こんにちは、Kiwakoです。
まるで韓国に行ったような気分になれる新大久保。
新宿からも歩いて行ける好アクセスで渡韓気分も味わえるこの場所に、海外のブティックホテルのようにおしゃれな『Cen Diversity Hotel & Cafe(セン ダイバーシティ ホテル & カフェ)』があります。
おしゃれで居心地が良いだけではないのが「Hotel Cen」の最大のポイント。
海外旅行気分を感じながら、今までにない居心地の良さを体感できる「Hotel Cen」の魅力をレポートします。
目次
百人百様の生き方を尊重する「Hotel Cen」とは
「Hotel Cen」は、JR新大久保駅から歩いて5分ほど、韓国に迷い込んだかのようなコリアンショップが並ぶ百人町の一角に位置します。
とてもおしゃれなデザインが目を引くブティックホテルの「Hotel Cen」ですが、ただおしゃれなホテルというわけではありません。
「Hotel Cen」のコンセプト
「Hotel Cen」は、日本初のダイバーシティホテル。
国籍、性別、年齢に捉われず、すべての多様性を受け入れるホテルです。
“百人百様の行き方を尊重し、人種や国籍、宗教、性別にとらわれずすべての人に寄り添う”をコンセプトとしています。
ホテルが位置するのは新大久保の百人町という住所で、この立地も「Hotel Cen」のコンセプトと見事にマッチしているよう。
そして、「Hotel Cen」という名前も、ラテン語で百を意味する「Centum」から由来しているそう。
誰もが受け入れてもらえるという安心感のあるホテルです。
「Hotel Cen」のダイバーシティへの配慮
「Hotel Cen」では多様性を重視し、ダイバーシティへも配慮したサービス、施設を提供しています。
例えば、お手洗いは「Boys/Girls」と分かれているのではなく、「All Gender」になっています。
お手洗いが「All Gender」であることは、どんなお客様にとっても大きな安心感に繋がりますね。
また、チェックイン時にホテルに伝える情報には性別がありません。
どの性別の方でも受け入れるというホテル側の考えであり、LGBTQの方にとっても嬉しい配慮ではないでしょうか。
スタッフの方も多国籍なのが「Hotel Cen」の特徴。
ホテルに滞在するだけで、日本人に限らず、いろいろな国の人に出会える貴重な機会にもなります。
そして、「Hotel Cen」は、エントランスが大きなゲートになっています。
そのため、ホテルの敷地内が外から丸見えということにはなりません。
外から不用意に覗かれることがないという安心感も、LGBTQの方には嬉しい配慮だそう。
LGBTQではなくても、通行人にジロジロ見られずにゆっくり過ごせるのは、プライベートを守られているようで大きな安心感につながります。
ニューヨークのブティックホテルみたい!「Hotel Cen」のデザインに注目
「Hotel Cen」はコンパクトな作りではありますが、ディテールまでが凝っていて、ニューヨークの一角にあるようなブティックホテルを彷彿とさせます。
ホテルコンセプトメイクにはLGBT当事者の方をデザイナーとして採用しており、性別を超えての居心地の良さやおしゃれの感じ方が体現されていると思いました。
ニューヨークのアパートの一室を彷彿とさせる客室
客室に入ると、そこはニューヨークのアパートの一室のような雰囲気。
コンクリート打ちっぱなしの壁、ブラック×ホワイトを基調としたチタンやタイルを使ったデザイン、そしてアクセントになるのがウッドの温もり。
決して広くはないのですが、不思議と部屋にこもっていたくなるような快適さを感じます。
シャワーブースとトイレはガラス張り! 目隠しのブラインドがあるので、友達同士で宿泊しても大丈夫です。
クローゼットがない代わりに、ベッド下にはスーツケースを置けるだけのスペースがあり、ハンガーラックもあるので冬でもコート収納には困らなさそう。
客室にはテレビがなく、その代わりに各部屋にタブレットが完備。
フロントとの連絡ができるだけではなく、YouTubeの視聴も可能です。
冷蔵庫、湯沸ポット、日本茶があるのでお部屋でリラックスしてティータイムを過ごすのも◎
アメニティは、アメリカのブランド「バッジュリーミシカ」のシャンプー、コンディショナー、ボディソープです。
ドライヤーや女性用アメニティとしてコットンや綿棒も完備。
また、フロントでお願いしたら、ストレートアイロンとしても使えるコテも貸していただけました。
旅行となるとヘアアイロンやコテも女性にとっては必需品なので、フロントで借りられるのは嬉しいですね。
ロビーのアートは注目アーティスト小松美羽氏
ロビーでは、圧巻のアートがお出迎えしてくれます。
こちらは、今注目のアーティスト小松美羽氏の作品。
小松美羽氏は、神獣など日本の伝統的な文化に、現代的な芸術感を融合させた力強い作品が特徴的なアーティスト。
1対の2羽の鳥は、2018年にGINZA SIXオープン1周年記念イベントにて、小松美羽氏がライブペイントで描いた作品。
この作品を観られるだけでも「Hotel Cen」を訪れる価値があると思えるほど、パワーを感じられる作品がロビーを彩ります。
一目でわかるピクトグラム
「Hotel Cen」が多様性を受け入れていることが視覚的にもよくわかるのが、ところどころで使われているピクトグラム。
ピクトグラムとは、いわゆる絵文字の一種で、視覚だけで情報を伝えられる優れものです。東京オリンピックでも話題になりましたよね。情報手段としてはもちろん、デザインとしても見ていて可愛くて分かりやすい!
