こんにちは、Mugiです。
毎月のように海と山と野の幸の旬が到来し、美食家達が春夏秋冬リピートして訪れる、山形県庄内地方。
日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定された、日本有数の豊かな食文化を誇る鶴岡市を有するエリアでもあります。
全国どの地域も、特産品はあるもの。しかし庄内ほどどの季節に行っても食べるべき旬の物に溢れた地は、他にはないのではないでしょうか。
1度の旅ではとても食べ尽くせず、羽田から1時間で行ける手軽さも相まって、リピーターになること間違いなし!
この豊穣の地の魅力を体感しながら、夏のフルーツと海の幸を中心に庄内の食を堪能できる、おすすめグルメスポットを取材してきましたのでご紹介します。
目次
味良しコスパ良し!一度食べたら忘れられない「JA鶴岡」の庄内砂丘メロン【鶴岡】
山形の果物というとまず、さくらんぼが思い浮かぶ人も多いと思いますが、庄内平野は日本有数のメロン産地でもあります。
日本海沿岸に広がる水はけのよい庄内砂丘は、メロンの栽培に最適。そこに日本酒にも使われる良質な雪解け水の地下水と、朝晩の寒暖差の大きさが合わさり、糖度の高い甘くておいしいメロンを作り上げてくれるのです。
様々な種類のメロンが栽培されていますが、中でもイチ押しはJA鶴岡オリジナル品種である青肉の「鶴姫」、赤肉の「鶴姫レッド」。
(写真左:鶴姫レッド 写真中央:鶴姫)
どちらも網目の盛り上げがよく糖度も高く、贈答用にも使われる高品質な品種でありながら、コスパの良いところも人気の一因。
産地外のお店にはあまり出回ってはいませんが、遠方からでもJA鶴岡のオンラインショップ「だだぱら」で購入可能です。
しかしせっかく行くからには、直接買いたいですね。
夏のメロンの収穫時期に庄内を訪れたら、ぜひJA鶴岡のメロン直売所へ!(※試食は行われていません)
鶴姫はしっかりした肉質で、糖度が高いながらも爽やかで上品な甘さ。一口食べただけで特別なメロンだとわかるこの口当たりは、贈答用にぴったりです。大切に一口一口食べたくなるメロン。
鶴姫レッドは、おなじくしっかりした肉質で糖度が高く、そしてコクのある甘さが特徴。噛んだ瞬間に、口の中にジューシーな甘みと香りが口いっぱいに広がります。
思わずもう一切れ食べてしまうこと間違いなしの、一度食べると忘れられない美味しさです。
住所:山形県鶴岡市茨新田1-4
庄内空港からは車で約7分
営業時間:午前9時~午後5時(~8月上旬まで)
「月山高原 鈴木農園」で有機認定ブルーベリーの収穫体験【鶴岡】
四季折々のフルーツが楽しめる庄内地方、今の時期はブルーベリーが食べごろを迎えています!
その収穫&食べ放題体験ができるのが、日本最大級の規模を誇るブルーベリー畑「月山高原 鈴木農園」。
出羽三山に囲まれた、自然豊かな町・山形県鶴岡市羽黒に位置します。
東京ドーム2.5個分の敷地に、40品種1万本のブルーベリーが栽培されており、その一部が収穫しながら食べることができる観光農園「月山ブルーベリーパーク」に。
鈴木農園のブルーベリーは全て有機JAS認証をうけているため、安心安全。摘んだものをその場で口にすることができます。
収穫体験のコースは1時間、または2時間。
敷地内を自由に歩き回り、好きなだけ摘んで食べていきます。
甘みの強いもの、爽やかなもの、中には500円玉を超える大粒の種類も!
黒くなっているものが食べごろです。
2つ3つと摘んで口に含めば、弾むように果肉がはじけ、ジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。
摘みとられた瞬間の、果実の恵みを味わえる幸せ。
たまに間違えてまだ赤い酸っぱい実を食べてしまうのも、また楽しい体験です。
一部には背丈を超えるほどに育ったブルーベリーの小径も。ブルーベリー畑に迷い込んでしまったような幻想的な雰囲気です。
緑の木立の間を散歩しながら、気の向くままに木の実を摘んでは口に運び、丘の上の東屋で一休み。
まるで遠い昔に外国の絵本の中で見た、物語りの中の世界のようではないですか?
