
6万㎡を超える敷地内にある客室は、本館28室とヴィラ9棟の、わずか37室のみ。美食のためだけにすべての時間を使うことが許された、美食家たちの理想郷がここに!
絶景にのぞむ『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』のロビーラウンジ
入口をはいりそのまま真っすぐ進むと、ゆったりとしたロビー一面に、緑のパノラマが広がっていました。
ソファーに座りしばし見とれていると、ハイビスカスティーをベースにしたオリジナルレモネードがそっと運ばれてきます。座ったまま、ここでゆったりとチェックイン。
緑に包まれ、美しくもこころ安らぐロビー。
夢にみた『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』に足を踏み入れ少し緊張していた心が、ゆるゆると解けていくようです。
夕方になると、ロビー中央にある暖炉に火がともるのだそう。
窓の先にはテラスがあり、御代田と佐久平の街、さらにその向こうにそびえる八ヶ岳、蓼科、北アルプスの山々が一望できます。
このまましばらく眺めていたくなってしまいますが、まずはお部屋へと参りましょう。
100㎡を越す『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田 』のデラックスツインの客室
今回宿泊したのは、デラックスツインの客室。
『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』の本館で最もスタンダードなお部屋なのですが、テラスを含めた面積は100㎡を超えます。
扉を開けた瞬間に目に飛び込んできた広さとその先の絶景に、思わず「わぁ……!」と歓声をあげてしまいました。
別荘のように寛げる客室
1週間サイズのスーツケースが小さく見えるほどの広さの客室。
とても贅沢なつくりですが、華美なところのない品のよいお部屋で、まるで別荘に来たかのようにゆったりと寛ぐことができます。
ベッドの後ろには、ワークスペースが。
上に置いた冊子は、アートブックです。
館内には、客室やロビー、レストランをはじめとする至る所にアートが飾られているので、チェックイン後一息ついたら、アートブックを片手に館内散策もいいですね。
お部屋番号の表示や、リンゴの形の「Don’t Disturb」の札など、木のぬくもりの感じられる小物類もあちこちに。
やさしく弾むような弾力の、寝心地の良いシモンズ社製のベッドでは、ゴロンと寝ころびながら窓の外の眺望を楽しむことができます。
大きなTVは角度が変えられ、お部屋のどこにいても見やすいように調節可能。
Netflix等も視聴できます。
部屋の右手には、大きなウォークインクローゼットが。
ロングワンピースをたっぷりかけても余裕の広さで、荷物の多い女性同士の旅だって大丈夫。
「次のディナーには、何を着ていこう?」そんなことを考えながらここでお気に入りのワンピースに着替えるのは、とても胸の高鳴る瞬間です。
クローゼット内にヨガマットが置いてあったので、朝テラスでヨガをしたらとても清々しそう!
お部屋の外には、大きなソファをおいてもなお寛げる、広々としたテラスがついているんですよ。
全ての客室が南向きで、1階と2階はフォレストビュー、3階と4階はスカイビュー。
小高い丘に建つ『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田 』の高層階からは、テラスの向こうの佐久平、そして遠くの山々まで、そのまま浮遊し飛んでいけそうな絶景が見られます。
バスルームでは半露天で温泉を堪能
この絶景を楽しめる、もう一つの場所がバスルーム。
扉を開けてすぐのところには、2人で並んで身支度をしても悠々使えるダブルシンクの洗面台が。
ヘアケアとスキンケアのアメニティは、なんとWaphytoでした!
Waphytoのアメニティがおいてあるホテルを見たのは、初めてかもしれません。
ナチュラルコスメ好きの方ならきっと名前を聞いたことがある人もいるでしょう、植物療法の第一人者である森田敦子氏が立ち上げた、植物バイオメソドロジーブランド。
これだけでも、お部屋においてあるもの1つ1つへのこだわりの程がうかがえます。
ドライヤーはクレイツ。
希望の温度に変えられるところも、女性には嬉しいポイント。
ガラスの扉を開けると、レインシャワー付きのシャワーブース。
そしてその向こうには、緑の絶景を望む大きな石造りのバスタブが。
『THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田』には、全ての客室にテラスと温泉が備わっているんです。
窓を開ければ、半露天風呂に早変わり!
この絶景のプライベート風呂を満喫すべく、夜だけでなくぜひ朝にもバスタイムを。
バスタブの中は腰掛けられるベンチのような作りになっており、ゆったり温泉に浸かりながら、目の前に広がる景色を堪能することができます。
バスルームに置かれていた可愛いリボンは、「ヒノキリボン」。
ひのき製品の制作過程で排出されるかんなくずを再利用した、サスティナブルなアイテム。
お湯に浮かべれば、バスルームにほのかにヒノキの香りが漂います。
一緒に置かれた小袋は、あせもや湿疹が気になりやすいじめじめしたこの季節にぴったりの、薬湯のどくだみ湯です。
梅雨の時期の特別なギフトなんだそう。
ひのきの香りと森の息吹を感じながら、深呼吸して温泉につかる。至福のひと時です。
充実のルームバー
ルームバーのコーナーに置かれているのは、さまざまな種類のこだわりのドリンク類。
信州のりんごを使ったオリジナルアップルティーに、ネスプレッソ、そして御代田に店を構えるコーヒー専門店「豆玄」のコーヒー豆。
コーヒーミルとサーバーセットも揃っていて、お部屋で好きな時に挽きたてのコーヒーを飲むことができます。
冷蔵庫のソフトドリンクはフリーです。
お茶請けにはおかきと、なんと麦チョコが置かれていました。実は御代田は麦チョコの発祥の地なんだそう。
テーブルの上には、長野県産のりんごや神津牧場のバターを使用したフルーツケーキも。
早速、コーヒーをひいてお茶の時間にしましょう。
ゆったり配置されたソファーに座って、一面に広がる森の緑を眺めながら、時間をかけて豆から挽いた美味しいコーヒーを味わう。
ここにはまるで別荘にいるかのような、居心地のよい空気が流れています。