こんにちは、Remiです。
2020年3月に山口県長門湯本温泉に星野リゾートが誕生!ということで、
『星野リゾート 界 長門』(以下、「界 長門」)に宿泊してきました。
今最も予約が取りづらい旅館の一つと言われる大人気宿で、
星野リゾートのおもてなしと山口の伝統工芸や美食、
長門湯本温泉街の街並みを堪能しました。
目次
テーマは「藩主の御茶屋屋敷」。歴史ある温泉街に誕生した「界 長門」
かつて毛利藩の藩主が湯治に訪れていたと言われる長門湯本温泉。
山口県に数多く残る武家屋敷をイメージし、武家文化を体現した「界 長門」は、
重厚感のある佇まいで宿泊客を迎えます。
目の前には、温泉街の中心を流れる音信川(おとずれがわ)。
穏やかな小川には所々に飛び石が敷かれており、
どこか懐かしい気持ちにさせる、情緒豊かな光景。
川沿いの遊歩道も綺麗に整備されています。
そんなのどかな温泉街に面した「界 長門」の玄関口、「曙門」を抜けて、
ロビーのある本館へ向かいます。
(車で向かう場合、反対側にある駐車場からロビーへ直結です。)
音信川を望むロビーでチェックインを済ませ、いざ客室へ。
山口県の武家文化を体現した「界 長門」のご当地部屋
星野リゾートが手がける温泉旅館ブランド「界」の特徴の一つが、その土地の文化を感じる「ご当地部屋」。
全ての客室がご当地部屋となっている「界 長門」の客室は、山口県の武家文化を体現した「長門五彩の間」。
今回宿泊したお部屋がこちら。
長門五彩の間 和室(定員1〜3名、48㎡)
カラフルな柄や丸障子がユニークなとっても可愛らしいお部屋。
藩主が休む寝台をイメージした寝台は、一段高くなっており、格子で囲まれ、格式高い空間を演出します。
畳のリビングスペースは重心の低いソファとテーブルの落ち着いた空間。
シンプルながら伝統工芸が溢れる空間になっており、
違い棚には山口県の伝統工芸「萩焼」の作品が飾られ、
ベッドボードの華やかな模様は、山口市の無形文化財に指定されている「徳地和紙」。
客室の入り口にある壁飾りも山口の伝統工芸「大内塗」。
約600年前の室町時代、山口で栄えた大内氏に嫁いだお姫様が故郷の京都を恋しがったため、
京都から漆塗り職人を呼び寄せ漆器を作らせたことが始まりと言われています。
お部屋の鍵も大内塗の可愛らしい人形。
対の人形は、夫婦円満の象徴とも言われるんだそう。
バスルームには、洗面台とシャワー室。
バスタブはありませんが、大浴場があるのでシャワー室は利用しませんでした。
洗面台に各種スキンケアが揃っているのは、星野リゾートならではのおもてなし。
お部屋のテーブルにはアメニティセットが入った「界」オリジナルの風呂敷。
クローゼットには、館内や街歩きににも便利な「界」の館内着と足袋靴下。
お部屋で各種お茶やコーヒーも楽しむことができます。
今回は特別に、露天風呂付きのお部屋にもご案内いただきました。
長門五彩の間 特別室(定員1〜2名、72㎡)
「界 長門」に4室だけある特別室です。
他のご当地部屋と同様のしつらえに加え、専用の坪庭があり、
ガラス張りのバスルームの2口洗面台の奥には、大きな露天風呂!
大きな石風呂で好きなだけ美肌の湯を独り占めすることができる、とっても贅沢な空間。
露天風呂付きはとても人気で中々予約が取れませんが、
宿泊者はもちろん、大浴場で長門湯本温泉を満喫することができます。