月山高原の標高250メートルのところにある鈴木農園、その高台の東屋から眺める景色は絶景です。
庄内という土地の美しさと、摘みたての果実の恵みを夢中で味わい、あっという間の1時間。
最後はブルーベリージュースを頂き、ホッと一息ついて収穫体験は終了です。
オープンしているのは7月上旬~8月上旬。
シーズン中は「月山ブルーベリーパーク」ののぼりが目印です。
住所:山形県鶴岡市羽黒町上野新田字上台80
庄内空港からは車で約35分
TEL:0235-62-4042
期間:7月上旬~8月上旬
開園時間:9:00~1700
料金
1時間コース:大人1,500円/子供500円
2時間コース:大人1,800円/子供800円
「フルーツショップ青森屋」のカフェで頂く果物屋さんが作る至福のタルト【鶴岡】
そのまま食べても美味しい山形のフルーツを、果実あふれんばかりの可愛いタルトにしてしまった、女子にはたまらないカフェが「フルーツショップ青森屋」。
1階は果物屋で、社長自らが産地に赴き厳選した、山形産を中心としたフルーツを取り扱っています。
2階・3階がカフェに。
時期によってメニューは異なりますが、果物屋さんによって選び抜かれた、今が旬の果物を使ったタルトが何種類も勢ぞろい。
7月のタルトメニューの一例では、庄内産のいちごを使った「いちごみるく」、山梨産ぶどうシャインマスカットと庄内産浜王メロンをのせた「シャインマスカットと浜王メロン」、山形さくらんぼと鶴姫レッドメロンのタルトなど…。
サクサクのタルト生地の上には、たっぷりのクリーム、そして果汁滴る新鮮な果物がゴロゴロと。
見ているだけでよだれが出てきてしまいそうです。
こちらと一緒に味わいたいドリンクが、果物屋さんの作る「フルーツジュース」。
注文をうけてその場でつくるため、とてもフレッシュです。
夏の熱気で火照った体に、冷たく濃厚な甘酸っぱいフレッシュジュースが染み渡るよう…!
真っ白でシャビーな店内で頂く、零れ落ちそうなほどにフルーツののったタルトはとてもフォトジェニック。
写真を撮ったら、美味しいうちに頂きましょう。
一口食べた瞬間に笑顔のこぼれる、至福のタルトです。
ワイナリーを眺めながら美味しいワインを!「ピノ・コッリーナ松ヶ岡」【鶴岡】
「ピノ・コッリーナ松ヶ岡」はレストラン併設のワイナリー。
海外の丘にありそうなおしゃれな建物の中に入ると、目の前には青々と茂る葡萄畑の絶景が広がります!
こちらを手掛ける「エルサンワイナリー松ケ岡」は、2017年にこの地に葡萄畑を作り、2020年には初めてのワインを醸造。
その「鶴岡甲州2020」が「Japan Women’s Wine Awards 2022」の最高賞である「ダブルゴールド賞」や世界で最も影響力のあるコンペティション「IWC 2022」にて「COMMENDED大会推奨酒」を受賞するという、快挙を成し遂げているのです。
事前予約をすれば、試飲付きの有料のワイナリーツアーも可能。
ぶどうの木の下に沢山のクローバーが生えているのは、農薬や化学肥料を使わず、クローバーの力を利用し豊かな土を作っているからだそう。
醸造所では、重力を利用した自然に逆らわない醸造手法「グラビティ・フロー・システム」を採用。
ぶどうに負担をかけずに取り扱えるため、エレガントで特色のあるワイン造りが可能になっています。
こちらでは、ちょっと特別なワイン「ヴェスティートシエロ」の製造も。
ワインを持っているのは、「ANA SHONAI BLUE Ambassador」の方々。なんと現役のANAのCAとして乗務するかたわら、庄内に移住し地域の魅力を発信する活動もしているのです。
ANA SHONAI BLUE Ambassadorとエルサンワイナリー松ケ岡の連携の元、醸造されたのがこのワイン。
庄内の特産品である松ヶ丘シルクの生産過程ででるハギレを活用し、CAのスカーフにみたてたラベルをつけた、庄内の魅力が詰まった1本となりました。
ANAのクラウドファンディングのみで7/31まで購入可能です。
レストランで頂けるのは、ソービニヨン・ブランとシャルドネをブレンドしたフラッグシップ銘柄「フルフル」や、樽発酵のソービニヨン・ブランを使った、食の都 庄内の和食によくあう「テラ」など。
葡萄の葉の生い茂る今の時期、テラスから眺める景色は最高です。
丘の向こうに沈んでいく太陽を眺めながら、美味しいワインで楽しい旅の1日の締めくくりを。
住所:山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2
庄内空港からは車で約30分
TEL:Tel:0235-26-7807
営業時間
10:00~17:00 CLOSE
LUNCH 11:00~14:30 L.O
CAFE 14:30 ~16:00 L.O
DINNER 予約制