日本語が分からなくても、英語が分からなくても、ピクトグラムを見ればそれが何を示しているのか分かるので、どんな国籍の方が泊まりに来ても安心してホテルに滞在できるのだろうと感じます。
フォトジェニックなウォールアート
「Hotel Cen」の外壁のウォールアートも注目です。こちらは半年に1回くらい描き替えられているそう。
今の作品は日本人アーティストのもので、おしゃれなうさぎが目を引きます。
滞在の方はもちろん、このフォトジェニックなウォールアート目当てに訪れる人も多いのだそう!
「Hotel Cen」の施設・サービス
「Hotel Cen」では、快適に過ごせるような設備、サービスが整っており、感染症予防対策もしっかり取られています。
非接触でコロナ対策も。端末でのチェックイン
「Hotel Cen」ではコロナ対策もしっかりと行われています。
そのひとつが、端末でのチェックイン。
スタッフと会話することなくチェックインが可能なので、飛沫感染対策にも。
チェックアウトもこちらの端末で簡単にできてしまいます。
百人町という地名に因んで、色々なデザインの「人」という文字が並んでいるところがとても可愛く、細部までのこだわりを感じさせます。
完全予約制のバスタブ付き浴室
ホテルの客室にはバスタブがなく、シャワーブースしかありません。
その代わりに、ホテル2階にはバスタブ付き浴室が2部屋あります。こちらは、完全予約制。
シャワーだけでは疲れが取れない、ゆっくりお風呂に入りたいという方はもちろん、子連れでバスタブがないとお風呂が不便という方にも安心です。
最終受付は22時で、鍵はフロントで借りることができます。
出張や長期滞在にも!コインランドリー、電子レンジ
また、同じく2階にはコインランドリーがあります。洗濯、乾燥もできるので、長期滞在でも便利ですね。
電子レンジもあるので、周りのお店でテイクアウトしたものを温めることも可能。
Uber Eats などの出前をオーダーした場合は、ロビーで受け取ることになるので、そのまま2階に上がって温め直しということもできます。
コインランドリールームには作業スペースもあり、出張利用の方はここで仕事をする人もいるのだそう。電源もあるので、PC作業もできます。
カフェだけの利用もOK!「Cen Cafe」
「Hotel Cen」には「Cen Cafe」というカフェが併設されています。
こちらは、宿泊客はもちろん、カフェだけの利用もOK。
カフェ内はそんなに広くないのですが、1階〜3階にそれぞれテラス席があり、お天気の良い日はテラス席利用がおすすめです。
私は、宿泊翌日にお邪魔して、ロイヤルミルクティーをいただきました。
カフェもWi-Fi完備なので、美味しいドリンク片手に仕事をしたり、打ち合わせをしたりという使い方も可能です。
ダイバーシティを実感。自己肯定感が高まる「Hotel Cen」
例えば、ラグジュアリーホテルに泊まると、その高級感はもちろん、おもてなしやホスピタリティに感激するかもしれません。
「Hotel Cen」はラグジュアリーホテルではないですが、一人一人に寄り添ってくれることが分かり、その人に合ったおもてなしの心が伝わるホテルでした。
施設やサービスのちょっとした細やかな配慮はもちろん、ホテルにいて疎外感や緊張感を感じずに「ほっとできる」そんなホテルです。
それは、どんな人の生き方も尊重し、多様性を受け入れ寄り添うというホテルのメッセージをしっかりとスタッフの方も体現されているからかなと思いました。
ちょっとニューヨークの一角にいるような気持ちになって、温かな気持ちのおもてなしを感じ、自己肯定感が高まる。
そんなステイができるのが「Hotel Cen」。新大久保ならではの、韓国街歩きも楽しめて、女子旅にも一人旅にもおすすめです。
住所:東京都新宿区百人町1-5-19
TEL:03-6278-9901
アクセス:新大久保駅徒歩5分、大久保駅徒歩5分、西武新宿駅徒歩5分
Kiwako @Tokyo